名古屋市美術館
『アメデオ・モディリアーニ展』(2008年)



むかしむかし、ワタシが小学生の頃、
家にあった百科事典のお話……

別冊として「音楽」と「美術」の巻があり、
「美術」の巻には西洋の著名な画家の複製画が6, 7枚ついてました。
それらの絵の中で、今でもしっかり憶えているのは、
ゴッホの《ひまわり》と、モディリアーニの《黒いネクタイの女》。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《ひまわり》(参考作品)
キャンバスに油彩 1888年 100.5×76.5
SOMPO美術館


アメデオ・モディリアーニ
《黒いネクタイの女》(参考作品)
キャンバスに油彩 1917年 65.4×50.5
フジカワ画廊


この2枚が、
子ども心にひどく印象的だったんでしょうねぇ。

そのうちの一人、モディリアーニの個人展。
初日に出かけましたっ!
ワタシの好きな「エコール・ド・パリ」の画家ということで、ワクワク・ドキドキ。
しかも日本初公開の作品が、いっぱいピンクハート
(展示総数約50点)


イチ押しは《薔薇を持つ若い女》ですキラキラ


アメデオ・モディリアーニ
《薔薇を持つ若い女》
キャンバスに油彩 1916年 65×46
個人蔵

それまで気分的にそわそわして、見るのに集中できなかったのが、この絵の女性に微笑みかけられ、ホッと安心できたんですよ。
不思議ですね~~??


作品の構図は単純。でも、どれもみな奥が深ーい!
そして、どこかもの悲しい……


アメデオ・モディリアーニ
《カリアティード》
キャンバスに油彩 1911-12年 72.5×50
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


アメデオ・モディリアーニ
《ルネ》
キャンバスに油彩 1917年 61.1×50.2
ポーラ美術館


アメデオ・モディリアーニ
《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》
キャンバスに油彩 1918年 93×54.5
大原美術館


アメデオ・モディリアーニ
《召使いの少女》
キャンバスに油彩 1918年頃 152.5×61
オルブライト=ノックス美術館
風景写真 レンズ7


アメデオ・モディリアーニ
《緑の首飾りの女(ムニエ夫人)》
キャンバスに油彩 1918年 99.1×59.7
個人蔵


アメデオ・モディリアーニ
《髪をほどいた横たわる裸婦》
キャンバスに油彩 1917年 60×92.2
大阪新美術館建設準備室


アメデオ・モディリアーニ
《坐る裸婦》
キャンバスに油彩 1917年 114×74
アントワープ王立美術館


アメデオ・モディリアーニ
《横たわる裸婦》
キャンバスに油彩 1919年頃 72.4×116.5
ニューヨーク近代美術館


アメデオ・モディリアーニ
《ある男の肖像》
キャンバスに油彩 1919年 99×65
ひろしま美術館


アメデオ・モディリアーニ
《赤毛の少年》
キャンバスに油彩 1919年 92×55
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館


アメデオ・モディリアーニ
《母と子》
キャンバスに油彩 1919年 130×81
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館


アメデオ・モディリアーニ
《おさげ髪の少女》
キャンバスに油彩 1918年頃 60×45.5
名古屋市美術館

メトロポリタン美術館ニューヨーク近代美術館テート美術館ポンピドゥー・センターアントワープ王立美術館…と、名立たる美術館からの名品が並ぶなか、
名古屋市美術館所蔵の《おさげ髪の少女》だって負けてはいませんよぉグッ

みなさん、ぜひぜひ見に来てくださいね音符


『アメデオ・モディリアーニ展』
◆2008年4月5日(土)-6月1日(日)
 名古屋市美術館
・Twitter →
姫路市立美術館(兵庫)、岩手県立美術館に回ります)


名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

【モディリアーニ作品集】


【モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ】


・テーマ「エコール・ド・パリ」の記事一覧 →