愛知県美術館
『ミロ展 1918-1945』(2002年)



ワタシが知るなかで最も「音楽的」な画家の一人、
ジョアン・ミロ(1893-1983)キラキラ

バルセロナで最初の個展を開いた1918年頃から、
詩的な絵画世界がひとつの頂点に達した1940年代半ばまで……という、
彼の前半生に焦点をあてた展覧会です。
(展示総数約80点)


ジョアン・ミロ
《E.C.リカルトの肖像》
1917年
ニューヨーク近代美術館

ミロの写実的(?)な絵、初めて見ました!目
これはこれでとってもステキじゃあ~りませんか音符
落款風のサインと螺鈿っぽい色づかいがGood!


以下は、そのほかの展示作品キラキラ
初期の頃の絵柄は、セザンヌ風だったり、マティス風だったり、ピカソ風だったり…でした。


ジョアン・ミロ
《椰子の木のある家》
1918年
ソフィア王妃芸術センター


ジョアン・ミロ
《花のある静物》
1918年
ミルウォーキー美術館


ジョアン・ミロ
《室内(農婦)》
1922-23年
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館


そして、例の作風に……


ジョアン・ミロ
《アルルカンのカーニバル》
1924-25年
オルブライト=ノックス美術館


ジョアン・ミロ
《オランダの室内》
1928年
メトロポリタン美術館


ジョアン・ミロ
《絵画》
1933年
フィラデルフィア美術館


ジョアン・ミロ
《鳥の翼から落ちたひとしずくの露が蜘蛛の巣のかげに眠るロザリーの目を覚ます》
1939年
アイオワ大学美術館


ジョアン・ミロ
《湖畔のノクターン》
1942年


ジョアン・ミロ
《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》
1945年
福岡市美術館
風景写真 レンズ10


子どものような自由闊達な絵を描くひとだから、
とても純真な心の持ち主なんだろうな、と想像してたんですね。
ところが、ミロいわく、

私は絵画をことごとく軽蔑している……ガーン

でもまあ、
いろんな表情をしたミロに出会えて楽しかったわ音符
次は、彼の「星座」シリーズを全部見たい!です。


『ミロ展 1918-1945』
◆2002年10月4日(金)-12月1日(日)
 愛知県美術館
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(名古屋市東区東桜1-13-2)

【ジョアン・ミロ作品集】


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