友だちからオモロい本をいただきました。
どうもありがとう音符


『キャット・アート 名画に描かれた猫』(2012年)
シュー・ヤマモト著
求龍堂


おお~、表紙の絵は今まさに来日中の!
ヨハネス・フェルネーコ
《真珠のイヤリングをした少女猫》ね爆弾

ほかにも、ニャビンチ、ニャッティチェリ、ネコスケス、ニャンブラントなど、
巨匠猫画家による世界的猫名画が勢ぞろいにゃー
いや、オールド・マスターだけでなく古代から現代までの作品が楽しめ、ニャスコーの洞窟壁画に始まり、果てはミルナ(ミロ)、ポニャック(ポロック)、ニャンドリアン(モンドリアン)の抽象画までもが見事に「猫」の絵!
パロディも、ここまでやるとオリジナルに見えてきそう~目

それに、ナビゲーター役で猫美術評論家の
ウィスカー・キティフィールド氏(猫です)による解説がまたオモロいにゃー
たとえば、
ニャングルの《グランド・オダリスク》については、


ドミニック・ニャングル/シュー・ヤマモト
《グランド・オダリスク》
1814年

「オスマントルコでひときわ美しい猫がいると、オダリスクになることができ、サルタンに仕えたのだった。ターバン以外には一糸もまとわぬ姿で横たわるメス猫の体がなまめかしい。(今ではどんなに不器量な猫でも自分はオダリスクのようだと思っているのか、一糸もまとわぬ姿で家の中を闊歩しているのには閉口する)」

などとあって思わずニヤリニヤリ


著者のシュー・ヤマモトさん(本名 : 山本俊一さん 1948-)はアメリカ、ユタ州在住のイラストレーター。
2012年4月、この本『キャット・アート』で日本にデビューされましたキラキラ

掲載数は124点。
お気づきの通り、画家の名前と作品名もニャンコ系にゃー
個人的には「三毛ランジェロ」(そのまんま)が笑えるわ爆  笑
今後は日本の名画もたくさん紹介してほしいなぁ。
同じく猫画家のスーザン・ハーバートさんとどうしても比べられると思うんですが、
お互い、文字通り、作品の「毛色」が違いますから~。
パロディに興味のある方、猫好きの方は書店で手に取ってみてくださいね音符


で、、、裏表紙にはニャンクの《叫び》が…


エドワード・ニャンク/シュー・ヤマモト
《叫び》
1893年


ニャキテンシュタインの《メイビー》が…にゃー


ロイ・ニャキテンシュタイン/シュー・ヤマモト
《メイビー》
1962年


クニャムトの《キャッス》が…キスマーク


グスタフ・クニャムト/シュー・ヤマモト
《キャッス》
1907-08年


猫でも全然違和感にゃいね爆  笑


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【キャット・アート・ヒストリー】


【CAT ART美術館@西武渋谷店】


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