【一枚の絵・37】

三重県立美術館
『100の絵画 スペイン20世紀の美術』(1991年)より
アントニ・クラーベ
《アンコスとシグネス》
1987年 180×160



この展覧会には「ピカソから現在まで」というサブタイトルがついていて、今世紀初めから息の長~い制作活動を展開したピカソ、ミロといった巨匠たちから、80年代以降の若い世代の画家たちまでの作品が観られる!というので、わたしはダリを目当てに、ダンナはタピエスを目当てに出かけたわけです。

が……ダリの絵が1点しか出品されてなかったのでガッカリ汗
でも、なかなか楽しませていただきました。
現代美術は、なんでもアリ、やったもん勝ちっ!なので好きですドキドキ

タピエスもまあ、すばらしかったんだけど、今回の「一枚の絵」はクラーベの作品。
「賀正」「苦楽邊」「ま」「ど」なぁんてハンコがペタペタ押してあって、とってもユカイ。右上には大きく「ゆ」と書いてあるようにも見える…?
そーんなわけで、「アントニ君」同士の対決は、おちゃめっドキドキなクラーベに軍配があがりましたとさ。
(1991年10月)


『100の絵画 スペイン20世紀の美術』
◆1991年10月5日(土)-11月4日(月・振休)
 三重県立美術館
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(津市大谷町11)

【アントニ・クラーベ作品集】



【2011年・追記】
はい、では、タピエスとそのほかの作家の作品も載せておきましょう!キラキラ

アントニ・タピエス
《黒と白》
1967年 130×81


パブロ・ピカソ
《ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙》
1913年 46.3×38.4
アーティゾン美術館


オスカー・ドミンゲス
《シュルレアリスム的人物》
1937年 65×165


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