兵庫県立美術館
『ザ・コレクション・ヴィンタートゥール スイス発―知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂』(2010年)



「ヨーロピアン・モダンの秀作群、全90点が日本初上陸」

スイスの小都市ヴィンタートゥールは、資産家たちが数多くの美術作品を集めた優れた文化都市として知られます。
なかでも街の中核施設ヴィンタートゥール美術館は、ヨーロッパ近現代の美術を一望できる良質なコレクションを誇ります。
本展は、これまで国外でまとめて展示されることのなかったこの作品群を初めて大規模に紹介するものです。
出展作品90点はすべて日本初公開です。

(展覧会のチラシより)


というわけで、さっそく今回のお気に入り~キラキラ
(全8章、60作家、展示総数90点)


◆ フランス:ドラクロワから印象派、印象派以後の時代

アルフレッド・シスレー(フランス)
《朝日を浴びるモレ教会》
キャンバスに油彩 1893年 81.5×65.5
ヴィンタートゥール美術館


クロード・モネ(フランス)
《乗り上げた船、フェカンの干潮》
キャンバスに油彩 1868年 61.5×46.5
ヴィンタートゥール美術館


オディロン・ルドン(フランス)
《野の花》
キャンバスに油彩 1905-08年頃 65×50
ヴィンタートゥール美術館


◆ ドイツとスイスの近代絵画

アルベルト・アンカー(スイス)
《コーヒーとコニャック》
キャンバスに油彩 1882年頃 34.5×46.5
ヴィンタートゥール美術館


フェルディナント・ホドラー(スイス)
《ジュネーヴ湖畔の柳》
紙に油彩 1882年頃 43×33
ヴィンタートゥール美術館


◆ ナビ派から20世紀へ

モーリス・ドニ(フランス)
《エヴァ・ムリエの肖像》
キャンバスに油彩 1891年 55×38
ヴィンタートゥール美術館


エドゥアール・ヴュイヤール(フランス)
《室内、夜の効果》
キャンバスに油彩 1893年 46×38
ヴィンタートゥール美術館


ピエール・ボナール(フランス)
《婦人帽子屋》
板に油彩 1905年頃 41×33
ヴィンタートゥール美術館


ヴュイヤールの作品(油彩、テンペラ)は4点、
ボナールの作品(油彩)は6点展示されてます。
ファンの方は必見かも!?


◆ ヴァロットンとスイスの具象絵画

フェリックス・ヴァロットン(スイス)
《日没、オレンジ色の空》
キャンバスに油彩 1910年 54×73
ヴィンタートゥール美術館


◆ 20世紀:素朴派から新たなリアリズム

ジャン・ブロエ・ニーストレ(スイス)
《湿原のアカアシシギ(霧がかかった雰囲気)》
キャンバスに油彩 1911年 77.5×187.5
ヴィンタートゥール美術館

これ、日本画なのかと思った!目


アンリ・ルソー(フランス)
《花束》
キャンバスに油彩 1910年 55×46
ヴィンタートゥール美術館


表現主義(カンディンスキー、クレー、ココシュカ、ベックマン…)、
キュビスム(ピカソ、ブラック、レジェ、ル・コルビュジエ…)の作品もあります。
彫刻16点(ドガ、ロダン、マイヨール、ジャコメッティ…)も見応えアリですグッ


ルノワール作のブロンズ像、ドイツの印象派、スイスの画家たちの作品を見るのは初めてで、
「へええ~」「ふむふむ…」を連発してたワタシ。
すんごい大作!というものはないけれど、
小粒でもピリリと辛い、
山椒のような作品が揃ってますよ〜キラキラ


『ザ・コレクション・ヴィンタートゥール スイス発―知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂』
◆2010年10月21日(木)-12月26日(日)
 兵庫県立美術館
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