日本破綻の引き金~国債と金利とインフレと為替
また一つ、日本が破綻する引き金と
なるかもしれない事実をお伝えしなければなりません。
現在、IASB(国際会計基準審議会)によって
国際会計基準の見直しが進められています。
これは昨年秋のリーマンショック以降、
相次いだ米欧の金融機関の経営危機を踏まえ
財務内容の透明性を高めることが狙いです。
しかし、これがなぜ日本破綻につながるのか?
この見直しの中には、
「保有する有価証券の時価評価の範囲拡大」
が含まれています。
これまで、日本の会計基準は、
有価証券を以下の3区分に分類しています。
1.投資目的→時価評価 ○ 売却損益計上 ○
2.満期保有→時価評価 × 売却損益計上 ○
3.その他 →時価評価 △ 売却損益計上 ○
(△=価格が5割以上下落時のみ)
そして、時価評価の要否以外に重要なポイントがあります。
それは、上記すべての分類で「売却損益を計上できる」ということです。
そこで問題となるのが国債です。
日本の金融機関は大量の国債を保有しています。
(248兆円。2009年3月末)
そして、この国債は「3.その他」に分類されます。
ということは、これまで国債は
・5割以上下落品ければ時価評価が不要
・売却時に利益を計上可
出来たわけです。
つまり、
「下落しても評価損は計上せず、
本業が苦しいときは売却して利益を上乗せしよう」
という機動的な(都合のいい?)運用が出来たわけです。
しかし、IASBの見直し案では1.投資目的が2つに区分され、
1.投資目的①→時価評価 ○ 売却損益計上 ○
2.投資目的②→時価評価 × 売却損益計上 ×
となり、「時価評価はせず、売却益だけ計上」という
上記の機動的な運用が出来なくなる予定です。
となると、どうなるか?
機動的な運用が出来ないのであれば、
金融機関は国債を購入するメリットが薄れ、
国債の新規購入を控えるばかりか、現在保有している
国債を大量売却する可能性が出てきます。
そうなると、
・国債価格が暴落する(長期金利上昇)
・国は新たに借金が出来ない(引き受け先がない)
・売却により得た現金が市中に出回る(インフレ)
こととなり、
・住宅ローンや設備投資資金の貸出金利上昇で景気後退へ
・年間30兆円を超える国債を発行している国の金利負担上昇
・大量保有する金融機関の含み損拡大で金融不安へ
・国債で借金が出来ない国は大増税に踏み切る
・高インフレにより円暴落
といった影響が起こりえる状態となります。
(もちろん、必ず起こるというものではありませんし、
実際には複雑な要因が絡みますので、あくまでも
一般論としてお考えください。)
こうして皆様の知らない間に
日本破綻のリスクがまたひとつ増えています。
こうした背景があるにも関わらず、
国民の顔色を伺い、増税を匂わせつつ、
大量の国債を発行し続ける日本。
こんな日本で大丈夫でしょうか・・・
皆さんはどう思われますか?!
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