今日はアメリカの教育事情について少し。
アメリカは日本と異なり、国全体の教育カリキュラムがありません。
州が主体となってそれぞれの方針を決めていて、州の中がさらに各学校区(School District)に別れています。そして学校区によって休校日も夏休みのスタート時期も違います。
これにはびっくりでした。
夏休みのスタートも1週間ぐらい違ったりするので、今ならあの遊園地すいてるかも~!なんてこともあります。
息子が渡米したのは5歳。キンダーに入る年です。新学期は9月スタートなので7月生まれの息子は一番幼い部類。
ただでさえ小さい日本人。体つきはもう頭一つ分は違います。
カリフォルニアの場合、5歳からKinergarten、6歳から1st grade、小学校は5th grade (10歳)まで、6th ~8th(11~13歳)が中学校、9th~12(14-18歳)が高校です。
14歳から高校~ これまたびっくりです。
Kindergartenはこんな感じで小学校の一部です。
手前がKindergarten 奥が1st Grade以上の教室です。
Kindergartenは1年だけで、1st Gradeへの準備期間のようなものですね。
5歳からKinergartenに「入学できる」のですが、「入学できる」というのは親が入れたければ入れるし、入れたくなかったら入れなくて良い、ということです。私はてっきり義務教育スタートだと思って申し込みしたのですが、入れない親も少しはいるらしいです。
ホームスクールが認められる国なので、親の方針によって子供の教育も多様です。
そこで、通わせて分かった日米の学校の違いリストを一挙公開(笑)!
・入学式がない
親は朝ドロップオフして終わりちょっと拍子抜けですね。
・体操服もランドセルも名札も・・・何もない!
名前書きの苦行がいらない代わりに、何持っていけばいいのか最初は良く分かりません。
ランドセルの代わりに各自思い思いのバックを持っていきます。ガラガラ引っ張るキャリータイプが人気。中にはスナック&ランチを入れるミニバックと水筒を入れて。
鉛筆や消しゴムなどの備品は息子のスクールの場合クラスでの共同購入だったので、個人では買いません。新学期の準備がとっても楽!
・教科書がない!
文科省指定の教科書のようなものはありません。どういう教材を使うかは先生。学区やスクール単位で大まかな方針はあるのでしょうが、先生の考えによるところが大きいようです。
・親のボランティアが盛ん
親が教室に入って教材を整理したりコピーしたり、勉強を見たり?!とボランティアが盛んです。私もボランティアに入るようにしています。日本だと授業参観ぐらいしか教室に入れませんが、こうして教室に入ると子供たちの様子や今何を勉強しているのかが良くわかるので良い仕組みだと思います。
次回はキンダーの授業内容についてです