本当は手放す時が来ていることに気づいている ~カップの8~ | タロット占い&道歌・恋の歌 ~海棠 わき~

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桜井識子さんに感化されておみくじ帖なるものをつけています。
おみくじや古今の和歌、昔の人が残した道歌や恋の歌、
そしてタロットカードから得た教訓と感動を投稿しています。
現在はタロット修行中でタロット投稿多めですが、道歌やおみくじの歌投稿も頑張ります!

 

2枚引き 本日のお題カップの8と星(逆位置)

 

カップの8からメッセージ

 

あなたはある領域で長年頑張ってきました。その努力もあってその領域ではあなたは確かな実績を築き、高い評価を得てきました。

 

ですが、そろそろあなたはあなたが持っている知識・技術・地位を後進の人達に引き継いで譲り、自分は新たな領域を開拓する旅に出る時期に来ています。

 

誰しも今手にしている実績や評価を捨てて、新しい旅に出るのは怖いもの。でも、あなたは本当は、既に自分がその時期に来ていることに気がついていたのではないですか?

 

重い荷物を持っていたのでは、旅先の新たな地で手に入れたものを持つことはできません。惜しいけれど、今持っている実績や地位を手放して、勇気を出して踏み出してみましょう。

 

わきちゃん
 

今日のテーマカードは「カップの8」。

そして、2枚目のカードは「星」の逆位置です。

 

 

<本日のテーマカード>

カップの8

 

<2枚目>

星(逆位置)

 

 

 

■  カップの8(正位置)  ■

 

トロフィーのように並べられたカップを背にして、月明りのもと、その場を去っていこうとしている男の姿が描かれています。

 

 

わきちゃん
 

ところで、このカードとイメージが似ているカードを思い浮かべませんか?

 

 

  

 

左から、カップの8、ソードの6、カップの5、確かにこの3つのカードはなんとなく似ていますね。

 

 

師匠
 
 
 

一番右端の、カップの5の男は、悲しみ、失望感、過去の出来事に後悔があり、心が囚われていることを意味していたの。
しかし、どこかに去っていくわけではない。

 

 

真ん中のソードの6はカップの8に似ているね。カップの8も、画面のこちら側を背にして去っていく姿を表している。

 

 

 

ソードの6は、今いる場所に見切りをつけて新天地を求めて船旅に出る、その旅には協力者や先導者がついていることを意味していましたね。今回のカップの8もこの場を去る姿が描かれているのですが、どう違うのでしょうか。

 

では今日は「タロットバイブル-78枚の真の意味-」の解説を見てみましょう。

 

 

『カップの5』と違い、ここでは倒れたカップは1つもなく、何もこぼれてもいません。彼はただ、何かを手放して、次に向かうときが来たことを理解しているだけなのです。

 

このカードは、ある人間関係を終わらせる、あるいは仕事をやめる、引っ越す、その他人生に何らかの変化を起こす必要を理解する時であることを、あなたに伝えている可能性があります。

 

上の並んだカップに、隙間があるのに注意してください。彼は人生にかけているものを見つけに行ったのかもしれません。

「タロットバイブル-78枚の真の意味-」レイチェル・ポラック(著), 鏡リュウジ監訳、現代タロット研究会

 


小アルカナなのに、すごく重い意味があることにびっくりですね。それまで手に入れたものや頑張ってきたことを手放し、次のステージへとステップアップするのです。ソードの6とは違って自分の意思によってその場を去ろうとしているのですね。

 

 

あるいは、物理的に何かを手放すとか、現実的な境遇が転換することよりも、内面で何かを手放す、精神的にステップアップをすることを示しているかもしれません。ちょっと隠者のカードと似ていますね。

 

 

 

わきちゃん
 

けれど、せっかく築き上げてきたものを手放すなんて、このカードが出たら嫌だな。

 

 

今まで大切にしてきたものを手放すのは怖いですよね。でも、あなたがそれまで積み上げてきた経験まで失ったり、磨いてきた魂まで変わってしまうことはありません。勇気を出して次のステージに移りましょう。

 

 

 

■  星(逆位置)  ■

 

 

星のカードは大アルカナの勉強で1度学習しています。

 

 

「星」は、内面的な輝き、人の創造性や可能性を示すカードであり、当事者の希望が叶うことを直接伝えているカードではないことを学びました。

 

 

 

わきちゃん
 
裸の乙女が、人目も気にせず一心不乱に泉の水を汲み注ぎ続けていますね。

 

 

人の目や世間体を気にせず、純粋に自分の好きな物や好きなことに夢中になっていたり、人を思っている状態です。

 

一心不乱に好きなことに夢中になることで、その人の内面の輝きや創造性が人生を変えていく、努力が報われる可能性があることを示唆しているカードですね。

 

 

では、その逆位置ということはどういうことなのでしょうか。

 

1つには、裸になれていない=「人の目や世間体が気になり行動にブレーキがかかっている」意味があります。

 

もう1つ”一心不乱”という状態が行き過ぎている状態、つまり「過集中」という状態があります。「一心不乱になりすぎて、その他のことが全く見えていない」状態ですね。

 

 

 

では、今日のこの2枚の組み合わせ、みんなはどう読んでいくのかな。

 

 

クローバー登場人物紹介はここを見てね 

 

 

姫に片思いの
二郎太
 
 
 

【テーマ:恋愛(片思い)担当】次郎太
カップの8絶対引きたくないカードだ💦

 

カップの8
それまでの片思いに終止符を打って、未練を断ち切って新たな恋を探し求め旅立つ・・・私にはできないが。

星(逆位置)
常に子供の頃からずっと優等生だった私。人の目が気になり姫への好意や愛情を表に出せずにいる。

 

 

                                   

  姫 二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。

都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる

(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)

 

 

クローバー

 

都一のモテ男
頭中将
 
 

【テーマ:大人の恋】頭中将(不倫の恋を成就)

カップの8は男女の前向きな別れを意味してるのでは・・・?

 

カップの8
かの人とはお互い長い恋愛関係の時を過ごした相手ではあるが、今や恋だの愛だの相手を束縛するような関係ではなくなってきた。気心の知れた良き茶飲み友達ともいえる間柄に変わりつつあるよ。それがお互いとても楽。

星(逆位置)
とは言えその方は、ずっと宮中の高嶺の花と言われ続けた女性、その方と「茶飲み友達」だなんてカッコ悪い。そんな関係だと周囲に思われるのもなんか悔しい。

 

 

 

わきちゃん
 

【テーマ:仕事担当】わきちゃん

仕事ではたまにある状況ですね。

 

カップの8
長年自分が専門としてきた領域を、一切合切、若い人達に引き継いで自分は一から新たな領域を開拓する時期に来ました。

星(逆位置)
なのですが、新たな領域の開拓、新しい仕事の開拓は本当にキツい。一心不乱に頑張りすぎて周りが良く見えていない、視野が狭くなっているようです。

 

 

 

 

【テーマ:オラクル担当】

そろそろ何かを手放す時がきたね。

 

カップの8:
あなたはこれまで一生けん命頑張ってきて、ある領域で一定の成果を上げてきました。それは周りの人からも良い評価を受けています。ですが、人はずっと同じところにいてはだめ、その大切なものを手放して新たな旅に出ましょう。

星(逆位置)
「かつて自分は〇〇で評価を受けた人なのだ」、「私と言えば〇〇で有名だったのだ」。行く先には明るい未来や希望が待ち受けているのに、そんなエゴや自我があなたを足止めしてしまっています。

 

 

 

かって私はある仕事の技術を、子会社に移管するために出向していた時期がありました。それはすなわち、子会社の社員にすべての技術を移管したら、私はその仕事から離れることを意味していました。

 

10年以上なじんできた大好きな仕事だったから、かなりの葛藤がありました。それを失ってしまったら、自分にはその会社に存在する意味がないとすら思っていました。

 

10数年かけて築いたものを全部移管してまた元の会社に戻った私、最初は何もやることがなくて必要とされていない気持ちに焦りばかりが募りました。

 

新しい旅はまだ始まったばかりと言える状況で、やはり自分の存在意義を疑問に思うことが多々あります。

でも今は自分ならではの仕事を少しずつ見つけて、徐々に新たな居場所を築きつつあります。

 

あのまま前の仕事にしがみついていたら自分の精神的な成長は無かった、あの時はあれで良かったのだと今なら思えます。

 

 

師匠
 

人はある程度の実績を積んだら、その実績にしがみついてふんぞり返っていたくなるもの。だが、しがみついてばかりではそこから成長はないぞ・・・

 

 

▽タロット占い無料鑑定をしています。


 

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