24歳のときに、3ヶ月間、一人でヨーロッパを旅した。

 

バックパック一つで、予算はおそらく150万円から200万円だったはず。

育ててくれた祖母が亡くなって、すごく傷ついていて、それと向き合う旅になった。

その間、一人で色々と考えれたし、仕事も辞めていたから、何がこれからしたいのかな、どうやって生きていきたいのかって。

夢から覚めて起きたら、苦しくて泣いてたり、すごくその時に必要な旅だったんだなーと今でも思う。

 

まずは、イギリス。ロンドンに入って、まだ宿の場所も分からなかったから、

「ヤバイ本当に来てしまった〜」って一瞬思ったことも覚えてる。

コッツウオルズ、リバプール、スコットランドのエデインバラ、リバプールからはフェリーでアイルランドに渡った。

 

その後は、パリ、ポルトガル(リスボン)、スペイン(マドリード、バルセロナ)、イタリア(ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ)ドイツ (ベルリン、パーダボーン)、スイス(チューリッヒ)、オランダ (アムステルダムともう一つの都市、友達に会いに)、ベルギー、チェコ、バチカン市国、モナコにも寄ったり(順不同です)、疲れたけどあのときにこんな一人旅をして本当に良かったと思う。

 

若いときにはエネルギーが有り余ってるから、若いときにしたいことをするべきだね。

 

マドリードに入ったときには、テロ事件があった翌日でびっくり。

リバプールで仲良くなったマドリード出身のお友達と再会して、デモにも参加したけど、危ないデモに参加してイトコには心配かけてしまったけどね。

 

他は、ある本が大好きで、その場所を訪ねたりもしたし、その場所場所で知り合いになる他の旅人もいて、一緒に観光したり。

 

そして、最後はパリから日本に帰国したんだけど、地元のお友達がハネムーンでパリに丁度来てたからホテルに会いにいった。私は安物の宿、確か彼女たち夫婦が滞在してたホテルとは20倍?、もっとかな、の差額があったはず。貴重な貧乏旅行だった。

 

でも、良い思い出ばかりではなくて、パリの地下鉄で犯罪に巻き込まれて、お金を取られたこともあって、人間不信になったり、ジプシーの人に危うくお財布を正面から取られるところだった。そんな犯罪に慣れてないし、疲れてたし、しかも一人。

 

でもでも、それがあったからこそ、ニュージーランドの基本的な安全さ、安心さを実感する。もちろん、どこでも犯罪はあるけど、基本的に日本人と似てる部分がたくさんあるからね。

 

そして、毎日、宿を探したり、旅は楽しくても本当に疲れたから、今は毎日、住む家が会って、屋根があって、毎日決まって眠れるベッドがあることの有り難さも実感する。

当たり前の有り難さ、旅してなかったらあまり考えなかったかも。

 

だから、息子たちにはいつか世界を旅してほしい。

視野が広がるし、色々な価値観に触れられる。

様々な方向からも物事を見れるPerspectives を身につけて、優しい大人になってね。