彌生です…



 先程まで、ゴダール監督

 ブリジット.バルドー出演の映画

「軽蔑」を観ていました…



   この映画は何回か観ています…

   モラヴィアの原作も読んでいます…



   この映画のテーマは

 永遠の愛なんか無いという虚しさ

 そして、男女はたとえ愛し合っていても

 ほんの些細な出来事で

「軽蔑」の感情が芽生えたら

 もう取り返しはつかないという

 悲しい現実です…



 物語はこちら💁‍♀️




 ゴダール監督はこの映画を

 青、黄色、赤を基調にした美しい

 映像で、本来ならドロドロした

 男女の諍いを描きます…

   



 赤を基調に最初は愛し合っていた

 夫と妻を描き…




 夫は妻を敏腕プロデューサーの

 赤いアルファロメオに

 気乗りしない妻を乗せてしまい

 30分後にプロデューサーの家で

 落ち合います…



 気乗りしない妻を同乗して

 プロデューサーの車は走ります…



 30分後にプロデューサーの家で

 落ち合った妻はもう彼に対して

「軽蔑」の眼差しで侮蔑します…

 訳のわからない夫…





 30分前までは優しい眼差しで

 夫を見つめた妻の激変に

 夫は訳がわかりません…



   プロデューサーに媚びを売る姿が

 いけないのか?何がいけないのか?

 夫は混乱します…



   



 寝室での妻の眼差し…

   夫は妻を思わず平手打ちするのですが

 それがますます妻の眼差しに

「軽蔑」が加わるのです…



 ここでも、赤、黄色が基調で

 美しい映像です…

 



 冷め切った妻…



 妻の美しい裸体…

   妻の身体への未練…





 やがて、プロデューサーの招きで

 夫婦は彼のカプリ島の別荘へ

 招待されます、これも妻は乗り気では無い…




 妻はプロデューサーの船に誘われます…



 夫は送り出します…



 これが2人の決定的な離別に

 なるとは夫は想像しません…

   


 私から観ると「この夫はアホだな!」と

 思いますね、妻は迷っているんですよ

 何故、カプリ島へ行くのか?

 何故、船に乗せるのか?

 



 カプリ島の素晴らしい別荘

 ここでも赤と青のコントラストが

 美しいです…



 迷う妻…



 しかし、やはりプロデューサーと

 関係を持ってしまいます…




 目撃して茫然とする夫…


 

    ここでも青が基調の美しい映像です…

 



 日光浴をしている妻の所へ行く夫…





 もう、「他人」の眼差しです…





 妻を問い詰める夫…

   妻は夫に「あなたを軽蔑しているの!」と

 告げられます、「何故?」「死んでも言わない」

 夫は妻の心が全く理解出来ません…



 海に飛び込み泳ぐ妻…

   これは妻が夫から離別して

 一人で生きていく決意の象徴ですね…



 プロデューサーとローマに旅立つ妻…




 しかし、2人は事故で亡くなります…






 妻の最後の手紙…



    私が夫と離婚したのも「軽蔑」ですね…

「軽蔑」の心が現れたら

 もう、男女は無理だと思います…



    夫婦は修行だと言う方もいますが

 修行して何が得られるのでしょうか?

 男女、親子、友情、人間の様々な

 感情に「軽蔑」が現れたら

 もうそこで人間の感情は終わりです…



 夫や妻を愛せない方々

 是非ご覧になってみてください

 男女の愛の虚しさを描いた傑作です…



 




 バルドーが美しさの絶頂期でしたね…



   続きます……