彌生です…



 キングヌーの新曲の「泡(あぶく)」
    とても美しい曲ですね…



    2019年、メジャーデビュー以来
 破竹の勢いで駆け抜けた
 キングヌー…
    しかし、メンバーたちは
 疲労困憊して
 特に作詞作曲、プロデュースを
 全てを受け持つ常田大希は
 鬱状態になっていたといいます…



   確かにかなりの曲を量産していましたね
 アーティストの産みの苦しみは
 何となくわかる気がします…



    どんどん増えるスタッフ
 その人たちの人生を請け負い
 食べさせていかなければ
 ならない責任と重圧…



    常田さんは「もう紅白も出たし
 解散しようかな〜〜」
    と思う時もあったようです…



 その苦悩を乗り越えて
 一度原点に帰り上質な魂を
 込めて創りたいと思った曲の
 様です…



 


 ある、部屋の浴室にいる青年…
    彼は人魚の設定だそうです…


 



 海の中に飛び込んで行く…



    森山未來が演じていますが
 彼は演技、ダンス、素晴らしい
 表現者ですね…
    感嘆しました…


 


 美しい恋人との別れ
 彼女はもうこの世には
 いない様です…



 死にたくて、海を彷徨う
 人魚の彼…
   映像が美しいです…
 この頃の日本の曲の中でも
 出色ですよね、いや
 傑作です…



 死にたいのに、人魚だから
 水の中では死ねない悲しさ…
    しかし、森山未來さんは凄いです…


 美しい恋人の幻が現れます…


 愛し合った日々…



 しかし、彼女は朝日と共に
 消えて行きます…
    正に「泡(あぶく)」ですね…


 

 悲しむ青年…


 そして、また浴槽に身体を沈める
 悲しさ…



    あの夏の匂い
 仄かに歯痒い
 いつしか夢中で
 追いかけたのは影


 消えたね
 泡となり
 消えたの
 いつの間にか


 わかってりゃ
 もっとずっと一層
 清らかに
 溶け合ったのにね
 この気持ち


 跳ねたの
 魚と成り
 誰よりも
 軽やかに


 そのまま
 もっとずっと一層
 清らかに
 飛んでゆけたらね
 この気持ち

 
 この気持ち


 
 続きます……