前日のセンター試験でムーミン谷の舞台となった国を答える設問があって、話題になっていました。
フィンランドが舞台じゃない?
正解は原作者トーベ・ヤンソンの出身フィンランドだそうですが、ヤンソンさんは「ムーミン谷に住んでみたい。そう思った瞬間、あなたはもうムーミン谷の住人なのです。」と仰ったそうで、
また、現在の権利者の公式見解はこれに則り、ムーミン谷はフィンランドを含むどこか実在の場所にあるものではなく、現実とは別のファンタジーの世界だということです。
太字部分はいずれもムーミン公式サイトより引用
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じゃあ正解は「ファンタジーの世界」では?
といいたいところですが、それでも正解はフィンランド。
テストの正解は設問者の期待する答
国語のテストで「この文章を書いたときの作者の思いを答えなさい」という設問はよくありますね。
これについて『問題を作った人は実際に作者に聞いたの?』『作者が存命なら聞けるけど、物故者の文章を使う場合はイタコでも呼んで来るの?』と疑問に思っていました。
国語の先生に言わせると、この手の問いは「有名な作品なら研究されていて見解も一致してる」けど、結局は「作品を書いた作者云々ではなく、設問者の期待している答が正解」とのこと。
そう考えるとムーミン谷の設問も「正しくないけど設問者の期待するフィンランドと答えておく」のが正解。
結論。入試の世界も忖度。
しかし、ムーミンとか小さなバイキング・ビッケとか、いまの受験生は知らんでしょ?
フローレンの改名前はノンノンだけど、実は名前がなくてスノーク族のお嬢さんだし、、、
ハルバル父さんは激おこプンプン丸ですよ。
一年戦争において、大気圏外で破壊されたスペースコロニーの前端部分が落下した都市は?
とかセンター試験にならないかなあ
それでは皆様バッハハーイ!