今日は少し前にアニメが終わった、大人気ファンタジーコメディ漫画「葬送のフリーレン」です。


面白かったです☺️

アニメ観てから漫画読みました。



・内容

魔王討伐後の世界で長寿エルフが思い出ぽろぽろ。



・感想

アニメ時点で面白いなぁ〜☺️とは思っていましたが、アニメが想像以上に丁寧な作りだったんだなぁ、としみじみとする良い漫画でした。

何よりも戦闘がアニメだとド派手になっていて良い。漫画だと一コマで終わる事しばしばあって笑いました。


基本コメディですが、「受け継ぐ」とか「未来に繋げる」が根幹にある感じ良いっすね〜!人類の歴史って感じ。

話のメインになるのが基本的に「過去のあるキャラ」のおかげで泣けるぜ😭


13巻まで読んで特に好きだった話は「黄金の魔族」の話。

こういう絶対に相容れない存在が歩み寄った末に破滅するの…くぅ〜!堪らねえぜ!!!

魔族側が思ったよりも人間みが強くて、もうちょっとで分かり合えそうなんだけどな…って所までは行けてそうに見えるだけに本当に惜しいですね。

というか、一部の感情を「完全に理解は出来ないがそういうもの」と割り切ってしまえれば全然歩み寄れそうではあるんですよね。魔族と人間に種族的な違いが少なければ。

残念ながら魔族は人間よりも圧倒的に「力」が強く、寿命も相当な差がありそうなのでそこら辺がね〜噛み合わな過ぎるんですよね。

少数で力が強くなければ現代の「サイコパス」と存在としてはあまり変わらないんですよね、魔族。

魔族は基本マッドサイエンティストと思えば分かりやすいかな?自分の研究で出る犠牲よりも好奇心や探究心を優先させてしまう。

討伐された魔王も人間を理解したいと考えた末の行動で滅ぼし掛けたらしいので☺️っとしました。

ただ少ない分には犠牲者も少なく、長寿なだけなら人間側と共存する気があるならカリスマ性を発揮出来る可能性を持ち、力もあそこまでの隔たりが無ければそれこそトップの器ではあるんですよね。

黄金の魔族もコミュ強で人間を理解はしていないがどうすれば敵意を向けられないかを本能的に学習してそうだったのが本当に良い。

コミュ力は個体差がありそう(人間に興味を持てるかどうか)ですが、基本的には寄生獣の分かり合えないのが根底にあるのが魔族らしいので、それこそ寄生型で宿主となる人間と共存しなければいけないタイプとか余程特殊な魔族じゃない限りは人間に必ず害を成すという設定のおかげでどれだけ殺しても良心の痛まない「人類の敵」と認識出来るので良いですよね☺️魔女狩りみてえだな。


魔女といえば、人類が解明出来ない魔族特有の魔法を「呪い」と言ってるのめちゃ良いですね☺️

現実だと昔の「蛇の呪い(毒」とかですかね?

現代では明確に「毒」と分かっていますが「毒」と認識出来ていない場合は「蛇を殺した奴も死んだ」という結果だけが残るんですよね。この死んだ理由が解明出来ない場合「呪い」となるわけですね。

これを非常に分かりやすく漫画に落とし込んで、分かりやすく説明していて非常にワクワクしました。

ファンタジー世界の「魔法」とは現実の「科学」なんですよね。

フリーレン世界でも「古代の魔法は解明されきっていない」とか「よく分からないけど対症療法は出来る」とか言ってた筈です。

これは、古代→専門家に例えたりすると分かりやすいですかね?

私含めて、ほとんどの人間がインターネットの詳しい説明なんて出来ないと思います。一部の専門家が世界の仕組みをこねくり回して作ってくれたモノを享受しているに過ぎません。

その結果「パソコンの事はよく分からないけど、パソコンのこの症状は○○すればなんとかなる」のような「よく分からないけど対症療法が出来る」という状況が発生します。

何が言いたいかと言うと、葬送のフリーレンは知育作品としても非常に優秀なので子供に率先して見せたい作品だなぁ!!!と思いました。



・締め

ファンタジー世界の設定が非常に馴染み深い感じに仕上がっているのもあり、分かりやすく面白い!と思います。

過去のあるキャラの仲間との思い出や相容れない存在との歪な友情など、好きが詰まっていて非常に好感の持てる勧めやすい作品でした☺️


メインのフリーレン、フェルン、シュタルクの掛け合いも、ゆるゆるっとコメディしていて良いですね。

シュタルクのへたれ度合いは最高や!決める時は決める所とのギャップが堪らない。


好きになりそうなキャラは帝国にスパイとして潜り込んでる一級魔法使いの人です。


おわり