今日は先日アマプラに入ったホラー映画「女神の継承」です。



・あらすじ

タイ東北部、女神バヤンの巫女の姪に次代の巫女の予兆が…?

もしかしたら女神の巫女の継承を記録出来るかもしれない!

我々は貴重な巫女の継承を記録する為、アマゾンの奥地へと向かった…!



・感想

いや〜素晴らしい胸糞ホラーでした。

タイのエクソシストみたいな感じですかね?

全体的に現代版!って感じで良かったです。


胸糞悪い因習と家族仲の部分だけでも映画に出来そうな湿度でした。まあ、その部分だけだと私は見ないんですが…


とりあえず、呪詛と違って観るだけで呪いを拡散するタイプではないので、動物園方式で檻の中のライオン見てる感じで面白かったです。

タイに行くのは少し怖いと感じそうですが、引きこもりには関係ないな!



序盤から中盤は静かですが確実に精神を削ってくる演出や丁寧な説明でした。

「湿度高めの先祖代々の濃い呪い」というのが一応元凶っぽいですが、映画内で巻き起こる怪異現象は、それまで映画内で示された情報の収束だけでは足りないのでは?他にも色々と過去の因縁や家族達との絆(呪い)みたいな…

ある意味ホラー版の少年漫画と言えなくもない…?

終盤ではそこまでの静かで丁寧なモノが全部壊されていく様が気持ちが良い。

恐怖度よりも緊迫感が凄い。本当に生命の危機みたいなのを強く感じますね!!



楽しかったところ

カメラマンの呪い

生命の危機を感じるのですが、カメラマンのカメラへの執着がコワスギの田代くんを彷彿とさせる「命<カメラ」って感じでめっちゃ良かったです。カメラマンたちが狂わなかったのはカメラに呪われてるからなんやろなって。

自分が死ぬ時はカメラに収めなくては…!という意気込みを感じました。


タイの日常風景などが簡易的に観られて非常に良かったです。

牧歌的だけど近代的というか…

舗装されてない道とか都会っ子には新鮮!新鮮!って感じでした。


今日キャラ杉田が出てくる

女神バヤンの巫女さんだけでは対処しきれねーわ、となり協力してもらう為に「分かりやすいパフォーマンス儀式」をしている胡散臭い霊能者(杉田)の所に行く。

儀式の準備途中など様々なイレギュラーに冷静に対応していく所など胡散臭いのにカッコいい!

この人のおかげで映画の盛り上がりが出来てる感じがしました。

まあ死ぬんですけども。


みんな死ぬ

関わった全てが等しく呪われて狂った死ぬか、狂った人間に殺されるかする。素晴らしい!

バヤンの巫女(姉の姿)だけは焼き殺そうとマッチに火を点ける所は急に「人間臭さ」を感じて不気味さと面白さを両立してて良かったです。


何かと血が出る

女神の憑依?で巫女候補になり継承の儀式をするまで月経?が5ヶ月続くみたいな説明があるくらい、何かと血を流す。

霊的なモノ=血液か黒いゲロ

みたいになってました。






・締め

モキュメンタリー系なので画面酔いしやすいと酔います。

私はまあまあしやすいので、怒涛の展開の後半は面白いのですが画面揺れも激しくて休憩を小まめに挟みながら観ました。それでも怖さと緊迫感はさいこー…!


グロ!暴力!セックス!って感じの内容でもあるので、あまりお勧めはしやすくはありませんが、大変満足出来た映画でした。


おわり