最終日も曇り…

希望も込めて、最後だし曇ってるけどぎりぎりまで粘ろうと1.5時間延長もしました。
イエローナイフ6時発の飛行機に乗らなきゃいけないから、1時間半延長が精一杯。
トイレに行くのも、ティーピーに暖を取りに入る時間さえも惜しくて…その隙にオーロラが出たら、と。
寒さにじっと耐えて待ちました。
でも何も見えず…スタッフさんたちが、三脚レンタルの人は片付けて下さいと声かけ始めました。
オーロラビレッジ出発まであと10分を切りました。
はぁ…

やっぱり見られなかったなぁ。
と、しゃがんで自分の三脚をたたんで片付けながら、「負けて甲子園の土を拾う高校球児みたいやな…
」なんて思いました。

まだ5分粘れたのに、あまりにがっかりした私は、半分スネてたんでしょうね

もういい…

三脚を素手でたたんで、手が凍えて感覚なくなって来たから、ティーピーの暖炉にあたりに入りました。
手をかざして温め始めた時、入り口で大声で叫ぶ(多分韓国語)男性。
入り口付近の韓国の人たちがわ〜〜っと出て行く。
とっさに「オーロラ
出た⁉️」と感じてダッシュ



みんなが暗い空を見上げています。
ん

目を凝らして見ると森の木の上にすーっと白くて細い帯の様なのが一瞬見えて消えた。
みんなが話す言葉は分からないけど、オーロラっていうのだけは分かった。
あれ、オーロラなの

だったら、肉眼では見えない弱い光のオーロラがカメラに映るかも…

三脚出して立てる時間はない…すぐ消えるだろうから。
だからカメラだけ出して手持ちで撮った。
何も見えない暗い空に向かってただシャッターを押した。
興奮と寒さで震えが止まらない

2〜3分かなぁ…もう帰りますよと促され、泣く泣く撤収。
帰りのバスで見てみたけど、何も見えなくてガッカリ。

あと5分、三脚たたまずに待ててたらちゃんと見つけられただろうし、写真も撮れたはず

このオーロラビレッジでの3日間で、悔しい思いが爆発しそうになったけど、何度も何度もこの写真見ながら学んだよ。
何事も、最後の瞬間まで諦めちゃダメなんだ

って。
すぐ投げやりになる。
短気は損気…子供の頃からそうだった。

たった3泊のイエローナイフで⑩まで引っ張りました



後半は短めに、ナイアガラ行きます
