さっきいつでもいいって言ったじゃない!? | 嘉立 智・雇用環境整備士が伝えたい 心の整理術

嘉立 智・雇用環境整備士が伝えたい 心の整理術

一生懸命しているのに空回りしている。こんがらがった糸をほぐすように、心の中の大切な宝物を探します。

発達障害あるある⑧

昨今
水分補給は冬でも言われるようになった

だから
お茶や水、飲料を
オフィスに持ち込むことを OK とするところが
増えたと思う

いつでも飲んでもいいけど
ずっとお茶を飲んでいたらどうだろう
仕事をしてるようには見えない

また作業台の上に常にペットボトルがあったら
もしもこぼしたら
作業が台無しになる

いつでも飲んでいいとは言ったが
やはり TPO は考えなければならない

こんな事があった

昼休憩が終わり
5分前にベルが鳴り
さらに始業のベルが鳴った後
一斉に作業開始の時

ペットボトルでお茶を飲んでいたら
どう
見えるだろうか?

本人はいつでも飲んでいい
と言われたから飲んでるのであって
悪気は全くない。
開始のベルがなった直後でも
飲んではいけないとは気づけないらしい

早く仕事につけと怒られる
なんで?
となる

周りから自然に入ってくる情報を
キャッチする力が弱いために起こります
 
子供の頃
叱られてる人を見て
自分も同じ立場になったら
叱られるだろうと想像することができる
これが苦手な人がいるのだ

心理学の実験で苦手な人たちの特性としてこんなことがあります

お菓子の箱の中に代わりに
ペンを入れておきます
Aさんは入れ替えているのを見ています

次に
その箱を他の部屋にいた B さんが見たら
何が入ってると思いますかと
質問します

Bさんはお菓子が入っていると答えるでしょう

でも苦手なAさんは
ペンが入っていると答えてしまうのです

相手の立場になって物事を考える力が弱いため
常に自分中心の考え方になってしまうからです

だからといって悪気もないし
意地悪をするわけではありません
その特性に気付いたら
周りが合わせてあげる必要があるわけです

いろいろな
成功、失敗を怖がらず
体験し
数多くのパタンを習得させる事で
順応性が高くなります

だめだとか
出来ないと叱っても
意味がわからなければ
学べません

おかしいなあと感じたら
その行動の意図を
聞いてあげけてください

ダメなものはダメとはっきり
伝えてあげてください
そこから解決の糸口が必ず見えてきます

上司の皆さん
自分の観察力を試すチャンスです