もう少しで日が暮れる頃
月も顔を出している
正面から小学校3年生くらいの男の子が
こちらに向かってくる
ヘルメットから覗く顔
ちょっぴり頬赤くしている
その横の車道では渋滞した
車のエンジン音が響いている
脇道を渡るとき
左右を軽く
確認したと思ったら
彼は、さっと右手を
高らかに挙げた
私は
可愛いなあと思う反面
手をあげないで
気をつけてと願った
ふらついてはいない
何故なら、
自転車に乗っていたからだ
前を走る親は多分気がついていない
左に曲がる合図でもない。
スーと
走り抜けて行ってしまった
次に会えたらルールを伝えたいなぁー