可愛い右手 | 嘉立 智・雇用環境整備士が伝えたい 心の整理術

嘉立 智・雇用環境整備士が伝えたい 心の整理術

一生懸命しているのに空回りしている。こんがらがった糸をほぐすように、心の中の大切な宝物を探します。

夕方5時
もう少しで日が暮れる頃
月も顔を出している

正面から小学校3年生くらいの男の子が
こちらに向かってくる

ヘルメットから覗く顔
ちょっぴり頬赤くしている
その横の車道では渋滞した
車のエンジン音が響いている

脇道を渡るとき
左右を軽く
確認したと思ったら
彼は、さっと右手を
高らかに挙げた

私は
可愛いなあと思う反面

手をあげないで
気をつけてと願った
ふらついてはいない






何故なら、

自転車に乗っていたからだ
前を走る親は多分気がついていない

左に曲がる合図でもない。
スーと
走り抜けて行ってしまった

次に会えたらルールを伝えたいなぁー