交通の番人たち(10) | ころころな趣味。

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車両(組合せ)通行止め(310)
属性:規制  レア度:★★☆☆☆(総合)
意味:標識に表示されている車両は、通行してはいけません。

(このデザインの場合は、“二輪の自動車以外の自動車”と“自動二輪車と原動機付自転車”が通行止めとなります)

撮影数:[調査中]

関連標識:通行止め車両通行止め二輪の自動車以外の自動車通行止め大型貨物自動車等通行止め特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め大型乗用自動車等通行止め二輪の自動車・原動機付自転車通行止め自転車以外の軽車両通行止め自転車通行止め歩行者通行止め

神奈川県にて 2012年1月26日撮影

 

これまで紹介してきた通行止め系標識;

『二輪の自動車以外の自動車通行止め』(クルマのマーク)

『大型貨物自動車等通行止め』(トラックのマーク)

『大型乗用自動車等通行止め』(バスのマーク)

『二輪の自動車・原動機付自転車通行止め』(バイクのマーク)

『自転車以外の軽車両通行止め』(大八車のマーク)

『自転車通行止め』(自転車のマーク)

に描かれている6種類の乗り物の絵柄が2つ組み合わされた標識です。

 

標識の意味は見たまんまそのまんま、絵柄が描かれている種類の車両は通行止めになるというもの。

したがって、今回紹介したデザインだと、『二輪の自動車以外の自動車と自動二輪車と原動機付自転車』(=『自動車と原動機付自転車』=『軽車両以外の車両』)が通行止めになります。

言い換えれば、この道を通行できるのは歩行者と軽車両、そして路面電車(理論上)ということになります。

 

 

 

6種類のマークから異なる2種類を選ぶ組合せは、数学Aで学習する方法で計算すると、6C215通りと導くことができますが、クルマのマークとトラックのマーククルマのマークとバスのマークの組合せは理論上あり得ないクルマの絵柄には、バスの絵柄とトラックの絵柄の意味が含まれているため)ということで、実質13通りということになります。

その13通りの中に、一部を除いて非常にレアなものや設置が全く確認されていないものもあり、標識マニアの探求心をくすぐってくれる存在というわけであります。

 

 

現時点で僕が撮影している組合せは5種類!

 

山梨県にて 2012年3月30日撮影

 

トラックとバスの絵柄が組み合わさると、『大型貨物自動車』(大貨)/『特定中型貨物自動車』(特定中貨)/『大型特殊自動車』(大特)と『大型乗用自動車』(大乗)/『特定中型乗用自動車』(特定中乗)が通行止めとなります。

この組合せは最もよく見られる、平凡なものです。

レア度は★×1といったところでしょうか。

【車両通行止め】に補助標識【車両の種類(A)】の『大型等に限る』『大貨等・大乗等に限る』などを組み合わせても同じ意味になります。

 

 

静岡県にて 2011年11月13日撮影

 

この組合せは、バス&トラックほどよく見られるものではありませんが、高架やバイパスなどで一般的に見られます。

レア度は★×2といったところでしょう。

大八車と自転車の絵柄が組み合わさると、“普通自転車以外の軽車両”/“普通自転車”が通行止めとなります。…要は軽車両は全て通行止めというわけですな。

 

 

…で、今回冒頭でお見せした

クルマとバイクの組合せも、上記2つよりは珍しく、★×3レベルのレア度だと僕は考えております。

この場合、車幅が狭いバイクも通行止めにされるため、道路の幅で規制されることはあまりありません。

“車が通れそうな雰囲気だけど歩行者や軽車両のみを通行させたい道”で設置される場合や、“『居住者用車両を除く』の補助標識を設けて、ショートカット目的で閑静な生活道路を通ろうとする部外者をシャットアウトする”という目的で設置されることが多いようです。

 

こちらの標識の写真の全景はこのようになっており、河川敷に沿って整備された遊歩道とサイクリングロードを兼ねたような道路の入り口付近に設置されているため、今回の設置理由としては、前者のパターンに該当することになります。

 

 

 

 

一般的に見られるのは以上の3種類ですが、あと2種類の組合せが確認されております。

それらはどちらも★×5レベルの超激レア標識です!

 

 

東京都にて 2011年7月10日撮影

 

まずはコレ。

トラックとバイクの組合せです。

この場合、大貨/大特/特定中貨と“自動二輪車”(自二輪)/“原動機付自転車”(原付)が通行止めとなります。

規制が適用される時間帯からすると、夜間帯に住宅街をショートカットしようとするトラックや、暴走族の通行を阻止する目的のためにこの組合せが選ばれたと考えられています。

 

 

茨城県にて 2012年5月19日撮影

 

コチラもまた激レアで、バイクと自転車の絵柄が組み合わさっております。

この場合、自二輪/原付と自転車が通行止め、ということになりますね。

 

 

 

設置が確認されているのは以上の5種類のみですが、先述したように理論上では13種類の組合せがありえるので、あと8種類も存在しうるということになりますが…。

果たしてこれら以外の組合せは存在するのか!?

あったとしたらメチャクチャに珍しいなので、見つけた方は是非ご一報を。