草ヒロ趣味。

草ヒロ趣味。

このブログは、草ヒロ趣味人のころころが見つけた草ヒロを紹介するブログです。
たまに旧車やネオクラ(90年代車)、そしてクルマ以外のネタも紹介します。ごゆっくりどうぞ♪

皆さん、おはようございます。

結局、博物館のクルマは、屋外にいた四台を除いて一台も紹介することなく、このシリーズは最終回を迎えてしまいましたが、皆様はお楽しみいただけましたでしょうか(ああNJ号……)。

 

ヤードの旧車も紹介し終わり、博物館とヤードの間で発見した旧車も紹介し終わったということで、ラストは“そのどれでもない”クルマを紹介して終わろうと思います。

それは何かといえば……バス!

 

東北地方を鉄道で一周しようと思えば、当然田舎の町も経由するわけでして、その町に何がいるかと言えば、地元では見られないような古いバスの数々です。

地方へ行けば古ーいバスたちが未だ現役、という事実を知ってしまったがために、今回の旅行はバス撮影も兼ねることとなったのでした。

鉄道とバスは似通った点も多いため、『鉄道研究部』にもバス好きの後輩が何人かいまして、その後輩たちと共に駅前で撮影出来たバスの一部をぜひともご覧に入れましょう…!

あまりに沢山の古バスを撮影できて“しまった”ため、全てを紹介しようと思ったらいちシリーズが出来上がってしまう程になってしまいます。

…なので今回は、岩手県で見かけたバス3台だけチラ見せしてこのシリーズを終えようと思います。

 

今回紹介できない古バスたちは…まあ、このブログのネタがどうしようもないことになってしまった時に、ご登場いただくかもしれません笑

そんな時は来てほしくないものですが。。。

 

 

 

 

ボディ:富士重工業 R18型B

シャシー:日産ディーゼル KC-RM211GAN

1990~2001年式

岩手県にて 2015年8月1日撮影

 

富士重工業といえばスバルですが、実はバスボディの製造も行っていました。

いすゞや日野、ふそうなど…エンジンを作っているメーカーであれば基本的にどこでもボディを提供していたのですが、なかでも日産ディーゼル(現:UDトラックス)とは関係が深く、富士重のボディで中身は日デというバスが多いです。

今回、岩手のとある駅前で撮影出来た古バスは、みんな揃って日デのエンジンで富士重架装のバスでしたしね。

 

一台目に紹介しますのは、バスマニアの中でもファンが多いモデルの一つである、通称7E・8E。

7Eと8Eは正式にはR17型E/R18型Eといって別車種ですが、顔は同じなのでセットで扱われます。また、今回紹介する個体のように、ボディによってはR17型B/R18型Bと呼ばれるタイプもありますが、それらもひっくるめて7E・8Eと呼んでいます。

今回紹介するのは、R18型B。中型で観光型ボディということでR18型Bです。

 

詳細な型式は、搭載されているエンジンやバスのサイズ、ホイルベース、サスペンションの種類などで特定できます。

今回この記事を書くにあたってインターネットや文献をいろいろ調査したところ、素晴らしいサイトを見つけまして、そのサイト様を参考に型式を特定させていただきました。

 

 

 

ボディ:富士重工業 R18型E

シャシー:日産ディーゼル KC-RN210CSN

1996~99年式

岩手県にて 2015年8月1日撮影

 

お次に紹介するのはコレ。

…なんかこのバス、“ヘン”じゃないですか?

前や後ろは中型や大型バスと似たようなデザインなのに、車体長が異様に短い!

ちんちくりんで可愛らしいバスです。まるでチョロQのようですね。

 

やはりチョロQっぽいと思った人が多いのか、バスマニアの間では『チョロQ』という愛称で呼ばれています。人気もあって有名なバスです。

調べてみると、京王帝都電鉄が要請して日デと富士重が共同で開発したという、なかなか興味深い誕生経緯を持つバスだと分かりました。

 

『チョロQ』が出る前は、小型の路線バスというものはまだ一般的な存在ではなく、あったとしてもマイクロバスを改造した車体のみで、それは狭いわ車内高は低いわで路線バスとして乗るには不便なパッケージングだったそう。それに、お年寄りや体の不自由な方が乗り降りするには時間がかかるツーステップをもったものしかありませんでした。

そこで小型の路線バスを必要としていた京王は考えたのです。

普通の路線バスのように、さっと乗れるワンステップタイプで車内高が高く幅も広い、それでもマイクロバスのような取り回しのしやすいボディを持つバスがあれば、コミュニティバスとして喜ばれるのに…と。

 

かねてより小型路線バスの開発に意欲的だった日デが京王の話に耳を傾け、日デが懇意にしていた架装のスペシャリスト:富士重の力を借りて、なんとか小型路線バスの開発に漕ぎつけたのです。

それが、ここで紹介する日デのRN系。

ベースとなったのは富士重工業のR18E型です。8Eをベースに全長を7m以下に切り詰め、住宅街でも問題なく走れる取り回しの良さを実現し、そして乗り降りもスムーズにできると、京王からもお客からも好評だったそうです。

…そんなこんなで、京王だけでなく、他のバス会社にも導入されることとなったのでした。。。

 

このようにバスの開発にも意欲的だったUDですが、現在日本向けにはトラックしか販売していないというのが哀しいですね…。

 

 

 

ボディ:富士重工業 R21型M

シャシー:日産ディーゼル スペースアロー

KL-RA552RBN

2000~03年式

岩手県にて 2015年8月1日撮影

 

最後に紹介するのは、観光バスタイプの大型バス。

日デのスペースアローです。

日本製の大型観光バスは現在、ジェイ・バスが製造する日野 セレガ&いすゞ ガーラと、三菱ふそうが製造するエアロクイーンの二種類しかありませんが、ほんの二昔前は日デも富士重のボディをまとった大型バスを製造していたのです。

【はじめて見る方へ】
毎週月曜日に連載している当シリーズは、当ブログがこれまで連載してきたシリーズを振り返って紹介するシリーズでございます。
ブログが始まった2010年1月2日から、10周年を迎える2019年12月31日までに連載したシリーズの一覧表はコチラ
 
 
『チャリ探~東の方へ草ヒロ探索~』
シリーズNo.:026
連載期間:2012年1月19日~同年3月2日
連載回数:7回
連載形式:毎週土曜日/大連載計画PartⅠ
撮影日:2012年6月3日
ジャンル:チャリ探/地元探
紹介台数:7台

【日産:3 三菱:1 スズキ:3】
【草ヒロ:2 放置車:2 ヤード:1 現役:1】
 
○ 概要 ○
自宅から見て東方面の地域を自転車で探索したときの収穫を紹介するシリーズ。
地元を自転車で探索するときは、これまで自宅周辺か梅林や畑が広がる北方面の地域しか探索したことが無かったが、ある程度チャリ探の心得が分かってくるようになってくると、少し上級者向け(?)の地域を探索したくなるというのが人情というもの。
そこで今回は、急な坂道やつづら折りの道が多く、山あいに広がる集落もある東方面へと自転車を走らせることにした。 
平地が少ないため、やはり畑や梅林が北方面より広がっておらず、体力ばかりが消耗するだけで思うように収穫を得ることが出来なかった。…しかし、これまで父親とクルマで走ることしかなかった東方面の道路を自力で走り、探索まですることが出来たということに、大いなる自信が付いたので無駄な探索ではないと考えている。
そして、今回は時間と体力の関係で探索を続けることが出来なかったが、丘の上にぽつぽつと畑が広がっている地域を発見した。次回はその辺りも探してみると、更なる収穫が得られるかもしれない。
…うむ、これが草ヒロ探索というものだ。
ストビューも航空写真も使わなかった当時は、どこにどういった地形が広がっているのかということも、紙の地図から推測するしかなかった。自転車のカゴに地図を入れながら行っていたあの頃が懐かしい…。どこへ走っても新たな地形の発見があったものだ。

○ トピックス ○
自宅から見て東方面の地域を初めて自転車で探索
 
○ 紹介されたクルマたち ○ (紹介順)
 
○ 撤去された草ヒロ ○
未確認
 
○ BEST草ヒロ ○
【1st:エテルナΣ】

当時はよく分からずカメラに収めたが、後日近付ける道を発見したので近寄ってみると、結構珍しいクルマだと分かった。
2代目エテルナΣは未だにこの個体しか見たことが無い。
家の軒先で安らかに眠っていた彼は、今頃どうしているだろうか。
 
【2nd:Be-1】
知名度の割には現在全く見かけなくなったクルマ。
元々キワモノ扱いされるクルマであったため、物置草ヒロとして見ることはまずない。この個体も、廃墟の駐車場に放置されていたものだ。

【3rd:ジムニー(シルバー)】
珍しいというわけでもないが、お店の看板代わりに使われている姿に感銘を受けたためBEST草ヒロとした。
草ヒロがこうして活躍している姿を見ると、目が細くなるものだ。どことなくアメリカンな雰囲気漂う店だった。
 
 
○ 次回予告 ○
『チャリ探~北の方へ草ヒロ探索~PartⅢ』シリーズ

現在とは異なり大連載計画が始まった当初、土日はチャリ探を連載する曜日だった…!
…というわけで、次回紹介するシリーズはまたしてもチャリ探!
やはりころころンちから北方向に広がる地域が一番草ヒロが転がっているのか、『~北の方へ草ヒロ探索~』もついにPartⅢに突入!
一体どこまで続くのか~!?

日産 ダットサンバネットラルゴコーチ

グランドサルーン ディーゼルターボ2000

サンルーフ(N-KEC120)

1982~86年式

山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影

 

ホイールキャップと布団が整然と積まれたバネットラルゴを発見。

屋根にはホイールとバンパーまでもが載せられており、自動車整備工場の物置かのようでした。布団は謎ですが…。

 

グレードはグランドサルーン。

バネットの上位車種であるバネットラルゴの中でも、最も高い位におわす最上級グレードでございます。

『自動車ガイドブック VOL.32』によると…なんとお値段、約208万円!

これは、ひとクラス上のクルマであるキャラバンコーチ/ホーミーコーチのDXやSGLよりも高いお値段になるという…まさに下克上状態。

 

バブル期の高級ワンボックスカーらしく、豪華な装飾品が賑やか。

カリフォルニアミラーだったり、サンルーフだったり、サイドデカールだったり…そしてリアゲートには多種多様なエンブレムやステッカーが躍っています。レースのカーテンもお上品ですね。

今やビリビリに破けて汚れてしまっていたのが、商用車ベースミニバンの栄枯盛衰を感じさせて、どこか哀しい気持ちなりました。

 

 

ボディを飾るステッカーやエンブレムの数々。

農園に立ち並ぶ木々の奥の奥…一台の白いネオクラが、こちらを鋭く見つめていました。

 

 

トヨタ ビスタ ハードトップ

1988~90年式

山形県にて 2015年7月19日撮影

 

その正体は、2代目ビスタの後期型でした。

カムリの兄弟車として登場した中型セダンのビスタですが、当時はトヨタ渾身の一台として鳴り物入りで迎え入れられました。

ビスタの名を冠した『ビスタ店』なるものが、ビスタ発売の2年ほど前に新設されたことからも伺い知れます。ここまで力を加えたクルマでもあるため売れないはずもなく、好調な販売が続いたといいます。

ところが、代替が進んでいった結果、現存数も年々減っていったのか、ビスタは見かけるクルマではなくなりました。なんたって、2代目ビスタはこれが初発見個体でしたから。2020年現在でも、現役含めてもコレしか見たことがありません。

 

ついさっきまで現役、いや、今まさに現役の状態であるかのように良好な状態を保っていますが、つい最近ナンバーが外れたのでしょうか。

ナンバーが付いていたら、農家の方が乗りつけた自家用車にしか見えなかったことでしょう。

本日紹介するクルマは…アレだ!

………

………

……って!

なんじゃありゃ~っ!?

 

 

 

 

 

 

 

トヨタ コロナFF

4ドアセダン(T150系)

1983~85年式

山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影

 

一体全体何が起こったか、奇妙奇天烈摩訶不思議、奇想天外奇々怪々な光景が目の前に広がっていました。

これにはころころもフォロワーさんも困惑。

 

のどかな田舎道をせっせこチャリ漕ぎしていると、土色の斜面に白色の物体が混入していることに気付きました。これにほのかな違和感を覚え、訝りながらも近付いていくと…なんとそれがクルマだったのです!

クルマが斜面に踏ん張っている…否、突き刺さっていると表現した方が正しいか…まあそんなことはさておいて、とにかくアレがクルマだと気づいた時は驚天動地、吃驚仰天の一心。何が起こっているのかよく分からない、その一言に尽きました。

 

ボディに落書きがされているというのもまた不可思議。

かなり色がかすれているので、相当昔に描かれたものと思われますし、ここまでずり落ちる前に描かれたものなのかも知れません。

 

 

車種はコロナFF。コロナがFF化された最初のモデルで、コロナとしては8代目となります。

枯草に阻まれてテールランプが見えにくいですが、恐らく前期型と思われます。

 

ちなみに、傍らには廃屋がありました。

このコロナとは何か関係があるのかは不明。

 

 

遠景画像。

この草ヒロの異質さがお分かりいただけるでしょう!

放置され始めた当初はもう少し上にあり、地震やら豪雨やらでここまでずり落ちてしまったのではないのか…と考えています。

よもや、アクション映画のワンシーンのように、大ジャンプして下から突き刺さったわけではあるまい…。

皆さんは、どのようにしてこうなったと思われますか??

日産 ダットサンバネットコーチ

ハイルーフ 1500FL(E-KHC120)

1982~85年式

長野県佐久地域にて 2015年12月27日撮影

 

初代バネットバン?

…いいえ、コーチです。

 

フロントを見れば角目なのでコーチと分かりますが、デカールも何にもない外見はバンそのもの。

それもそのはず。このコーチは、最廉価グレードのFLだったのですから。

 

コーチのようなバンベースの乗用モデルは、普段使いも視野に入れた業務用か、少人数の送迎用、或いは完全に家族サービス用のクルマとして購入するかのいずれかの人に向けて作られたモデルなので、基本的には中堅・上級グレードが売れ筋です。

しかしながら、『仕事として使うには目立ちすぎる』、『送迎バスとして使うなら少しでも安い方がいい』…といったお客の声も少ないながらあったことでしょう。そのニーズに応えた結果生まれたグレードがFLであると推測しています。

遭遇台数は圧倒的に少ないFLですが、多少なりとも需要はあったのではないでしょうかねぇ。

 

それにしてもこの草ヒロ、草ヒロと呼ぶには惜しくなるほど状態が良好でした。

ついさっきまで現役だったかのようです。

鉄チンホイールはさすがにヤレてきているようですが、太陽に照らされた銀色のボディは、まだその輝きを失っていないようでした。

 

 

 

ホンダ ステップワゴン

Wタイプ or Gタイプ

1996~99年式

神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影

※撤去されました

 

こんなクルマも放置されるような時代が到来したようです(もう五年も前ですが…)。

年式的に考えたら物足りないもので、当時はフロントだけを撮影してその場を後にしましたが、今からすれば、『何故リアも撮らなかったッ!?』と、当時の自分を問い質したくなってきます。

 

初代のステップワゴンなんて、最後に見たのはいつだっけなァ…と考えてみると、随分見ていない気がします。

当時はそれはそれは売れに売れ、ブームのようになっており、僕が小学生の頃でも未だにビュンビュン走っていましたが、現在は本当に見かけなくなりました。

アノ頃が懐かしい…。

 

 

ステップワゴンを紹介するのは初めてですので、クルマの解説と行きましょう!

ステップワゴンはフツーのミニバンに見えて、実にホンダらしいエポックメイキングなクルマでした。

ステップワゴンが登場した1996年は、1990年リリースの初代エスティマが発端となったミニバンブームがある程度落ち着いてきた頃のこと。

ミニバンと言っても、当時はまだタウンエースやバネット、ボンゴやデリカといった、商用車がベースとなったワゴン車が多い時代。

一応、バネットセレナのようにより乗用車っぽくなったミニバンも登場していましたが、それでも駆動方式は後輪駆動の商用車然としたもので、商用車ベースのミニバン同様に車内にはセンターコンソールがドンと居座っており、どこか窮屈な雰囲気でした。

 

そんなミニバン界に一石を投じたのが、ホンダです。

ホンダは登録車の1BOX型商用車を製造したことが無かったため、ミニバンブームには参戦出来ず大きく遅れを取っていましたが、ホンダがイチから造り上げた『ステップワゴン』という名の渾身の一台を投入します。

ステップワゴン…かつてホンダが製造していた、“生まれる時代を間違えたクルマ”の一つである『ステップバン』を彷彿とさせる名称は、ホンダのやる気を感じさせるには充分でした。

 

ホンダは昔から、本田宗一郎氏が提唱していたMM思想に基づいたクルマ作りをしてきました。

MM思想というのは、“マンマキシマム・メカミニマム”を略したもので、簡単に言ってしまえば『居住スペースを最大に、メカが占めるスペースを最小にするようなクルマ作りをしよう』…ということ。

すなわち、居住スペースを広くしたいときは、ボディサイズを拡大するのではなく、メカを小型化するか配置を工夫するかしてメカが居座る部分を小さくしましょうという考え方。

N360やシビックもその思想に基づいて作られましたし、最近のクルマで言えばフィットやN-BOXも完璧なMM思想によって生まれたクルマ。ホンダが昔から得意とするFFレイアウトも、MM思想に完全に合致するものです。

 

ステップワゴンも、MM思想に則って開発されています。

…というのも、一部(シャリオやプレーリー)を除いて皆後輪駆動を採用していたミニバンの常識を打ち破る、前輪駆動を採用したのです。

この発想は、ミニバンのベース車両を持っているメーカーにはそうそうできないでしょう。ホンダは、後輪駆動の商用車を作っていなかったからこそ、柔軟な姿勢で人が快適に乗ることができるようなミニバンを開発することが出来たのです。

スペース効率の良いFFは、ミニバンにとってはこの上なく理想的な駆動方式。FFにすることで、センターコンソールも一部なくなり助手席-運転席はウォークスルーに。そして居住スペースは拡大するばかりかフルフラットに。

タウンエース/ライトエースやバネットセレナが牛耳っていた5ナンバーハイルーフミニバン市場をひっくり返すほどのヒットを記録しました。この大ホームランを受けてトヨタと日産は、駆動方式をFFに改めた新型ノアと新型セレナの開発を余儀なくされたのです。

 

また、ステップワゴンの登場は、5ナンバーハイルーフクラスを超えた、他のクラスのミニバンにも影響を与えました。

大型ミニバンのエスティマやMPVはFFになり(エルグランドは己を貫きFRのままFMC)、グランビア/グランドハイエースはアルファードと名を変えFFになるばかりか、更にはプレマシーやトラヴィックといった新たなクラスのミニバンが登場する始末。

第二次ミニバンブームの到来です。

ステップワゴンがいかに偉大なクルマであるか、お分かりいただけたかと思います。

また、ホンダはステップワゴン登場の1年前にオデッセイ、4年後にストリームというこれまた革新的なミニバンを開発しており、オデッセイやストリームの登場によって新たに現れたミニバンも多いです。

 

 

そんな時代の覇者も、新型が出れば乗り換えられるのが運命(さだめ)。

このステップワゴンは乗り換えられずに生きながらえて来たようですが、野晒しにされてしまったようです。

ボディは綺麗ですが、タイヤはすっかりパンクしてしまっていました。

それと、初見で気になったのはホイール。

分かる方は分かるでしょうが、これは初代ノアのホイールキャップです。ライバルのホイールを身に付けさせられるとは屈辱モノですね…。

 

ちなみにこれはウィンカーがアンバーの前期型。

グレードはW, G, Nの3タイプ用意されていましたが、そのグレード判定が迷い所。

最上級のWか中堅のGかのどちらかなのは間違いないのですが、WとGの要素が混在しているので特定ができないのです。

まず、このステップワゴンはシルバーのモノトーンですが、Wは前期型において2トーンカラーしか選ぶことができません。それに、Wは鉄チンホイールではなくアルミホイールが標準装備されているので、ホイールキャップを装着することは出来ません。

ならGではないかと思われるでしょうが、スモークガラスはW専用のパーツ。

つまり、Wには無いカラーと装備品、Wにしかない装備品が混在しているというわけです。ちなみに、フォグランプとサンルーフはWでもGでも選べるオプションパーツですので関係ありません。

 

誰かステップワゴンにお詳しい方、もしいらっしゃいましたらグレード判定をお願いいたします!

バモスホンダ フルホロ(TN360)

1970~73年式

青森県にて 2015年8月2日撮影

 

道中で出会ったクルマPartⅡがコチラ。

草ヒロになったバモスホンダでございます。

バモスホンダはエポックメイキングでとてつもないインパクトを与えるクルマということで、博物館にはよく収蔵されていてイベントでもたまにお目にかかるクルマですが、草ヒロでいる所は滅多に見かけません。天然モノの草ヒロとなると尚のこと。

 

…この個体は、ヤードモノではありませんでしたが、隣に廃車のキャリイがいることから分かるように、純天然モノというわけでもなさそうです。…が、その様子は天然モノさながらですので、見つけたときは嬉しかったのなんの。

とても満足のいく一台でした。

 

バモスホンダはニッチカーながらも、意外と豊富なバリエーションのボディが用意されていました。

大別して二人乗りのバモス2と四人乗りのバモス4、幌が荷台までスッポリ覆われたフルホロ。そして、幌の形状もドア無しのものとドア付きのものの二種類あるため、合計6種類あることになります。

そしてこれは、幌の骨組みが荷台にもあるのでフルホロだと分かります。

 

…しかし、気になる点が一つ。

見ての通りシートが一つしかありません。つまり二人乗りということですが、フルホロは四人乗りのタイプしかないのでおかしいのです。

シートを取り外したという可能性と、バモス2をフルホロ仕様にした可能性の二通りありますが…とりあえずころころの直感でフルホロということにしておきます。

【はじめて見る方へ】
毎週月曜日に連載している当シリーズは、当ブログがこれまで連載してきたシリーズを振り返って紹介するシリーズでございます。
ブログが始まった2010年1月2日から、10周年を迎える2019年12月31日までに連載したシリーズの一覧表はコチラ
 
前回:
 
 
 
『秋の山梨西部探索~おまけの塩尻探索~』
シリーズNo.:025
連載期間:2013年1月25日~同年5月2日
連載回数:21回
連載形式:毎週金曜/大連載計画PartⅠ
撮影日:2012/10/21
ジャンル:カー探
紹介台数:23台

【トヨタ:5 日産:5 ホンダ:3 三菱:3 スバル:1 ダイハツ:3 いすゞ:1 日産ディーゼル:1 外国車:1】
【草ヒロ:8 放置車:2 ヤード:4 構内専用車:2 店舗:1 現役旧車:3 ネオクラ:3】
 
○ 概要 ○
すっかり秋の色に染まった山梨県を探索したときの収穫を紹介するシリーズ。
本来は山梨県だけを探索する予定だったが、思いの外時間が余ったため、少し足をのばして長野県の塩尻市も探索することにした。
いくら秋とは言ってもやはり草はまだまだ多く、思うように草ヒロに近付けなかったり、見つからなかったりもしたが、これから訪れる本格的草ヒロシーズンに備えてちょっとした予習が出来たのでまあよいだろう。

○ トピックス ○
初のクルマでの長野探索
 
○ 紹介されたクルマたち ○ (紹介順)
※1 ジープとアクティストリートはまとめて紹介
※2 ジュニアとエルフは二度目の撮影
 
○ 紹介されたクルマたち ○ (メーカー別)
~トヨタ~
今回トヨタは商用車とバスのみ。
初代ライトエースのハイルーフは少し珍しいか。
 
~日産~
日産は現役個体が多めだった。
パオのオレンジ色は珍しいと当時の私でも直感的に分かったのか、ちゃんと撮影出来ていて今更ながら嬉しい。
ジュニアは再撮影個体。以前は車内からブレブレの状態でしかとらえることが出来ていなかったため、意義の有る再撮影となった。
 
~ホンダ~
2代目アクティ前期の果樹園仕様車は必見モノ。
 
~三菱~
三菱は特筆すべきことはないな…。
 
~スバル~
今回は珍しくサンバーが見つからず、レオーネを発見することが出来た。
草ヒロではなかなか見られない3代目だ。直線的なボディがスタイリッシュ。
 
~ダイハツ~
ハイゼット系のみ。
まゆげはハイゼットではなくアトレーで、色はダークグリーンという見かけないものだった。
 
~いすゞ~
以前撮影した果樹園仕様と思われるエルフ。
前回はリアしか撮影出来ていない不完全燃焼この上ない出会いだったが、今回は場所が変わって綺麗にフロントを撮影出来た。
…と、同時に、こんな古いクルマが未だに動くのだということが判明して驚いたものだ。
 
~日産ディーゼル~
ブログでは登場回数が少ない日産ディーゼルのバス。
どうやらお店になっている様だ。新たな草ヒロの利用法の発見だ。
 
~外国車~
なんとびっくり、ジャガーの草ヒロを発見。
 
 
○ 撤去された草ヒロ ○
台(14台中)
【ジュニア】
 
○ BEST草ヒロ ○
【1st:ジュニア】
ジュニアは滅多に見られるクルマではない。縦目ジュニアはジュニアの中では最も新しいが、草ヒロで見かけたのは未だにこの一台のみ。
撤去された今となっては、近付いて再撮影しておいて良かったと心から思っている。

【2nd:ジャガー XJ6】
発見時は車種もよく分からず、なんとなくジャガーだろうと思っていたが、通りすがりの方がコメントしてくださったおかげで、ジャガーだということがめでたく確定した。
ヤードモノでもなく、放置モノでもなく、ちゃんと果樹園で草ヒロになっているのが素晴らしい。
あのジャガーも、山梨県にかかれば草ヒロになってしまうんだなァ…と意外に思う中学時代のころころであった。
 
【3rd:レオーネ】
3代目レオーネが草ヒロになっているという姿は、デザインからどうにも想像できず、これを見つけたときはそんなギャップある姿をお目にかかることが出来て得した気分だった。
 
 
○ 次回予告 ○
『チャリ探~東の方へ草ヒロ探索~』シリーズ

“北の方”へ二度探索を行ったころころ。地元にも限界が来たか、今度は“東の方”へチャリ探!?
自宅から見て東方面の地域は、北方面の地域よりも草ヒロは多いのか?
その真相は…来週、明らかに!

『さらに!地元のネオクラを探せ!』シリーズの探索で旧車整備工場を発見したように、このサイクリングでも旧車が沢山いる整備工場を見つけることが出来ました。

整備工場の方に許可を取り、旧車を撮影することが出来たので一気にご紹介いたします。

整備工場の方、その節はありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

 

 

 

トヨタ スプリンター 2ドアクーペ

トレノ 1600(TE27)

1973~74年式

山梨県にて 2015年4月1日撮影

 

イベントでしか見たことが無い初代スプリンタートレノ。

元々スプリンター自体がカローラのスポーツ仕様という立ち位置でしたが、2代目カローラをベースにしたスポーツVer.であるカローラレビンが登場したことによって、スプリンターは2代目からカローラの高性能車ではなく、タダの兄弟車となりました。

そこで従来のスプリンターの威厳を守るべく(?)現れたスプリンターのスポーツVer.がこのスプリンタートレノだということです。

初代はまだスプリンタートレノで一つの車名ではなく、スプリンターのクーペのいちグレードという位置づけだったので、正式には『スプリンタークーペ トレノ』という名前になります。

 

初代トレノって、初代レビンよりは全然見ない気がします。

ダッヂのような十文字グリルが特徴的なこのお顔は後期型。レビンと似たような顔立ちだった前期型とは大きくイメチェンし、独自路線を歩んでいく決意が見られますね。

 

 

 

ホンダ NⅢ 360

オートマチック デラックス

1970~72年式

山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影

 

NⅢです。

なんとオートマ車。ホンダが独自に開発した『ホンダマチック』を搭載。

当時の軽自動車唯一のATで、軽に限らずATそのものが当時は珍しい存在でありましたが、よく現代まで生き残ってきたものです。

現役でちゃんと動くようですね。

 

 

 

マツダ キャロル

デラックス(KPDA)

1966~70年式

山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影

 

コチラはイベントでも博物館でもヤードでもおなじみの初代キャロル後期型。

カラーもド定番の紅白カラー。

ホイールも赤色に塗られているのがおめでたい感じがしてイイですね。

 

 

 

メルセデスベンツ W110 190C

1963~65年式

山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影

 

ラスト!

ラストを締めるのは…泣く子も黙るベンツです。

黒塗りボディに大柄ボディ、ド派手なグリル。さすがに迫力があります。

 

これは現在でいう所のEクラスにあたる、W110という名前のモデル。Eクラスの遠い遠いご先祖様というわけです。

テールライトがワンテールで、尚且つフロントにウインカーがあるので、1.9 Lのエンジンを搭載した190後期型と分かります。フロントウインカーが朱色なのが不自然ですが、それもそのはず。本来はクリアーなので、オーナーさんが独自に手を加えたものでしょう。

 

 

 

実はこの整備工場には他にも旧車やレア車がいましたが、ここでは紹介せず、関連する別の草ヒロと抱き合わせて紹介するつもりです。

…いやぁ、いい出会いがありましたねぇ!

もう一度になりますが、許可を下さった整備工場の方、本当に、ありがとうございました!