心優しい勇者たちへ

 

 

 


「今ここ」に自分を合わせ


「素直な心」にチューニングする


森山華伊です。








お腹は空いていないのに

食べたくて仕方がない。



ずっと食べ物のことを考えている。



お腹は満たされているはずなのに

いてもたってもいられない。



ソワソワして落ち着かない。



欲しくて欲しくてたまらない。



何も手につかない。



そして、

冷蔵庫やコンビニに向かい

食べ物をあさる。



自由を手に入れた感覚…



なんとも言えない解放感…



唯一、夢中になれるひととき…



その後は、重たく感じる身体と

急降下した気分をどうにもできず

ベッドに潜り込む。



翌朝になっても

体調も気分も引きずってしまい…



特効薬(過食)が頭を支配して

過食前と初めに感じる高揚感を求め

冷蔵庫やコンビニに走るという

終わらないループ。





こんな状態が続くと…



白黒思考や完璧主義、

自責の念が度重なり…



あたかもそれが

自分自身であるかのような

気持ちにもなります。



本来の自分は

一体どんなだったっけ??



過食する自分を気にするほど

その自分像が大きなインパクトとなり

自分のセルフイメージになっていった。



人に、親に、

なかなか理解されず…



疎外感にうちひしがれる。



そんな時期が、

私も長くありました。







なぜ、食べたくないのに

食べたくなるのか…



それは、

食べたくない自分と

食べたい自分が同居して

綱引きしているのかもしれません。



矛盾のようで

矛盾ではない。



やめたい自分もいると同時に

やめたくない自分もいる。



身体は一つでも、

何人もの自分が

自分の中にいる。



どの自分も

自分のことを幸せにしようと

それぞれが一生懸命に

頑張っている。





そう思うと…



何通りもの選択肢がある中で

それを選んだということは…



自分にとって、その時の、

最善、最高の選択だったのだと

今、自分自身を振り返って、

そう思います。





妥協でもない。



負け惜しみでもない。



卑下でもない。



無理やり自分に

言い聞かせているのでもない。



何か自分は

そのことによって

大切なことを学びたかった。



実際に痛みをもって

身体で学びたかった。



本当は(無意識では)

答えを知っているけれど…



自分のこの足で辿り着きたい!

自分のこの目で確かめたい!

という冒険心が

そうさせていたのだと思います。



山を一つ、二つと

越えるうちに…



自分の本当に欲しいもの、

やりたいこと、

大切にしたいものが

体感的にわかるようになってきた、

そう感じています。





過食や拒食、

ひきこもりの渦中は

とても辛かったです。



今の自分のようになるとは、

当時は想像もできなかったです。



「今までだってこんな暗闇だから

未来もきっと明るくないだろう」

と絶望して、

なかなか希望も見出せなかったのです。





でも、

歳を重ねるごとに分かってきたのは…



なんとかなると思えば

不思議なことに

なんとかなるもので…



これからどうなってしまうんだろう?

ピンチ!という時…



不思議と助けられたり、

うまい具合に事が運んだりして…



恐れているような最悪な状況には

なることはなかったということです。





「自分は守られている」

「大いなる何かからの

計らいを感じる」

「私はなんだかんだ言っても

最終的には大丈夫なんだ」



と安心感や連帯感を

何度も何度も思い出し、

味わうことを意識しているうちに…



本当に大丈夫になるんだなぁと、

思わされるような場面に

何度も遭遇しました。





「私は守られている」

「愛されている」

というのは、なにも、

現実世界の人からだけではありません。



空や大地、太陽、樹々、草花などの自然、

あるいは、ご先祖様や、

自分と繋がっている大いなる何かから

感じることもあります。





この「感じて受け取る」

「気付いて味わう」を

私は意識するようにしています。





それを続けるうちに…



「守られている」「愛されている」

という感覚が

腑に落ちていくのではないかと思います。



何か助けられたと感じたり、

何か物を頂いた時…



たとえちょっとしたことであっても、

ささやかな物であっても…



「ああ、やっぱり私は

守られている。愛されている」

と湧いてくる安心感や

感謝の気持ちを

よく味わうようにしています。



味わえば味わうほど…



自分の人生の信頼が

確かなものになってくると

感じています。



昔の私は

「感謝しなさい」

「愛しなさい」

「信じなさい」

と助言されると、

反発心が反射的に湧き上がって

すごく苦しかったです。



「感謝や愛情は

言われてするものではない」

「自然に出てくるもの」

という気持ちは、

今も変わりませんが…



感じて味わうことや、

受け入れることの大切さは

昔より実感として

分かってきたのかなと思います。



食べ物を受け入れて味わう。

喜びを受け入れて味わう。

優しさを受け入れて味わう。



これらの繰り返しの中で

自分の心が満たされていき

自然に過食が

遠のいていったように思います。



 

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「今ここ」に意識を合わせて、


落ち着きを取り戻す。

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いつもありがとうございます。



森山 華伊


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