心優しい勇者たちへ
「今ここ」に自分を合わせ
「素直な心」にチューニングする
森山華伊です。
私が摂食障害で
ひきこもっていた頃…
親子関係の悩みについて
何人かに話を
聞いてもらったことがありました。
でも、そのほとんどは、
親の視点や一般的な正しさからの
アドバイスのように感じました。
例えば…
「完璧な親なんていないのだから」
とか、
「お母さんも一生懸命だったのよ」
とか、
「お父さん、お母さんを
早く安心させてあげなきゃね」
とか、
「ウジウジしてないで
いい加減、大人になりなさい」
…というような言葉や
言葉の端々からの雰囲気からです。
「私の考え方、行動、性格に問題あり」
という前提で
話をしている感じがしました。
すでに私は、
「普通」ができないから
苦しんでいる。
世間の「正解」や「好ましさ」が
どんなものかくらいは
言われなくても
分かっている。
分かっているけど
そうできないから悩んでいるし、
自分を責めている。
それなのに、
自分が自分を
責めていることと同じことを
人からさらに言われると…
「やっぱり自分が悪いんだ」
「変えなきゃいけないのは自分なんだ」
「自分の感じ方がおかしいんだ」
と、受け取って、
虚しさや拗ねる気持ち
苛立ち、落胆、
無力感に陥っていく。
分かってもらおうとすればするほど
言葉が通じない感じがして
話しているうちに
自分が言い訳しているような
気がしてくる。
相手の表情を見ても
うまく伝わってない感じがあって、
「自分がおかしい」というのを再認識、
さらに虚しくなって黙り込む…
というのが、ひきこもり時代の
私のパターンだったように思います。
これを読んでいる方の中にも
同じようなことで悩んでいる人が
いるかもしれませんね。
この負のループを
誰とも言い争うことなく
うまく回避することを
私なりに長い年月をかけて
続けてきたことがあります。
私が今も毎日のように
半分遊び感覚でやっている方法です。
それは…
自分の中にいる
「自分を責める自分(=世間)」の他に
「自分を護る自分」を
イメージでつくることです。
分かりやすくするために、
あえて極端な表現で
前者を「敵」、
後者を「味方」とします。
そして現実の運転を司る生身の自分が
「マスター」です。
一人三役みたいな設定です。
敵が自分を責めるようなことを言ってきたり
思っていると感じたら
自分を敵から護るように
イメージの中で言い返すのです。
例えば…
敵「まだ分からないの?」
味方「分からないでいることで
何かのバランスをとっているんだよ!」
敵「もうやめるって言ったじゃない!」
味方「やめられなくさせるような
何かがあるんだよ!」
敵「みんなと同じようにできないの?」
味方「自分にとっての現時点の正解が
みんなとズレているからといって
自分が劣っているわけではない!」
…とまあ、イメージの中で言い返して
自分を全身全霊でかばって
肯定の上塗りをしていくのです。
これは現実逃避ではありません。
自己受容、自己信頼の築きです。
マスターの自分は
その両者のやり合いを
遠目から眺めています。
敵と味方は感情が動いているのに対し
マスターはいたって冷静です。
感情に蓋をしている人は、
嫌な出来事にあっても
その瞬間は
自分の気持ちがよくわからなくて、
何時間後とか、数日後、
場合によってはもっと時間が経ってから
遅れて感情が出てくることが
あるかもしれません。
そしたら、その感情
(責められて嫌な気分)が出てきた時
イメージで言い返してやりましょう。
他人から自分に対する攻撃も
自分から自分に対する攻撃も
幻の誰かから自分に対する攻撃も
対処法は同じです。
自分を攻撃する自分(=他人・世間・親)を
味方の自分が身体を張って護る。
やられっぱなしにならないで。
「自分」という全体を責めているならば
そうさせている「何か」という部分に
焦点を当てなおす意識を持っておく。
自分にとってのハッピーミーン(中庸)は
両極からの刺激により
わかるのかもしれません。
「敵」と「味方」の存在が
「自分のちょうどいい」を
教えてくれているのかなと思います。
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「今ここ」に意識を合わせて、
落ち着きを取り戻す。
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本来の自分を取り戻し
喜び楽しむ日々を
送られますように…。
いつもありがとうございます。
森山 華伊
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