心優しい勇者たちへ



「今ここ」に自分を合わせ


「素直な心」にチューニングする


森山華伊です。

 







 
私は、過去を思い出すという行為は、

「すでに終わったこと」を

今、思い出していると思っていました。



だけど最近つくづく思うのは、

過去を思い出している時というのは、

「未来」を創っているのではないか?

ということです。



自分が過去を思い出している時の

自分から出ている波長が、

それと同じ波長の未来を

繋げているということです。



例えば、一日を振り返って日記を書く時、

すでに終わった過去のことを

思い出しているという感覚でいました。

でも、そうではなく、

「思い出す」ということは、

その時の感情と同じ波長を発生させ、

その波長と同じ性質の未来と

繋げる働きがありそうだと、

だんだん実感として

思うようになりました。



今回は、

『イメージが具現化するという話』と題し、

「ハッピー回路の作り方」

について話していこうと思います。


 

 

 

思い出すことで起きること

 



例えば、

「楽しかった出来事」を思い出して

「楽しい気分」でい続けると…



自分の波長が

「楽しい出来事」を創造して、

「楽しい未来」と繋がります。



「悲しい出来事」を思い出して

「悲しい気分」でい続けると…



自分の波長が

「悲しい出来事」を創造し、

「悲しい未来」と繋がります。



…となると、

「思い出す」というのは、

過去、今、未来と繋がって

作用し合っていると言えます。



過去でも未来でもない

「今ここを大事にしよう」と

言わんとするのは、

今の気分(波長)が

未来を創るということなのです。



以前の私は、

「過去」や「未来」というものが

存在すると思っていました。

でもどうやら人間の脳には、

「過去」や「未来」という概念が

ないらしいのです。



脳にとって

「過去・現実・未来」と

「イメージ」は同じ。



自分が過去を思い出している時、

自分の脳は

「今、その体験をしている」

と認識しているのです。

つまり、脳にとっては

「今、過去を思い出している」

という認識ができず、

「今と過去」も、「今と未来」も

判別できないということです。



「過去を思い出すこと」も

「未来をイメージすること」も

「今、起きていること」として、

脳にとっては同じことなのだそうです。

 

 

 

イメージかリアルか

 

 


スポーツや何らかの本番前に

推奨されているものに

「イメージトレーニング(イメトレ)」

があります。



「実際より先に成功をイメージする」

というもので、

心や身体、思考の動きをスムーズにするための

神経回路(癖)をつくるトレーニングです。


この時、

過去にうまくできた自分を思い出したり、

その道のエキスパートや

憧れの人をモデルにして、

その感覚をイメージして、

その当時の自分や

そのモデルになりきります。


このように、

実際の出来事(リアル)かどうかというのは

あまり重要ではなく…



ただの妄想(思い出すこと、イメージ)

であっても、

ありありと臨場感をもって

感情が本心から動くならば、

本当にあった出来事かどうかなんて

問題ではないのです。



エネルギーの強さは、

「イメージ < リアル」とは限りません。

「表彰台に上がる自分をイメージして

ワクワクしていたら現実に叶った!」

というような話を

聞いたことがあるかと思いますが、

この仕組みを捉えるのにいい例です。



これは、「過去を思い出す」

ということをしていても、

同じことが起きます。

流れはこうです。



①過去を思い出す

②その波長(気分)と同等の波長が今発生

③その波長と同等の波長の出来事(未来)を創造



例えば私が、

①前日に大きな過食をして、

その自責で打ちのめされている時、

②私から「自責の波長」が出ています。

(笑顔で取り繕っても

波長はどうしたって出てしまうものです)

③そしてその「自責の波長」が

私の未来の波長を創るということは、

責めるような出来事つまり、

「過食する」という未来に

繋がっていくという感じです。



もし、「同じパターンを繰り返す」

ということがあるなら、

「同じ妄想をし続けている」

(同じ波動を出し続けている)

ということかもしれません。

現実を創る種は、

「波長(感情エネルギー)」だからです。

過去の失敗を何度も何度も思い出し

嫌な気分になることは、

「同じ現実を創造する」

ということになります。

ということは、「反省」より

「できたこと」「楽しかったこと」

を思い出す方が断然いいわけです。


 

 

 

癖を変えていこう

 


人は生まれもった生存本能の働きにより、

「嫌なこと」「損なこと」「危険なこと」

の方を、より重大事に、よりしつこく、

思い出すようにできています。

だから、ネガティブな自分を

責める必要はなくて、

むしろ、「自分を守ってくれているんだ」

と受け入れちゃいましょう。

その上で、シフトチェンジです。



「嫌な出来事を思い出しやすい」

という癖(神経回路)がありそうならば、

「楽しい出来事を思い出しやすい」

という癖に変えていきましょう。

癖を変えるのだから、

トレーニングが必要です。

誰だって変え始めのうちは

意識しないとできないものです。

違和感もあるでしょう。

でも新しい癖がつきさえすれば、

自動運転のように無意識のうちに

できてしまいます。

この状態を、「当たり前」とか

「習慣」「普通」「自然」と言います。



そのためのトレーニングとして

おススメなのが、寝る前に

今日の楽しかったことや嬉しかったことを

思い出すようにしてみることです。



トレーニングって聞くと

苦しさを伴う印象があるかもしれませんが、

楽しいことを思い出すだけだから

トレーニングっぽくないトレーニングです。

これを繰り返しすることで

「ハッピー回路」が作られます。



それに対して、嫌な出来事を思い出すと、

その嫌な出来事を思い出す

「アンハッピー回路」ができます。



そして、どちらにしても

思い出すたびに、

前回作った回路を通ります。



しかも、同じ回路を通れば通るほど、

その回路は太く深くなっていきます。

これが「観念」とか

「思考の癖」と言われるものです。



人は意識している時より、

無意識でいる時の方が多いといいます。


無意識の時というのは、

慣れている回路を

知らず知らずのうちに通っているものです。



嫌な出来事ばかり思い出す人は、

無意識の時もその回路を通っているので、

その波長を無意識に出しているわけです。



だからこそ、意識的に

回路を変えていくことが必要になってきます。



ただし、

「ネガティブになってはいけない」

「いつもポジティブでないと幸せにならない」

という意味ではありません。

嫌な感情はコツコツ吐き出すことが大前提。

そのうえで、

「ハッピー回路開通工事」をしていきましょう。

ハッピー回路の作り方は、

意識的に「いい気分」になるように

癖づけていく。



食事するたびに意識的に

「嬉しいな」「ありがたいな」

と思っていると、

「食事=幸せ、感謝」

という回路ができていきます。

そしたらもう、

意識して思おうとしなくても、

食事と幸せが紐付けられているから、

自然に「幸せ、感謝」ができるのです。

食べ物を咀嚼するだけで

「幸せ、感謝の波長」が出るのです。



幸せ、感謝の波長が出れば…

幸せや感謝を感じる出来事を創造し

幸せや感謝の未来に繋がっていくでしょう。



嫌な過去を思い出していることに気付いたら、

頭ごなしに、「思い出してはいけない!」

と禁止するのではなく、

「吐き出したい感情がありますよ!」

というサインとして捉えてみましょう。



デトックスのように

気が済むまで吐き出して

「スッキリ!」という波長にしてから、

楽しかったことや嬉しかったことを

たくさん思い出す。

こうしてハッピー回路を

楽しく作っていきましょう。



楽しめば楽しむほど

ハッピー回路は太く深くなって、

意識せずとも幸せへと繋がっていきます。





 

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森山 華伊


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