心優しい勇者たちへ



「今ここ」に自分を合わせ


「素直な心」にチューニングする


森山華伊です。

 

 



「このままではいけない」

「何か成し遂げないといけない」

「変わらないとダメだ」

と、自分を駆り立てる。

 

でも、本音はと言えば…

やりたい気持ちはあるけど、

「やる気が出ない」

「気持ちが乗らない」

…と、動き出せずにいる。

 

こんな時、私たちは、

「怠けている」

「努力が足りない」

「いつまでグズグズしているんだ!」

と、自分を責めがちです。

 

でもこれは…

「怠惰」でも

「意気地なし」でもありません。

 

私たちはこれまで

多くの障害に突き当たっては

たくさん悩み、苦しみ、

試行錯誤しながら精一杯

がんばってきました。

だけどそれは

大したことないと過小評価する。

理想ばかり追い求めてしまい

気持ちや身体がついていけない自分

を責め続け、「もっと!もっと!」

と鞭打ってしまう。

自分ではない誰かのように

(世間に認められているような)

ならなければならないと思っている。

そうでなければ価値がないと、頑なに…。

 

「こんな自分ではいけない」

と、焦りや苛立ちでいっぱいでいながらも、

その一方では、うすうす気付いています。

 

ここで今までと違う道をいく決意をしたところで

(何かを変えたり、何かを手放したり、

何かを新たに始めても)

あまり意味ないような気がすると…。

 

だから「やらなければ」と思いつつ

やりたくないのです。

「骨折り損のくたびれ儲け」と

知っているから…。

クリアするべきステップ(順序)を

踏まずに先を急いでいると

本当の自分は知っているのです。

 

今回は

『自分と向き合うことが楽になる第一歩』

と題して、

ポジティブになるのが苦痛という時に

「まずこれをやるといいよ!」

という話をしていきたいと思います。

 

 

 

 

摂食障害からのメッセージ

 

 

これまでに浴びてきた

他人からの評価(批判)を

気にしないようにしてきたつもりでも…

 

実際は、やっぱり気にしていて

それどころか

大きなシコリになっていたり

それが進まなくさせる足枷になっていたりします。

(無意識の自分が意識上の自分を

傷付かないように守ろうとして

足を後ろに引っ張っている)

 

何年も何十年も批判に苦しんできた人も

多くいることでしょう。

 

たまたまその時

居合わせた評価する人に

たまたまその時

居合わせた他人と比較され

たまたまその時

表出された自分の一部に対し

優劣をつけられ傷付いた。

(どちらが悪いとかではなくて)

そして、いつの間にか

一部を全部と捉えるようになった。

自分の全てが劣っていると…。

自分が大切にしているものほど、

それが劣っていると批判されれば

自分の全てが批判されたと

受け取ってしまうのも分かる気がします。

(私はそうでした)

 

摂食障害になった意味というか、

何かを自分に気付かせるための

メッセージとして

摂食障害が教えてくれていることの一つに

この「劣等感」があるように思います。

 

劣等感とは

「自分は人と比べて劣っている」

という気持ちです。

劣等感が全くない人はいないと思いますが、

摂食障害の方々は

「ゼロか百か」という

極端な思考になっていることが多いので

「自分の全部」が劣っていると

思い込んでいたりします。

(そう思っていたくさせている何かがある)

 

あるいは、「自分の全部」が優れていると

思い込んでいる人も中にはいるかもしれません。

この場合も実は

劣等感の裏返しともみれます。

優越感も劣等感も表裏一体だからです。


 

 

仮に受け取ってみる

 


ではどうしたら自分の中の

優劣のジャッジから解放されるか?

というと…

 

「本当に分かると消える」

というのがあります。

 

例えば、ヨチヨチの赤ちゃんも

分かると歩き始めますよね。

自転車も分かった途端に

ずっと乗れます。

しばらく乗っていなくても、

覚えているものです。

 

これと同じで、

「腑に落ちる」

「腹の底から納得した」

となって初めて

「分かった!!!」

となるのです。

 

自分としては分かっているつもりでも

「なぜか気持ちが乗らない」

のだとしたら…

 

きっとまだ、本当には分かっていない、

分かるまでもう少し回り道が

必要なのかもしれません。

 

「分かってるの?」と言われて

「分かってるよ!」

と苛立ちが起きるとしたら…

 

きっとまだ、分かりきってはいないのでしょう。

 

そこでまずやるべきことは

摂食障害からのメッセージを

受け取ってみることです。

実際に「そうだ」と思えていなくても、

一旦、仮でいいので

「そうなのかも」「そうらしい」と

受け取ってみるといいと思います。

 

摂食障害からのメッセージは

例えば…

 

・何か劣等感を抱えていませんか?

・自分に対し「劣っているから悪い」

「できないことは恥ずかしい」

「自分は価値がない」と思ってませんか?

・やり過ぎてませんか?

・価値があるかないかの二極で判断していませんか?

・自分で自分を批判したり罰していませんか?

・いつも評価される側に回っていませんか?

(評価する側になってもいいのでは?)

・それは絶対に完璧でないといけないことですか?

・落ち込んだり愚痴ったりするのは

「ダメ人間」と思っていませんか?

…などです。

 

「自分はそんなこと思っていない」

と初めから突っぱねるのではなく

「そうなのかも」「そうらしい」

と、自分事として一旦受け取ってみると

自分の中の反応の有無によって

何か気付くものがあるかもしれません。

 

「終わったことは忘れよう」

それがいいことというのは知っている。

でもどうしても自分の頭の中を

巣くっていて離れない。

そんな時、ありますよね。

それはあなたが悪いのではなく、

まだ自分の中で終わってないからです。

周りの人はとっくに忘れているような

その人にとっては些細なことでも、

まだ自分の中で未消化になっている

ということはよくあることだと思います。

 

流せない自分がいけないと

自分を責めているかもしれませんが、

それはあなたが悪いのではなく

「流せなくさせている何か」があるからです。

器用に流すような

あっけらかんな振りもできない

「素直で正直な人」なのです。

 

「流せない」「引っかかる」ということは

自分に何かを気付かせようとしている

本当の自分からのサイン。

 モヤモヤを敵に思うのではなく、

味方にしましょう。

モヤモヤをちゃんと認めてあげましょう。

 

 

それはそれ
これはこれ

 


「この広い世界には

私より恵まれていない人はたくさんいる。

感謝しなければいけないのに、

不満ばかり感じてダメ人間だ」

…なんて、ここでも人と比べて、

自分を恥ずかしく思います。

 

確かに今まで楽しいことも

たくさんあったでしょう。

辛いことばかりでなくて

幸せなこともありました。

だからと言って

「我慢すべき」

ということにはなりません。

 

私は摂食障害の渦中だった頃

過食しながら、どこかでこう思っていました。

「よくしてくれたのに、

不満に思ったりしてごめんなさい」

「たくさん愛情やお金や

時間をかけて尽くしてくれたのに

パッとしなくてすみません」

 

罪悪感です。

 

「恵まれているんだから

これくらい我慢しなきゃ」

「愛されているんだから

期待にちゃんと応えなきゃ」

「こんなに協力してくれたんだから

早く親孝行しなきゃ」

と思っているとしたら…

 

それは罪悪感からきた

思い込みと言えそうです。

 

どこかで私たちは、

「恩を感じた相手に

NOを言ったり感じてはいけない」と

思っているかもしれません。

義理人情も過ぎれば義務感、

さらには奴隷にもなります。

 

自然に湧き上がる「感情」に

「そうさい(帳消し)」という

ルールはありません。

 

「こんなにもらったのだから、

嫌な気持ちは消さないといけない」

「あの人も大変だったのだから

この傷は無かったことにしないと」

…なんて思っているとしたら

むしろ、そのルールによって

余計に苦しめられている感じがします。

 

それとこれは違う。

あの時はあの時、今は今です。

「良かったことがあるから

嫌なことは飲み込まないといけない」

ではない。

良かったことは良かったこと、

嫌なことは嫌なことです。

 
 

 

 

サインをキャッチ



自然に湧き上がる感情、

素直な気持ちを大切にしましょう。

「本当はどう思っているか」です。

 

「嫌いだけど嫌われたくない」

「好きだけど好かれたくない」

「やりたいけどやりたくない」

矛盾があってもいいのです。

まずは、「本当の気持ち」を認める。

許す(感じる)。

これがいわば第一ステップです。

 

ポジティブを選択するのは

(生きづらくさせている思考を手放したり

生きやすくなる思考を取り入れたり

いい気分になるよう選択したり)

「本当の気持ち」を認め

感じきった後にすることです。

 

この第一ステップをとばして

ポジティブになれそうなことをやってみても

いい気分にはならないか、

一時的になったとしても続かないでしょう。

それどころか「苦痛」や「怒り」さえ

湧いてくるかもしれません。

 

「本当の気持ち」は

次へと進む道を指し示す羅針盤です。

誰も教えてくれません。

自分にだけにサインをくれる

一番信頼できる友達です。

無視したり、改造したり、

壊したりすると

機能しなくなってしまいます。

 

いつも信頼していれば

ちゃんとサインを

 

キャッチできるようになります。

自分だけの羅針盤を信じて

コミュニケーションしていくうちに

サインとキャッチが

 

スムーズになってきます。



これが、

「分かったら消える」に向かわせる

準備・土台となるのです。
 




 

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「今ここ」に意識を合わせて、


落ち着きを取り戻す。

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森山 華伊


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