心優しい勇者たちへ
「今ここ」に自分を合わせ
「素直な心」にチューニングする
森山華伊です。
今回は、
『異常（サイン）から受け取るメッセージ』
と題して、
「全てにおけるスタートライン」
について話していこうと思います。
摂食障害の原因
摂食障害の原因の多くは
過去に深く傷付いた心が癒されないまま
蓄積されたことにあるようです。
発症するまでは
誰かや何かを悪者にしないために
自分にとって大切な人であるほど
自分の本心に蓋をして
自分でも気付かないようにして
バランスをとってきました。
その状態は次第に
ストレスフルになり…
「もう限界だ！」という
無意識（本心）からのメッセージとして
方向転換や立ち止まることを
せざるを得ない状況を作り出したのです。
特に、過去の出来事で感じた
怒りや憎しみ、恨みの感情が
心の底に蓄積していることが
摂食障害の方の多くに共通する
原因になっている印象があります。
過食や拒食といった症状が出た
ということは…
過食や拒食それ自体を
どうこうというよりも…
特に幼少期、親もしくは、
深く関わりのあった人に対する
怒りや憎しみ、恨みの感情を
癒す必要があることを
教えてくれています。
摂食障害は心と身体からの
SOSのサインです。
私たちは
「太った痩せた」
「食べる食べない」
といった「症状」についてばかり
フォーカスしてしまうものですが…
さらにその症状の根源（解決の鍵）は
「心の傷」にあります。
ダイエットが成功して
理想的な外見になったとしても…
（達成感や優越感）
周囲から「きれいになったね」と
いくら注目を集めても…
（承認欲求や復讐心が満たされる）
心の傷がそのままであれば
また、同じような症状を
繰り返すことになってしまうでしょう。
そして、
その手に入れた外見や注目を
維持していくために…
「太る恐怖」は
さらに根強いものになり、
摂食障害から、
より抜け出せなくなっていくのです。
摂食障害を手放す
ということはつまり…
自分を許すことと等しいです。
自分を許すということは、
自分の本能（自然な欲求）
「食べたい！」を
受け入れて解放することです。
自然に近づけば近づくほど
その人にとってちょうどいい
状態になっていきます。
それは体型に限らず、
生き方、在り方、
選ぶもの全般に渡ります。
許せない状態が、形を変えて
摂食障害になっているとするならば…
許す状態になれたら
摂食障害も自ずと遠のいていくはずです。
摂食障害から
「心の傷・思考の癖」を見つけ
それを癒していけば
新しい人生を切り開くことが
可能になるということです。
認めがたい感情
多くの人は
自分が両親を恨んでいる
ということを認めたがりません。
「そんなことを思ってはいけない」
「そんなことを思いたくない」
「そんなことを思う自分になりたくない」
という意識が
自分の本心を押し込めてしまい
認めて癒すべき感情は行き場をなくし
心と身体を蝕んでいくのです。
「生み育ててくれた親に感謝しなければ」
「私より恵まれない人もいるのだから」
「親も忙しく大変だったのだから」
と、自分より親や他人の気持ちや立場を
思考の軸にしてきました。
でも「あるものはある」ので…
無意識の奥底に追いやった
本当の自分が、
「この感情を癒して！」
と、意識上の自分に気付かせる
最終手段として摂食障害を使った。
そうならば、
「自分は傷付いて辛かった」
「自分は憎しみや恨みを抱えている」
ということを
素直に認める必要があります。
それは
自分は聖人ではなく
怒りや憎しみをもつ
「普通の人間である」
ということを
受け入れることでもあります。
傷付くことがあった時に
怒りや憎しみを抱くことは
本能として「普通の反応」なのです。
だから、その感情を
「汚いもの」「悪いもの」
と捉えて
無意識の領域に追いやったり…
「綺麗なもの」「良いもの」
にすり替えて
誤魔化したりするのではなく…
「認めて癒していく」
という方向に変えていきましょう。
摂食障害は
子供の頃に傷付いた心からの
SOSです。
置き去りにされている
「傷付いた幼い私」が心の奥にいて
助けを求めているのです。
摂食障害は、
自分の中の怒りや憎しみ、
恨みなど
「傷付いた」という心を
認めて癒して欲しい！
というメッセージといえます。
その癒しとは「許し」なのですが
許しとは、「親を許す」というよりも
「自分を許す」ということです。
（自分を許すとは自ずと親を許すことになる）
自分を許すとは、
自分の感じた全てを
「そう感じていいんだよ」
と、許すことです。
自分の現状を
「それでいいんだよ」
と、まず受け入れることです。
自分に素直になること。
克服も創造も幸せも
まずここがスタートラインです。
自分と繋がろう
長い間、自覚・無自覚にかかわらず
自分の本心を気付かないようにしてきた人は
意識上の自分と意識下の自分とに
隔たりができているかと思います。
例えば、
自分がここにいないような
感じであるとか…
自分がどこか他人事のようで
感情がよくわからないであるとか…
感情が随分時間が経ってから
出てくるであるとか…
自分と本当の自分との不一致感、
「生きづらさ」となっているのではないか
と思います。
そういうところが思い当たる人は
自分と繋がりなおすワークとして、
自分の身体の声を聴くということを
日常的に意識してみましょう。
例えば
「異常な食欲」があるとしたら…
押し込めたい（隠したい）感情があるよ！
噛み砕きたい（味わいたい）感情があるよ！
と、自分に気付かせるための
サインかもしれません。
「自分の気持ちを大切にしよう」
というメッセージです。
「異常な眠気」があるとしたら…
無理して頑張りすぎてるよ！
充電が足りてないよ！
と、自分に気付かせるための
サインかもしれません。
「頭を休ませることも大事だよ」
というメッセージです。
これは一つの例えですが、
ご自身で自分と繋がりなおすワークをする時は
自分で自分の身体の声に耳を澄ます、
メッセージをキャッチする意識が大事です。
身体の声を聴いて
その症状が自分に何を伝えたいのか
自分なりにイメージして
メッセージを受け取っていきましょう。
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「今ここ」に意識を合わせて、
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喜び楽しむ日々を
送られますように…。
いつもありがとうございます。
森山 華伊
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