何が面白いのかわからないまま

観ることをやめられなくて

第9話まで見続けてました


地元錦糸町の掃除屋「整理整頓」の3人(賀来賢人さん、柄本時生さん、落合モトキさん)に依頼をしてくる人達のエピソードが語られます


イジメやパワハラ、セクハラ、介護、若手起業家の倒産やフィリピンパブや不法滞在・・・


「どっちが良いとか悪いとか決めつけたくないというか、決めつけられない群像劇ドラマをやりたいんです」

柄本時生さんの言葉のとおりのドラマになってる気がします


その距離感が

いいのか悪いのか分からないんだけど、

どっかのドラマのタイトルじゃないけど

「しょせん他人事」的、と言うか・・・


日々、テレビのニュースやドキュメンタリー番組から流れてくる、災害や事故や事件やその他のいろんな出来事は

当事者にしてみたらホントに大変な事で

それを見ている私も、大変だなぁと思ったり、感動したり、腹が立ったり、泣いたりするんだけど

やっぱりそれは他人事で、

昨日の私なんかは「最近ワクワクが足りないぞ」なんて思っていたりする


それがいいとか悪いとかじゃなくて、そんな距離感をこのドラマには感じていて

心地いいと言ったら語弊があるけど

このドラマを観続けている理由のような気がする


そして第10話

今まで謎だったルポライター蒼(岡田将生さん)の事が語られます


彼が街角に貼ったポスターの2次元コードは、この街で過去に起こった未解決事件や不祥事の真相に繋がります


特に印象に残っているのは

にこやかに働く保育士の昔のイジメの動画がアップされる

その動画に見入る、イジメられて自殺した同級生のお父さん

その後、保育士がどうなったかも、父親がどうしたかも何も語られない

というエピソードでした


ルポライター蒼も昔イジメられていて、

もっと謎の男、もう300年近く生きているというまっさんに救われていた


まっさんが蒼に言う

「なんでこんな事をしている?」

「(つらい思いをしている)この人達に寄り添っているんだよな、ちゃんと見てるよ、って」

SNSの暴露って、なんとなく面白がっているイメージだったんだけど、これも

「どっちが良いとか悪いとか決めつけたくないというか、決めつけられない」という事のひとつなのかなぁ?


次回最終話だったと思うけど

まっさんも蒼もまだ何かありそうで、

そして掃除屋の3人の関係もどうなるか、どんな余韻を残して終わるのか、楽しみです


また、今回は衝撃の事実が発覚

蒼の育児放棄母が

ラジオ錦糸町パラダイスのDJなおみ(濱田マリさん)だった


それにしてもなおみとイチャイチャしながらDJをしている光石研さん、役の幅広すぎ

他のバイプレイヤーの皆さんも凄いけど

今回は、ラブホで濱田マリさんとバスローブ姿でカラオケで歌い踊り・・・

すぐその後、途中まで観た「Shrink」では、怖そうな父親役でした