今回は、無事女の子を出産した後、出血が止まらずお母さんが死んでしまい、残された年下のお父さんの話


怒り

「お産しただけでしょ?」

「まぁちゃん、死んだって事?」


確かに、自分の出産の時も

未知の出来事に対する不安はあったけど、死ぬかもしれないなんてたぶん思ってもなかった


そして、大変な育児


まぁちゃんからの細々したメモ

「お湯が湧いたらポットへ」

「お尻を拭くときは前から後ろ」

「添い寝は危ないから絶対」

アオイの妄想の中だけど

そして

「赤ちゃんは泣いてても大丈夫」

「がまんしないで」

「泣いてもいいんだよ」


アオイのモノローグ

「命って何?

ある日突然消えちゃう位儚いのに

私達の心も体も容赦なく突き動かす

命って怖い

でもありがとね

無事に生まれて来てくれて」



タイトル「透明なゆりかご」

透明な新生児のベットの事かと思っていたら

ウキペディアによると

「存在していたのに認識される事なく”ないことにされた”中絶胎児たちの命」の「存在が透けているような不安定感、不透明感」をイメージした仮題が、そのまま採用された、

とのこと

思ってたより、哀しいタイトルだった