観終わって会場を出る時、

私の前にいた私と同年代位の女性ふたりが

「ちょっと難しかったね」

と言ってました


確かに・・・



私はだいぶ前に原作を読んでいて、

なんとなくわかったけど、

読んでなかったらどう感じたのかな、

というのが全く想像がつかなくて、

読まないで観たかった

残念


でも映画化の話なんか出る前、

川村元気さんに惹かれて読んだのでしょうがない


原作では、

弥生の妹や、藤代の同僚の女医さん、バーのマスターの話も結構比重があった気がするのですが、

さすがに映画でそこまでは描けないですよね


でも映画の予告動画などを見てると、原作と随分雰囲気が違いそう、と思っていたのですが

テーマというか、

私が思ってた以上に原作寄りでした


恋愛に消極的なアラサー、

というテーマは

ドラマ「アイのない恋人たち」に共通するところがあるようでもあり、

似て非なるもの、

のような気もして・・・


いろいろ考えてたら

もしかしたらこの世代の悩みの原因を作ったのは、

親の私達の世代なのかも・・・


こういうストーリーって

だいたい家族になんかあって


離婚も珍しくない


昔ほど「家」の格差がなくなって頑張れば出世出来ると、子供に期待をかけ過ぎたり


「多様性」という言葉を便利に使って、好きなことをしてるような気もする


そういう大人達を見て育って、とか・・・


でも私達の世代は世代で

大人達の結婚や家やいろんなものに縛られて、

ホントの自分ってどうしたいの?

とか、

ちゃんとしてるふうの裏では違っていたりとか


それは違うんじゃないの?

と感じた世代なのかなぁ~


とか思ったり・・・


まあいつの時代も悩みはある、って事で


「四月になれば彼女は」

そのうちに原作をもう一度読もうとは思いますが、

今はわかり易く素直な

「アイのない恋人たち」に

もう少し浸りたい


そんな気持ちです