かいぞうのブログ -29ページ目

かいぞうのブログ

音楽の話とか、
歴史の話とか、
○●の話とか、
きまぐれに書いていこうかと

        中国 梁国王 武帝との問答
        会見場所に吊るされた風鈴が風でゆらぎ音をたてた。


武帝「風が吹いておるな。(笑)」
達磨「陛下の御心が揺れておいでなのでしょうか。
武帝「(笑)さすがは大師、鋭いお言葉。 お会いできて光栄である。」

 

 

達磨「皇帝陛下が熱心な仏教徒だと評判は、私の耳にも届いておりま    した。だからはるばる この中国へ参ったのです。
武帝「それは結構。ではお聞きしたい。朕は帝位に就いて以来、各地     に仏像を造り、仏教を厚く保護してきた。

    どのくらいの功徳になるであろうか?」
達磨「功徳はありません。
武帝「ん?何だと?」
達磨「功徳とは影のようなもの。在るように見えて実体は無いので       す。
武帝「…では 何をすれば功徳になるのだ?」
達磨「功徳を得るのは 清浄にして道を悟った者だけです。

   (功績そのものは功徳に値するものであるが、功徳目的の行いは    本末転倒の心得違いであり、むしろ功徳とは逆のものになる)

 

 

武帝「ならば問う!この世に仏はおいでになるのか?」
達磨「居ません。

   (仏とは実体のあるものではなく心の中にある。

    仏が何処にあるのか?と尋ねることは、

    自分の中に仏が居ないということの証となってしまう)

武帝「ハハハ!不敬なことを!

    自分が何様なのか分かっておるのか?!」
達磨「分かりません。

   (自我を超えた境地に達していて、“自分”というものが無い)

武帝「とても話しにならん! 」

 


    武帝は怒り、達磨を追い払い、退席してしまった。