こんばんは。
ここ最近、企業向けの交流会や懇親会の参加数が増えてきており
名刺、靴、Yシャツを新調した櫂(kai)です。
今日のお話はとある起業家の方や経営者の方数名から異口同音にお聞きしたお話で
私も今の事業の創業当初から念頭に置いて行動している考え方になります。
このお話は
「起業する事業をできる限りロス無く早い段階で軌道に乗せていくための考え方」
と捉えていただけますと幸いです。
それでは早速。
「want」
直訳すると「欲しい」になりますが
ここではもう1つの使い方である「○○したい」で捉えてください。
「can」
「○○できる」ですよね。
こちらはこのままの解釈で結構です。
物事を新たに始めようとする時
「やりたいことをやろう!」みたいな言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。
たしかに自分がやりたいことをやるということは素晴らしいことですよね。
ですが事業を始めようとした時
「やりたいことをやる」だけでは
正直スタートからかなり危険な選択肢になります。
例えば「デザインの会社を立ち上げたい!」と考えたとします。
昔からデザインに興味があって多少勉強や実践をしたことはあれど経験が薄い。
それでもどうせ自分で立ち上げるのならばやはりやりたいデザインの会社が良い!
子供の頃からの夢かもしれませんし
せっかく自分で立ち上げるのであれば
やりたいことをやりたいと思う気持ちは私にもよくわかります。
ただこれ、たしかに勉強や実践したことはあったにせよ
経験が薄い「want」だけで事業を始めてしまっては
正直、起業し経営していくのは非常に困難であると思います。
なぜか。それは
・そもそも経験も薄く
・事業として取り扱った経験も無く
・事業を実行するためのスキルが乏しいうえに
・起業時に必要なスピード、量を担保することができないから
です。
事業には様々な要素が含まれます。
営業、現場、経理、事務、税務、人事…
本当にありとあらゆることをこれから自分で
もしくは共に立ち上げた仲間とこなしていかなくてはなりません。
(起業時に人材を抱えないほうが良いことは過去の記事に書かせていただきました。ご参考までに。)
好きだから、楽しいから、やりたいことだから…
必要な要素ではありますが
事業としてこれからスピード感を持って成り立たせていくためには
正直、これだけでは弱すぎます。
他にも事業を成すための様々な知識や経験が必要になります。
ここでぜひ思い返してみていただきたいのです。
これから起業されようと考えている皆さん。
あなたは今までどんな事業に携わってこられましたか?
取り扱ってきた商材や商品にはどんなものがありましたか?
どんな営業方法でどんな契約書を撒いてどんな現場活動をし
どんな経理処理をしてどんな人員が配置されていたでしょうか。
いかがでしょう。
商材や商品、流れや回し方をある程度思い返せましたでしょうか。
それでは質問です。
本当に「want」だけで起業後、経営者としてスピード感を持って回していけそうですか?
本当に「want」だけでお客様に胸を張ってその商材や商品のご案内やご提供ができそうでしょうか。
実際、私は考えたときに難しいとしか感じませんでした。
おそらくどなたが考えても難しいと感じるのではないでしょうか。
では改めて、「can」ならいかがでしょう。
先ほど思い返していただいたように経験も知識もあるわけです。
流れはある程度掴めているわけですから
起業後の事業活動はかなり回しやすいでしょう。
また、勉強に費やす時間も絞ることができ
起業時の集中したスピードアップにも繋がるのではないでしょうか。
起業時に大事な要素は何を置いても
「スピード」「量」
です。
・起業時のスピードと量を重視し
・お客様にできる限り滞りなくサービスや商品をご提供し
・早い段階で事業を軌道に乗せていく
この結論3点から考えても
起業は「want」ではなく「can」で行うべきだ
と感じていただけるのではないでしょうか。
以上、今日は起業は「want」ではなく「can」で行うべき、について書かせていただきました。
ご参考になる方がいらっしゃれば誉れです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。