24時間テレビから電動車椅子寄贈 | 幸せの条件

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)の妻と二人の子供(小学生)の事を綴ります。

普通型の車椅子では一人ではお尻の除圧が出来ず、妻が辛くなってきた約2年前、妻が一人でも除圧できるよう、電動のチルト・リクライニング車椅子を公費補助金に頼って購入しようと考えた。

しかし、どこに問い合わせても埼玉県においてはチルト・リクライニング両方の機能がついている電動車椅子は公費補助はおりず、全額自腹購入しか方法は無いという回答だった。


介護保険レンタルも使えない年齢である上に公費の助成も無いだなんて、あまりにも散々な仕打ちだと、半ばヤケクソで色々なところに問い合わせをしていた。

その中で、ある方が24時間テレビで希望のタイプの電動車椅子の寄附があるよと教えてくれた。早速、応募用紙に困っている状況をこれでもかとびっしり書き込んで、日本テレビに郵送した。


いくつかの審査の後、約10ヶ月経ってから希望の車椅子が納車された。


貰った分際で図々しいのは承知だが、ちょっと時間がかかりすぎて、その間困る期間はあったが。


現状は介護保険が使える年齢にはなったが、同じような機能の車椅子をレンタルすると1割負担でも毎月約9千円かかってしまうので、その負担が無いのは本当にありがたい限りだ。


現状は妻本人では操作も出来なくなってしまったものの、多機能の車椅子がそばに有るのは非常に助かっている。


日本テレビの方々、今仙技研の方々、及び募金していただいた方々、その節は本当にありがとうございました。