先日、地元のイオン(イオン御経塚という)が、23年の営業を終え、閉店いたしました。

 

勿論、大型スーパーの閉店ですから、地元の新聞やTVでも大きく報道されましたが、これは、他人事ではない。

 

「大黒柱に車をつけよ」

 

これは、イオン創業者岡田家の家訓なんですが、要は、時代に応じて変化せよ。時には、動かせない大黒柱でさえ動かせ。という意味なんですね。

 

つまり、イオンの存続発展のためには、スクラップアンドビルトも止む無し、という経営スタイルなんですよ。

 

ですから皆さん、自分の住んでいる地域にイオンがあったとしても、いつ何時なくなるかもしれないということは、念頭に置いておくこと。

 

私が思うに、建物の償却、修繕が必要となってくる、創業から20~30年を目安にイオンは撤退を考えると思います。

 

また、イオンが撤退した場合、土地を貸していた地主さんも大変です。

 

今までイオンから支払われていた地代は入らない、しかしながら、固定資産税の支払いは続く。

 

じゃあ、土地を息子らにといっても、今度は相続税がかかってきます(例えば300坪の土地と換算すると、固定資産税だけで、年間32万、相続税は359万円もかかってきます)

 

勿論、以前のように農地に戻せばこれらの税金は安くなりますが、埋め立てた土地を戻すのも簡単ではない。

 

イオンが来てワーイと喜んでいても――。

 

20年後、30年後はどうなるかわかりません。