先般、ニュースで介護事業所の倒産件数が今年の1月~9月まで過去最高(94件)になったとありました。

 

これは単純に倒産というもので、廃業や譲渡なんかも含めますと、まだまだ数は増えると思いますが、これらの原因が全てコロナというのは、いささか疑問に感じます。

 

私が思うに、これらの事業所は以前から経営が悪く、コロナというのは建前だと思うのですが、今後コロナによる廃業というのは、確実にでてくると思います。

 

さて、話は変わりますが、昨今の介護業界、相変わらずコロナへの備えに予断はないのですが、いささか過剰ではないのか――と。

 

今介護事業所によっては、新規の利用者の受け入れ中止、またデイサービス併用利用禁止(例えば、Aデイサービス、Bデイサービスの2ヵ所行くこと)、同居家族までも出張の有無、健康状態の報告を求める事業所がでています。

 

デイサービスに来ても、お隣りの人と会話禁止、おでかけ、集団レクリエーション禁止と、デイサービスに来ても何にもさせてもらえない、しない事業所もあります。

 

感染リスクを減らすため、わからなくもないですが、あまりに過敏になりすぎても――というのが私の気持ち。

 

今一度改めて考えなきゃいけないのは、本当にリスクのあるのは、利用者でなく我々介護スタッフ。

 

高齢者を疑う前に、我々が一番注意しなくてはいけないと思います。

 

仕事中のおしゃべり、休憩時間の過ごし方、家に帰ってからの家族との団らん、買い物、旅行etc…。

 

もう一度言います。

 

我々が一番リスクなのです。