カミュの「ペスト」と並んで今売れている本。

 

タイトルの通り、感染症の歴史について述べられているんですが、それだけじゃないウンチクなんかも知ることができるのがミソ。

 

例えば、日露戦争時代、腸チフスが流行ったのですが、腸チフスの治療に開発されたのが正露丸でして、当時は征露丸(ロシアを征服する)と呼ばれていたとか、子供の成長を願う「七五三」、これなんかも徳川綱吉の時代、感染症で子供が亡くなるのを防ぐためできた行事だとか(因みに綱吉はハシカで亡くなっています)

 

で、凄いのが、著者は次に感染症が流行るのは中国からと言ってます(この本が発刊された時、まだ新型コロナウイルスの流行はありませんでした)

 

歴史を紐解けば、感染症というのは常に起こりえるものであり、地球に住む限り我々はこの感染症から逃げることはできない。

 

ならば、今回のコロナを機に、今一度感染症に対する知識を深めるべきではないでしょうか?

 

 

 

 

↓因みに、著者の動画もあります。