最近、ネットや新聞で話題の本。

田中角栄さんの本は、これまでにも何冊かでていますが、これは角栄さんを嫌っていた石原慎太郎さんが書いたということで注目されています。

僕自身、今まで何冊か角栄さんの本を読んでいますので、そんなに真新しいことはでてないのですが、何か所か、印象に残った文章があったのでシェア。

P13 それで俺が悟ったというのは~何事にも事前のしかけというか根回しのようなものが必要ということだった。

P52 何をどこまでやる、その気になればやれる、必ず出来る~自分を抑えられないほどの野心というか気負いがこみあげて、乱暴なほど赤ん坊に頬ずりした。

P80 所詮この世は互いの利益の軋轢で、それを解決するのは結局互いの利益の確保、金次第ということだった。

P148 要は人間の肌合いの問題なのだ。

P198 他人の冗談には笑って感心してやるのが何よりなのだ。

P344 竹下らが俺を裏切ったと思わない。ただ離れていっただけだ。

P345 ああ権力なんて所詮水みたいなものだ~掬っても消えていく。

P413 人間の人生を形づくるものは何といっても他者との出会いに他ならないと思う。

iBookなんで本とページが違うかもしれません。

↓しかし、この表紙の顔がなんとも言えんね。

天才/幻冬舎

¥1,512
Amazon.co.jp