『音楽を考える人のための基本文献34』という本を読みました。
この本を全部通して読むのは2回目です。
2回目ですが、今回も途中で白目剥きそうになりました。
この本の起源は同志社女子大学学芸学部音楽学科音楽文化専攻の1年次生から3年次生を対象にした授業らしいです。
私は演奏専攻でよかった、、、🥹
白目剥きそうになりますが、とても役に立ちます。
正に音楽を考える人は必読です!
紀元前の頃から音楽を真剣に(?)考える人がいたということがまず面白く感じます。
現在も音楽は情操教育として捉えられている面があると思いますが、それは紀元前のころもそんな感じで考えられていたことが面白いです。
科学が未発達な頃の音楽の考えも、人間って何かこじつけないといけない性質でもあるのかなと思いました。
矛盾だらけでも明確な答えを欲するというか、、、
この本は「音楽」について考えられてきたことが時代順に書いてあります。
音楽を芸術としてとらえ始められた時期など、「音楽」に対する考え方の流れを知る事が出来るのはとても面白いです。
それと、笛吹きとしては🥹となる考えもありました。
プラトンの弟子アリストテレス(紀元前の人物)は、笛は音楽教育に適さないという考えだったみたいで、
アリストテレス的には笛は秘技宗教的興奮を表現するから教育と相容れないらしいです!
アテナが笛を発明したのに、それを投げ捨てたのは、顔が不恰好になるためとか書いてあってちょっと笑いました🥹