NACでは、一貫したホルモン値やデータの基準があります。
なので、自分の採血結果やエコー結果の位置づけが理解できるようになると、様々な面において一喜一憂することなく、冷静に、ある意味覚悟を持って治療に臨むことができます。
これも自分に合う合わない、があると思うのですが、私は元々データに基づいて検証したりするのが仕事上でも性に合っているタイプだったので、ショーキチ方式はとてもしっくりきました。
クリニックによっては、余計な心配を与えないように細かい説明を敢えて省いたり、必ずしも必要ではないホルモン値の項目は省いたりと、どちらかというと医師の判断基準のための検査、という方が強いところも多い気がします。
NACではもちろん先生の個性もあって言い方はそれぞれですが、患者にちゃんと理解してもらう、という点について疎かにしないクリニックだなと感じました。
(あまり悪いことを言わない宮内先生でも、質問すれば答えてくださりますし、ショーキチ先生は聞く前から気になる点は全部指摘してくださいます。ビクビクしますが(笑))
また、どの医師にあたってもショーキチ先生のポリシーからぶれることなく、必要に応じて「理事長にも確認したのですが」と一言添えた上での説明はとてつもない安心感でした。
治療年月ばかりはベテランで、下手に知識ばかりついてしまっている私にとって、現状を明確にしてくれて、治療方針が一貫していることは、精神安定剤にもなったような気がします。
前置きが長くなりましたが、以下は淡々と治療経緯・データを記していきます。
過去の出来事ですし、ご興味のある方だけお願いします![]()
1周期目
※採卵周期
D3![]()
E2 45
LH 5.9
P4 0.3
FSH 9.1
AMH 3.51ng/ml
※ショーキチ先生による内診、診察。こんなに内診に時間をかけてくださる先生は初めてでした。無事に採卵周期に入りました。左右合わせて卵胞は20個以上?お薬を使わない完全自然周期による採卵は、何気に初。生理周期が長め(30日~35日)の私は果たしてどうなるのか。
D10![]()
E2 74
LH 8.5
P4 0.3
FSH 5.7
※まだまだ。まあね~早くてもD17ぐらいの排卵でだし~。と自分で納得。
D13![]()
E2 165
LH 8.4
P4 0.2
FSH 6.3
※ようやく動いてきた感じ。主席になる卵胞が選別されたのが分かる。
D14![]()
E2 208
LH 12.4
P4 0.2
FSH 6.1
※NACの採卵基準は、少なくともE2が250は越えないといけない。また連日通院か。
D15![]()
E2 289
LH 34
P4 0.3
FSH 9.8
※E2が250を超えたが、理想の300には届かず。しかしLHのサージが始まってしまっているのでもう待てないとのこと、主席卵胞径は約21mm。二日後の採卵が決定。
ナースステーションで排卵抑制のセトロタイド注射を打ち、ボルタレンとブセレキュアの指示を受ける。
予想通りD17での採卵。私の場合D20ぐらいでの排卵もあるので、自然周期にしてはまあまあの周期だったのかなと。
D17
採卵当日
初めてなので、ショーキチ先生による採卵。
採卵結果は合計6個
主席:MⅡ
小卵胞:GV×5個
※採卵中はショーキチ先生お決まりの独り言がさく裂。聞いてはいたが、地味に怖い。
「ん?これは血管か?いや違うな?ん?ん?いやこれは血管やな、無理かな。」なんてことを延々と仰いながら採卵するので、心の中で、「信じてるけど、血管はまずい、無理しないでくれ~」なんて叫びながら平常心を装うのに必死でした。20個以上は刺されたと思う。それなりに痛い。
採卵後の診察では、卵胞が見えている割に、回収率が悪い。よくない。取り残しもあった。となんか不発だった感じの説明を受けました。
まあ、私は体質的にいつも卵胞が大量に見える癖に、回収率が悪いのは分かっているので、とりあえず完全自然周期で、主席が成熟卵とれただけで良しとしました。
あとは、ショーキチ先生お得意のGVがどうなるか。他のクリニックでは基本的に培養しない未熟卵ですが、さて。
<凍結確認>
主席のMⅡが6日目の胚盤胞になってくれました!
転院して初めての完全自然周期採卵で、凍結基準の厳しい中、凍結できたことに、ほっとしました。そしてやはりGVは全滅。なんだ、やはりここでも私の場合GVは全然期待できないのか。と少し凹みましたが。
次は移植周期。
2周期目
※移植周期
D3![]()
E2 5(低っ!)
LH 4.2
P4 0.3
FSH 8.7
AMH 3.80ng/ml
※無事移植周期へ。今回もお薬は一切使わずの完全自然です。
この2周期目で気づいたのですが、多嚢胞体質でよく取り上げられるD3のLH>FSH はNACに転院してからは発生していません。
これまでは卵胞のネックレスサインなんかも見えることがあったのですが、1年以上続けてきた多嚢胞対策用の食生活の改善などで体質も変わったのでしょうか。
D10![]()
E2 70
LH 5.4
P4 0.4
FSH 6.0
※前の採卵周期とほぼ同じパターンの推移。前の周期に、ショーキチ先生から内膜のデコボコを指摘されていたため、今周期は内膜の通水検査必須と言われていました。
通常内膜が厚くなってきてからやるものだそうですが、長田先生が「今日できそうだからやっちゃおう」とのことで実施→結果ポリープなしということで問題なしでした。
子宮鏡検査せず、内診室で立った2,3分でポリープの有無を確認できるのはすごい技術で感動。
D13![]()
E2 246
LH 74.7
P4 0.6
FSH 20.6
※またもやE2が上がりきる前にLHサージが。。。しっかE2が出た状態サージがかからないと、P4がしっかりでなくなる黄体機能不全になり、移植キャンセルになってしまう。。。
このE2が上がりきる前にLHが上がってしまうのは、これまでに刺激してHCG注射をバンバン打って無理矢理LHを上げて採卵してきたせいとのこと。脳がそれを覚えていて、E2が上がってくると、LHを早めに上げるように動いてしまうんだとか。
はあ~ここに来て刺激しまくった弊害が出てきたがしょうがない。あくまで1回目の採卵、移植は完全自然。それは私の体質を見極めるために必要なこと。キャンセルならしょうがない。と腹をくくりました。
また、LHが上がりすぎているので、クリニック内でスプレーし、移植は6日後となりました。
D19
移植当日
E2 100
LH 5.1
P4 11.4
FSH 5.7
※ドキドキの採血。P4<11で移植はキャンセル。 P4=11~12は黄体補充でギリギリ移植というのがNACの基準。私は黄体補充でギリギリセーフとなりました。
ワンクリノンという膣座薬で、夜1回だけ入れればいいのと、アプリケーター付きなのでとても快適に使えました。直後にあまりカスが出てこないのがよかったです。
BT4
ホルモン値評価
E2 101
LH 2.0
P4 19.9
FSH 4.0
β-HCG 0.7![]()
※少しHCGが検出。でもやはり今後の妊娠継続は極めて厳しい値。でもこれまでかすりもしなかったことばかりだったのが、NAC転院後1回目の移植でHCGの値が出ただけでも希望になった。
P4は十分でているとのこと、お薬は終了。ワンクリノンゲルは採血結果に反映されているが、MAXでも5ぐらいとのこと。
BT7
着床判定①
E2 159
LH 0.3
P4 28.9
FSH 2.0
β-HCG 8.5![]()
※着床はしていて、少し上がっているが、20は欲しいところとのこと。でもまだ生きててくれたことに感謝。
BT12
着床判定②
E2 52
P4 1.0
β-HCG 3.9![]()
※クリニックに着いて、診察前にトイレで生理が来ました。その後診察室に入ってすぐにショーキチ先生に「生理来た?」と聞かれました。
化学流産の場合、HCGがどれくらい出てしまったかによって、次周期採卵ができるかできないか判断されるみたいです。私の場合、「ビミョーやなあ。まあとりあえず次の生理三日目に来てみて採血してそれからやな」と言われました。
絶望的な気持ちで転院してきた中で、1回目の採卵、移植、それも絶対に向かないと思っていた完全自然周期でちゃんと治療ができたこと、化学流産とはいえ、HCGが出たこと、着床できたこと、大きな大きな収穫で安堵したことを今でも覚えています。
また、判定日が早かったこと、やはり本当に救われました。
次は再度採卵からのスタート。です。
(つづく)