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先日、松本市の「松本城氷彫フェスティバル」にいったとき、2日目に姨捨駅へ行ってみました。
姨捨駅は、JR篠ノ井線にある駅で、日本三大車窓の1つと言われる、雄大な景色が眺められることで知られています。
前に一度、夜に通った時に、夜景がきれいだったので、昼間の景色も一度見てみたいなと思いまして、行ってみることにしました。
松本市内にはほとんど雪は無かったのですが…
姨捨駅周りは、見事な雪。
履いて行ったスノーブーツがやっと役に立ちました
階段を使って、眺望広がる反対側のホームに行ってみます。
ホームのベンチは、景色が眺められるように線路の反対側を向いていて
ホームには展望スポットもあります。
眺望の説明もありますよ。
完全に観光スポット化していますね。
説明板からすると、真ん中右寄りの存在感のある山が飯綱山で、左奥の、ちょこっと頭が見えている白い山が戸隠なのかな?
一度降りてしまうと、次の列車まで1時間ほどあるので、駅を出てみます。
駅舎もレトロでいい感じですね。
実際のところ、駅周りには何もないんですが…
駅から50mくらいのところに、遮断機の無い踏切があって、線路を渡ることができます。
踏切から見た駅
渡った反対側から見た、踏切。
で、さらに、下にある線路のほうも、渡ることができます。
姨捨駅はスイッチバックで有名な駅ですが…
この下の線路を上がってきた、長野側からの列車は、この先で一旦停止し、逆行して姨捨駅に入り、そこからさらに松本方面に向けて斜面を上がっていくんですよね。
下の線路を渡ったところまで行くと、電車がやってくる音がしました。
おお、特急が来た。
※線路から一段下がった、安全なところから撮影しています。
線路を越えた先に、姨捨公園なる公園に続く道がありました。
道は完全に雪を被っていますが…
途中の斜面に、小さな足跡を見つけました。
何の足跡でしょう?うさぎ?狸?
公園といっても、ちょっと開けた場所にベンチがあるだけですが、展望はいいです。
屋根のあるベンチもあったんですが、撮り損ねました(^^;)
さらに上に上がる小さな階段があったので、登ってみると、小さなお社が5つ並んでいました。
お賽銭箱もなかったので、とりあえず手を合わせて、ご挨拶のみ。
この公園をうろうろしていると、線路の見下ろせるポイントがありまして。
ちょっと待っていると、列車がやってくる音がします。
カメラをかまえて待っていると…
貨物列車がやってきました。
青と緑の車体が雪に映えて、なかなかきれいです。
もう少し待っていると、普通列車もやってきました。
撮り鉄さんには人気のスポットなのかしら?
雪景色で寒そうに見えますが、風がないのでそうでもありません。
眺めを満喫して、駅舎に戻りました。
姨捨駅は駅舎の中もレトロで素敵。
眺めはいいし、雪はふわふわだし、思いがけず楽しかったです
何もなさそうでいて、みどころいっぱいでした。
別の季節にも来てみたいですが、姨捨公園のあたりは虫も多そうですね(^^;)
ここからまた長野行きの列車に乗ったのですが…
文字通り「車窓」として見た景色に絶句しました
展望側ではなく反対側の、しかもロングシートに座ったので、対面に座る人々の窓越しに眺めが見えたのですが…
車両の端から端まで広がる一面の景色の壮大なこと!!
まるで大きな屏風絵を見ているよう。
車窓一面に(ところどころ途切れながらも)広がる眺めが、まるで車両を包み込んでいるように感じられたんです。
この景色の醍醐味はやっぱり「車窓」として眺めることなんだと思いました。
残念ながら車窓の前に他のお客さんがいるので、写真は撮れませんでしたが…
窓に張り付いて、窓の外の眺めを見るのもいいのですが。
反対側から一連の車窓を眺めていると、まるで座席の背景にスクリーンが広がっているかのようでした。
ちなみに、日本三大車窓といいつつ、そのうちの1つは半世紀以上も前に廃線になっていて、見ることができません。
新しい車窓が選定されることはないんですかねえ…
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