『夏の夜の夢』制作発表記者会見

『夏の夜の夢』

制作発表記者会見が都内ホテルで行われ、
中村芝翫さん、南果歩、髙地優吾(SixTONES)さん　生駒里奈さん、
宇梶剛士さん、井上尊晶さん、松任谷正隆さんが出席。
作品への意気込みを語りました。

夏の夜の夢松竹株式会社の公式サイトです。歌舞伎や演劇の公演情報をご紹介しています。

www.shochiku.co.jp

スタイリング　坂本久仁子

ヘアメイク　細倉明日歌

ドレス　emilio pucci

ジュエリー　De Beers Forevermark

芝翫さん
「今回は初共演の方々ばかり。長男の橋之助が、南さんと（２０１８年の）舞台『オイディプスREXXX』で共演させていただき、橋之助から『南さんは、優しくていい人だから頼って大丈夫だ』と言われましたので、私も頼りにさせていただきたい。」（スポーツ報知より）

果歩さん
「本日はお暑い中、みなさんありがとうございます。南果歩です。私の初舞台は『ロミオとジュリエット』のジュリエット役で22歳の時でした。
そして30代になって、シェイクスピアがやりたいということで望んでやらせていただいた役がマクベス夫人でした。今回は３度目のシェイクスピア作品、はじめての喜劇です。
「夏の夜の夢」のティターニアをやらせていただくことになりました。
先ほど芝翫さんが仰ったんですけれども、橋之助さんと2018年『オイディプスREXXX』でご一緒して、今回はお父様の芝翫さんとまたご一緒できるという本当に成駒屋さんとは切っても切れない縁があるのではないかと思っています。そして稽古が始まってから１週間、芝翫さんはまだわからないと仰りながらも、稽古中、自分の出番じゃなくても舞台上にいらっしゃったり、色々アイディアを出してくださって、私はそれを見ながら、ずっと板の上に立っている時間が長いこの感覚というのは普通の俳優とは違う、板の上でずっと寝食を、衣食住を続けているんじゃないか思う程、その姿があまりにも存在感があって、ご一緒できて私は習うところが沢山あります。あと、働き者というかせっかちなところがありますので、稽古時間早めてほしい、なんて仰っていますが、今のままでお願いします。笑
宇梶さんは『お父さんのバックドロップ』という映画でがっつりと組ませていただいて以来の共演なので、今回はティターニアがオーベロンの悪戯でちょっと惚れ薬を塗られ、目の前にいたら恋に落ちるという喜劇がなされていくんですけれども、宇梶さんのコメディセンスの中で私はおんぶにだっこに肩車でやらせていただいてます。髙地君と生駒さんに関しては、はじめましてなんですけれども、本当にフレッシュで初々しくてこうやって22歳の時私も舞台に立ったんだというのを思い出させてくれる、真っすぐな瞳でむかっていくところがすごく素晴らしいなって、そこも初心を思い起こさせてくれるすごくいい仲間です。
尊晶さんは、蜷川さんとご一緒した時の演出助手だったんですけれども本当に誰よりも現場で動く演助で、いまこうやって尊晶さんが一本立ちされて、大作を演出する際、呼んでいただいてすごく嬉しい再会が出来て感動しています。松任谷さんは以前から私は音楽のファンなので、この間もSKYEのライブにうかがったりして、演奏者としてもアーチストとしても素晴らしいんですけれども、今回は稽古場でキーボードを持ち込んでお稽古に合わせて音楽を入れてくださって、それでまたモチベーションがあがるっていうすごくいい稽古場です。今回のひとつの目玉っていうのはパック役が、少年、本当の子供の役者さんの起用は大変だと思うんですけれども、ダブルキャストの2チームに分かれた妖精たち。もう見てるだけで何をでかすかわからないっていうような悪戯心を持った少年たちが舞台を駆け回っていて、それも一つの冒険だし、試みですごいと思っています。私はコロナ禍でもこうやって舞台に立てる幸せを十分に感じながら、いろいろ試せる役をいただいたので、尊晶さんからすごいプレッシャーをいただいているんですけれども、それに打ち勝つがごとく、コロナに打ち勝つがごとく、最後まで健康に芝翫さんと皆さんと、一緒に楽しく、この重苦しい空気を一瞬でも忘れていただけるような夢の世界をつくっていきたいなと思います。よろしくお願いします。」

果歩さん
「稽古もすごく楽しいんですけれども稽古はこの人はこれ、この人はこれ、と色んなことをやっているので。でも一番好きなのは本番。初日が楽しみです。初日に思い切って、振り切って役になれるように、稽古がでは恥をかいて汗をかいてやりたいなと思っています。さっき言い忘れたんですけれども、私は日生劇場初なので楽屋に迷ったら髙地君に聞こうかな（※髙地さんは日生劇場の舞台に何度も立っているとインタビューで発言されていました）と思います。笑」

会場日生劇場
日程 2022年9月6日（火）～28日（水）
作：W.シェイクスピア
訳：河合祥一郎
演出：井上尊晶
音楽：松任谷正隆
出演：
オーベロン／テーセウス　中村芝翫
ティターニア／ヒポリュテ　南果歩
ライサンダー　髙地優吾(SixTONES)
ハーミア　生駒里奈
ディミートリアス　元木聖也
ヘレナ　堺小春
ニック・ボトム　宇梶剛士　　　　　　他