この度の令和2年7月豪雨により被害を受けられました
皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。

 スタッフよりレポートですクローバー

 

新国立劇場「おうちで絵本読み聞かせ」

 

 

7月19日に

新国立劇場 情報センター閲覧室から

ライブ配信で行われました。

 

クローバー果歩さんクローバー

「みなさん 5時になりましたよ。

コメント見てますよ。

ありがとう こんにちは。

アーカイブはできないので、この瞬間を楽しんでください!

ギャラリープロジェクト「おうちで絵本読み聞かせ」の企画で

絵本を読ませて頂きます。

本来であれば劇場に子供たちをご招待して、

絵本を読む企画だったんですけれども、

コロナ禍の中、安全を第一に考え、リモート配信ということになりました。

本来なら劇場で数十人の前で読んでいたところ、

リモートさせていただくおかげで、集まっていただくこどもたち以外の方にも

インスタや、新国立劇場のTwitterで

配信しています。より多くの方にリモートを通じてお会いできるのを楽しみにしてました。

 

このコロナ禍の中で、こどもたちも制約があると思います。

学校が長らくおやすみだったり、お友達と遊べなかったり、

それでも元気でいることが一番だと思います。

今日は果歩さんと一緒にみんなで絵本と遊びたいと思います。」

 

「ぼくおつきさまと話したよ」

 

 

作・絵:フランク・アッシュ訳:山口文生 評論社

「サイモン&シュスター社様が今回許可を快諾してくださり、

読めることになりました。

果歩さんはお月様が大好きなんです。

果歩さんは多分かぐや姫だったかも!?

満月が大好きで、お月様を見上げていろんなことを考えたり、

自分を見つめ直したり、

ほっとする時間なんですね。

くまくんは、お月様とどんな話するんでしょうか?」

 

チューリップ黄果歩さんが、絵本を指さしながら、くまくんになったり、ナレーションをしたり、

観ている方にねっと微笑んだり・・・

 

チューリップ赤コメント欄は

やったー!

かわいい^^

大好きです

皆さんがリアルタイムに感想を言ってくれています

ハートマークもたくさんいただきましたチューリップ黄

 

「くまくん、お月さまといろんなお話してたね。

夜空を見上げて次の満月は8月4日だそうなので、その日満月見上げてみてね。

くまくんとお月さまがお話してるかもしれない。

もしお話してなかったら、みんながお月さまとお話できるかもしれないね。

果歩さんもお月さまが大好きなので、また月にむかっていろんなことお話します。

コロナ禍でみんなが大変な状況にある中、

九州で令和2年7月豪雨で被災されたみなさんが本当に大変な思いをしています。

 

一日も早い復興と、みんなが元気に楽しく過ごせるように、

お月様にお祈りしたいと思います。

 

みんなも少し前まではバブバブっていう赤ちゃんだったと思います

果歩さんだって赤ちゃんでした。誰もがみんなこどもだったし、

赤ちゃん時代を過ごしています。

赤ちゃん大好きで、赤ちゃんてすごい力もってるなと思ってたんです。

そんな時に見つけました。」

 

「ベイビーレボリューション」

 

作:浅井健一 絵:奈良美智 クレヨンハウス

「奈良さん、大好きなアーティストさんです

赤ちゃん、どんなことするのかな?」

 

チューリップピンク途中で泣き出す赤ちゃんに、

「いいんだよ、泣いたっていい」

果歩さんは絵本の中のベイビーに語りかけますチューリップピンク

 

「たったひとりの赤ちゃんのどんどん想いが広がって、

いろんなことをみんなに伝えてるんだと思います。

赤ちゃんの力すごいですね。

赤ちゃんが笑顔になるだけでみんなが幸せ、

赤ちゃんが泣いたらどうしたのって気になる。

赤ちゃんじゃなくても隣にいる人が困っていたら、

悲しそうだったら、優しく一言声をかけてあげるとか、

言葉ってすごい不思議だと思います。

かけた方は何気ない気持ちでかけたとしても、

苦しい人や悲しい人はその言葉が奥底までしみこんでいって、

絶対何かの支えになるんだと思います。

言葉って生きてるんだなって果歩さん思います。

 

お芝居をやっているので、いろんなセリフを話すんですけれども、

自分の好きな言葉を音にするときにすごく喜びを感じたりします。

 

絵本を読むのはすごく楽しいので、

こうやってみんなに聞いてもらえて嬉しいです。

 

そろそろ熱くなって海やプールに行く季節ですけれども、

今年はいつもの夏と違って、

みんなにも我慢しなくちゃいけないことあると思うんですけれども

この絵本で、一緒に海の中に入っていきませんか?

私の大好きな谷川俊太郎さんの訳です。」

「にじいろのさかな」

作・絵:マーカス・フィスター 訳:谷川 俊太郎 講談社

チューリップ黄コメント欄は

お魚いっぱいの絵文字

綺麗な魚

虹の絵文字

と感想をいただきましたチューリップ黄

 

「にじうおの、きらきら鱗、みんなにわけてあげたね。

最初は絶対あげたくなかったんだよね。大切なものだから。

でもみんなに分けてあげたらにじうおはすごく幸せな気持ちになったね。

果歩さんも美味しいもの大好きなんです。

美味しいもの食べてるときとっても幸せなんですけど、

でも美味しいものを独り占めして食べるよりは、

みんなと分けて美味しいねって言って食べる方が幸せだと思うので

これはにじうおの気持ちが

これ分けて言われたらわけてあげられるかな?

たくさんあるものだったら分けてあげてもいいし、

もしかしたら、ちょっとの間、貸してって言われたら貸してあげられるといいね。

あとでまた返してねって言えばみんなが楽しく遊べるかもしれないね。」

 

「絵本楽しいね。

絵本はね、果歩さんが赤ちゃんを産んだ後に、

自分の息子にたくさん読んであげてました。

寝る前にね、ぐっすり眠れるように読んであげてました。読んであげてるって言い方違うかもしれない、果歩さんの方が読みたかったものがあります。それで息子と一緒に絵本読みながらいろんな話をして、

ぐっすり眠れるように話をしながら読んであげてました。

でも読んであげながら、果歩さんの方が先に寝ちゃってました。

 

果歩さんの声は眠くなる声なんです。よく言われます。

眠る前に絵本を読むの自分の為になってたのかもしれないです。」

 

チューリップ赤コメント欄は

安心できるお声です

この魚のように優しくなれたらいいなと思います

などのお声をいただきましたチューリップ赤

 

「それでは最後です。

時間って楽しいことしてるとあっという間ですね。」

 

 

「一生分のだっこ」 南 果歩

 

「まだ絵本になっていない、絵本です。

まだ絵がついてません。

果歩さんがずいぶん前に作ったお話です。

ずいぶん前に作ってたお話なんですけれど、

コロナ自粛中にお家を片付けてる時に原稿がでてきました。

それで、こんなお話考えてたんだなと、内容忘れてたんですけれども、

読み返してみて、自分の好きな物語だなって思って。

そうですよね、自分で書いたんですからね。

絵のない絵本、絵のない分、心の中で思い浮かべてみてください。

 

チューリップピンクコメント欄は

紙芝居みたい

可愛い声ですね

いいね

出版して

 

拍手の絵文字などをいただきましたチューリップピンク

 

クローバー果歩さんクローバー

「私が東日本大震災の直後に、非難所を回っていろんな人とお会いした時に、

ドラマに出てくださいというお声をたくさんいただきました。

ニュースばかり見ていると思っていたんですけれども、

避難所のみなさんから、

物語を観たいんです、別の世界に連れてってほしいんです。

という言葉をいただいた時に、

人は別の物語の世界に入って現実の疲れを癒すってことが

必要なんだなって東北の皆さんに教えてもらいました。

その後、東北や熊本地震の後に絵本を読んできたんですけれども、

地元でいろんな方に聞いていただけて、

こうやって怪我の功名じゃないけれども、

悪いことばかりじゃなく、

こういういい方法を見つけたりすることもできるので、

みんなもこの状況の中で、苦しいことはいっぱいあるけれども、

楽しみを発見できると思うので、みんなで工夫していきましょう。

 

今日はこうやって、新国立劇場さんからお話をいただき、

こうやってリモートの読み聞かせを

させていただきましたけれども、

最後に詩を読みたいと思います。」

 

「コロナで亡くなった方もたくさんいらっしゃると思いますし、

病気で亡くなる方もいらっしゃいますし、

別の形で命をなくしてしまう人もいます。

私も昨日とても辛い知らせを受け取り、

生きてることは奇跡なんだなと思っています。

大切な共演者をなくし言葉もありませんが、

いま聞いてくださってるみなさんに、この詩を送ります。」

 

「生きる」 福音館書店

 

 

 作:谷川俊太郎

 

「自分の命を大事に、目の前の人の命を大事に、そしてみんなの命を大事に、

この状況をみんなで手を繋いで、直接手を繋げなくても、

エアーで手を繋いで頑張って乗り越えていきたいと思っています。

今日はこんな時間をいただいてありがとうございました。

心が落ち着きました。またこういう機会をつくるようにします。

また皆さんとお会いしたいです。元気でいてください。元気が一番です。

生きてこそです。

私たち命があるものは頑張って生きていきましょう。

では またね。南 果歩でした。」

 

 

〈このたびの大変な世界状況が一日も早く終息し、
平穏な生活を取り戻せますよう
南 果歩とスタッフ一同、心から願っております。〉
 

 

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by あゆん