リハーサル室の、風圧のかかった重い扉を開けると、
壁には果歩さんのインタビュー記事や、稽古スケジュールが貼られています。
奥に進むと・・・
九州、アリラン峠にある「高山厚生理容所」がそこに！！
年期の入った畳、ガラス棚の上の人形、柱には飾ると福が来るという韓国のお面、
どれも果歩さん演じる須美さんや、その家族の息づかいが感じられる意匠です。
須美と、村上 淳さん演じる、須美の義理の弟である英勲（ヨンフン）が、
現状について意見を述べ合い、ふたりの意見が食い違う場面の稽古の真っ最中。
大事な話をしてい英勲の話題をそらすかのように、
後ろ毛が跳ねている英勲の髪を整える須美。
セリフのやりとりに惹き込まれるように、見入っていると、
演出家の鄭 義信さんが、二人にちょっとした動作や間合いを促します。
首の動かし方やわずかな表情によって、さらに人物像が肉付けされていく魔法のような瞬間を目撃しました。
次は擬闘担当の栗原直樹さんが、アクションをつけるハードな場面。
千葉哲也さん演じる須美の夫、成勲（ソンフン）が大暴れします。
それはそれはものすごくハード。テーブルが飛び、走り回るアクションの連続。
果歩さんが柱や家具にぶつかりそうッ！観ているこっちがヒヤヒヤします。
キャストの方が肘パッドや、膝パッドを身につけているのが頷けます。
そして森田甘路さん演じる大吉があらわれると、その存在感から、場内にふっと笑みが溢れます。ちょっと妖精パックの雰囲気。
何時間ものハードな立ち稽古が終わると、
ふっとキャストのみなさんが、役からご本人に戻られます。
自前の稽古着姿からは、みなさんの素顔がほんの少し垣間見える気がします。
千葉哲也さんは、ラッパーっぽいジャージ
村上 淳さんは、ジオメトリック柄のスニーカー
根岸季衣さんは、ピンク系の女性っぽいTシャツ
星野園美さんは、美味しそうなえびせんのＴシャツ
その日の果歩さんの稽古場Tシャツは・・・
シェイクスピアがサングラスをしているＴシャツでした！
これは昨年のトニー賞にもノミネートされたブロードウェイミュージカル
「SOMETHING ROTTEN」を観劇した時のものです。
別の日にはこんな所ジョージさんから頂いたＴシャツを着ていました。
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懐かしの三輪自動車
バラックの共同厠
リハーサル室から稽古が終わって出てきた薄着の果歩さん。
立ち稽古前には、みっちりヨガをするそうです
南 果歩 オフィシャルサイト
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ｂyあゆん