今日の横浜は雨です

今回は浮き浮きわくわくのお話ではなく、ちょっと恐ろしいニュースを目にしましたので転載します。
この記事を読むといろいろな物がデジタル化され便利で快適になったと喜んでばかりいる時代ではありません。
以前から世界の空を飛び回る航空機エンジンの24時間メンテナンスは米国GE社の集中制御コントロールセンターで行われている番組を見た記憶があります。
また先日は世界中の鉱山で活躍するコマツの超大型ブルドーザーも遠隔操作によって採集されてる番組を見ました。今では新幹線も電車も同じように集中制御され遠隔操作は可能でしょう。
そんな中、今朝身近なクルマ乗用車を遠隔操作したと言うニュースです。
今のクルマ(乗用車)の殆どはオートマ化(自動変速機)されエアコン管理、走行距離、燃費計算、不具合表示など膨大なプログラム(ソフトウェア)によって管理されています。
またナビゲーション(地図情報)を搭載しているクルマはGPSと連動しているでしょう。
そのクルマにGPS機能つき携帯やスマホを持ち込めば車のGPS座標軸と携帯スマホの座標軸が一致すれば今誰がどのクルマに乗って何処を時速何キロで走ってるなど簡単に掴めることでしょう。
<転載開始>
『走行中のJeepを乗っ取り操作、セキュリティ研究者が実証実験』
セキュリティ研究者が走行中の自動車を乗っ取ってアクセルやブレーキを無線で遠隔操作する実験を披露した。
走行中にエアコンやラジオのスイッチが勝手に入り、突然アクセルやブレーキが効かなくなった――。セキュリティ研究者がFiat Chryslerの「Jeep Cherokee」を無線で遠隔操作する実験を行った。この車を運転していた米Wiredの記者が、7月21日の記事で車を乗っ取られる体験をリポートしている。
Wiredのアンディ・グリーンバーグ記者は、米セントルイス市内を時速112キロで走行していた。突然、ダッシュボードには一切触れていないのにエアコンから冷たい風が吹き出し、ラジオのチャンネルが勝手に切り替わって大音量の音楽が流れ、窓拭きワイパーが作動。続いてアクセルが効かなくなり、車は減速した。
同記者のJeepを遠隔操作していたのはセキュリティ研究者のチャーリー・ミラー、クリス・バラセクの両氏。16キロ離れた自宅からノートPCを使って同車のエンターテインメントシステムにコマンドを送信し、ダッシュボード機能や操舵、制動、変速装置を制御していた。車のエンジンを停止させたり急制動をかけたり、ブレーキを効かなくさせたりすることも可能だという。
両氏は、2013年にもFordの「エスケープ」とトヨタの「プリウス」で車載システムのハッキング実験を披露している。ただ、この時は後部座席に座り、ケーブルでノートPCを車の診断ポートに接続して操作していた。
しかし、今回の実験は無線で車を遠隔操作できることを実証した。
利用したのはChrysler車に搭載されているインターネット接続機能「Uconnect」の脆弱性だった。まずエンターテインメントシステムに使われている半導体のファームウェアを書き換えて不正なコードを仕込み、そこからエンジンやハンドルといった部品に接続されている車内コンピュータネットワーク経由でコマンドを送信する仕組み。車のIPアドレスさえ分かっていれば、どこからでもシステムに無線でアクセスできてしまうという。
両氏は8月にラスベガスで開かれるセキュリティカンファレンスのBlack Hatでこの研究について発表を予定している。
Chryslerは7月16日に、Uconnect機能搭載モデル向けのソフトウェアアップデートを公開した。詳しい内容には触れないまま、「車のソフトウェアもスマートフォンなどと同様に、セキュリティ対策を向上させて車のシステムに不正アクセスされるリスクを低減するためのアップデートを必要とする」と説明している。
<転載終了>
出典元:7月22日 ITmediaエンタープライズ
『走行中のJeepを乗っ取り操作、セキュリティ研究者が実証実験』
遠隔操作技術は既に軍需産業では当たり前の技術でしょうが、身近なクルマ(乗用車)にもと思うとぞっとします。
ここで恐怖心や不安心を煽るつもりはありませんが、デジタル社会の怖さを意識する時代なのかもしれません。