戦地から妹への手紙(大石清伍長) | カッサーラの街(珪素&ケイ素の街)

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今朝の横浜は昨日までの強風もおさまり清々しい青空です晴れ

今日霞ヶ関では戦争法案(安保法案)が強行採決されるようですが、どのような事由があろうと戦争法案に反対です。

積極的平和主義”を叫ぶのなら世界中の紛争や戦争に積極的に出向き仲裁に入り無血で紛争や戦争を収束させることが誠の”積極的平和主義”だと思います。

今回は両親を亡くし戦地沖縄から妹へ綴った大石清伍長の手紙と遺書を掲載します。

<掲載開始>
妹への手紙──
静ちやん お便りありがたう。何べんも何べんも読みました。お送りしたお金、こんなに
喜んでもらへるとは思ひませんでした。
神だな(棚)などに供へなくてもよいから、必要なものは何でも買つて、つかつて下さい。
兄ちやんの給料はうんとありますし、隊にゐるとお金を使ふこともありませんから、
これからも静ちやんのサイフが空つぽにならない様、毎月おくります。
では元気で、をぢさん、をばさんによろしく。
                      兄ちやんより


大石伍長の遺書──
なつかしい静ちやん!
おわかれの時がきました。兄ちやんはいよいよ出げきします。この手紙がとどくころは、
沖なは(縄)の海に散つてゐます。
思ひがけない父、母の死で、幼ない静ちやんを一人のこしていくのは、とてもかなしいのですが、ゆるして下さい。
兄ちやんのかたみとして静ちやんの名であづけてゐたいうびん(郵便)通帳とハンコ、
これは静ちやんが女学校に上るときにつかつて下さい。時計と軍刀も送ります。
これも木下のをぢさんにたのんで、売つてお金にかへなさい。
兄ちやんのかたみなどより、これからの静ちやんの人生のはうが大じなのです。
もうプロペラがまはつてゐます。さあ、出げきです。では兄ちやんは征きます。
泣くなよ静ちやん。がんばれ!

<掲載終了>

出典元:『今日われ生きてあり』新潮社より

権力者同士の紛争や戦争で犠牲になるのは一般庶民です。自衛隊員の皆さんも元を辿れば一般庶民です。一般庶民は常に権力者に操られています。操られ人形から目覚めましょう。