{21F86E91-0E01-4B82-A057-BE9757095C11}




太陽の一筋の光が矢のように
頭上へと向かう朝


まるで、真っ直ぐ向かおうとする
道筋を選べよと太陽は語るように


室内の濁りの息や煙を巻き込み
細い線の内側で浄化するように

一筋の光の粉が掬い上げて
透明な硝子さへ打ちやぶり
消え去るかのように


濁りの煙は空中で溶け出して
見えない濁り色になっては
壁にしがみ付くけれども


見ようとはしない道の真っ直ぐさが
消え去る瞬間でさへ
視線の側面から外れていく



見ないまま意識は置き去りにして
濁りの壁だけが残される

生きるということは
そう言うことなんだろう



忘れ去られた濁りとなって
浄化しないままの煙が壁にしがみ付く


太陽の一筋の光が当たる瞬間だけを
私は真っ直ぐに見ている

生きるということは
そう言うことなんだろう

濁りの煙は空中で
壁にしがみ付いたままにある



忘れ去られた濁りとなって
浄化しないままの煙が壁にしがみ付く


私は壁を見ないまま
真っ直ぐに当たる一筋の光の
道筋だけを見ている



{A89E3165-B766-449E-AD1B-1D66ED68C017}


{AEAB56F7-06D1-42D2-B1D9-8E5B503642C7}


{EC5105A0-F29E-434B-8395-972ECE1E1808}


{8025A0CC-39C1-4453-BF9D-D00EC80E4C20}