フェンシング世界一&陸上界の超新星 | 神楽坂Mine

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梅雨明けして東京は本格的な夏に入り、先週末より猛暑日が続いて、これからも続きそうでウンザリ&ゲンナリしています。そんな中で、先週後半より日本人としてはスカッとする話題が飛びこんできました。まずはモスクワで開催されたフェンシング世界選手権で、五輪個人&団体の銀メダリスト、太田雄貴選手(29歳)が金メダルを獲得しました。五輪、世界選手権を通じて、日本人選手のフェンシングの優勝は、初の快挙です。


太田選手は準々決勝で、12年ロンドン五輪金メダルの雷声選手(中国)に勝ってメダル獲得を決め、準決勝でゲレク・マインハート選手(米)を破り、決勝でアレクサンダー・マシアラス選手(米)を15―10で破って優勝しました。来年のリオ五輪への期待が膨らみました。


フェンシングというのは、日本では完全にマイナースポーツです。競技人口は推定1万人程度で、野球約800万人、サッカー約650万人に比べて極めて少ないです。ヨーロッパでは日本よりは多いでしょうが、やはりメジャーとは云えないでしょう。


知っている人間でフェンシングをしていたのは、記憶にある限りたった1人です。しかし太田選手の大活躍で、日本でも競技人口は増えているかもしれません。どんな競技でも世界一になるアスリートは、スゴイ身体をしています(添付画像)。

陸上短距離界では、とんでもない新星が現れました。その名前はサニブラウン・アブデル・ハキーム。彼の名前は100%外国人と思えますが、ガーナ人の父と日本人の(元短距離のアスリートだった)を持つ、日本生まれ、日本育ち、現在東京の高校2年生(16歳)の日本人です。上の画像は先月の日本選手権200mのゴールシーン、右の選手です。


その彼が日曜日にコロンビアで開催された、陸上世界ユース選手権、男子100m&200mの二冠に輝きました。しかも200mでは、20.34秒の大会新記録をマークしました。これはあのウサイン・ボルト選手の20.40秒を更新したものです!ちなみに100mも大会新記録を達成して勝利しています。


彼の現在の身長は187cmあり、まだ伸びているそうですので、もしかしたら近い将来、五輪や世界選手権の100m&200mで決勝に、”当然のごとく”進出出来て、メダルを狙えるような選手になれるかもしれません。


現在日本短距離界のホープと云われている桐生選手(19歳)は、今年中に10秒を切らないと、「日本人初の10秒切り」の栄誉を、ハキーム選手に持っていかれる可能性が大です。ハキーム選手の場合は、東京五輪までに10秒どころか、もしかしたら9.9秒も切ってくる可能性がありそうで、これから非常に愉しみです。