家具屋が本気で家づくりをしたら…こんな住まいになります!②家具屋の中古マンションリノベ | 家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

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このコンテンツは2回に分けて

投稿させて頂きます。

 

昨日は

家具のサイズ、寸法に合わせて

壁をつくる!家具の配置、お部屋の

使い方に合わせてドアの位置を決める

というお話を具体的な例で説明

させて頂きました。

 

本日は、お部屋の使い方を具体的に

イメージして中古マンションのリノベーション

を設計したという話のつづきから・・・

 

 

こちらの写真をご覧ください!

シングルベッドを3台並べた

家具の配置となります。

 

シングルベッドを3台というのは

パパとママ、そして2人の子供たち

の4人家族が川の字に寝ることを

想定しております。

 

シングルベッド2台や

シングルベッドとセミダブルベッドを

2台並べる家具の配置をよく提案

しましたが、自分自身の話をすると

シングルベッド2台で家族4人が寝る

には、それぞれの寝るスペースが

狭いと感じたからです。

 

4人をベッド3台で使用すれば

ひとりあたりのスペースがしっかり

確保することができると考え方のです。

それゆえ、シングルベッド3台が配置

することができる広さを確保して

ベッドサイドに少し通路が取れる

よう壁の位置を決めました。

 

 

上の写真をご覧ください!

ベッドのヘッドボードの上に

間接照明を取り付け、

そのスイッチをベッド3台の

両端に取り付けました!

 

この間接照明は寝る前に

子供たちに本の読み聞かせを

してあげられるよう考えて設置

しましたが、

実際の子育てでは、子供が熱を出し

嘔吐した時、また鼻血を出した時に

すぐに照明をつけて状況を把握する

のに役に立ちます。

 

このように暮らし方を具体的に考え

照明の設備やスイッチの位置

コンセントの位置を設計することで

より暮らしが豊かになると

考えたのです!!

こんな考え方こそ

家具から始まる家づくりとなるのです!

 

さらに・・・こちらの写真をご覧ください。

 

 

ベッドのヘッドボードのかなり上に

なにかあるのがわかりますか?

 

これは・・・実はエアコンのダクトです。

 

 

寝室は元々、中和室といって

 

 

リビングダイニング空間や北側の洋室

と異なり、バルコニーや通路(外)に

面していないのでエアコンを取り付け

られるようになっていなかったのです!

 

それゆえ・・・

 

 

上の写真の奥の方をご覧ください

構造梁の下に空間をつくり

エアコンのダクトを寝室まで伸ばした

のです。壁の中に傾斜をつけてる

だけの隙間をつくり、寝室にエアコンを

取り付けることが出来るようにしました。

 

そんな配慮も事前に計算して

リノベーションプランを立てました・・・

 

また、今回のリノベーションで

もっともこだわったのが

リビングの隣にベッドルームを

設けたかったことです!

 

一般的なマンションの間取りは

LDKから寝室へは廊下や水回り

を隔てた間取となっていることが多く

これも自身の経験からお話しすると

子供を早めに寝かしつけて

夫婦でリビングで寛いでいると・・・

子供の泣き声が小さく聞こえて

子供のもとにすぐに駆け付けた記憶が

あります。

 

きっと子供目線で考えれば

目が覚めた時に近くに両親がいる

と安心ができるのではないか?

また、親目線で考えると

リビングの隣に寝室があると

子供のなんらかの変化に気づき易い

のではないか?と考えたのです。

 

 

上の写真をご覧ください!

リビングの隣が寝室なので

ドアを少し開けておけば

子供の泣き声にすぐに気づけたり・・・

子供の目が覚めて隣にママやパパが

いなくても、隣のあかりが漏れてきて

近くに両親がいることで

少し安心できるのではないでしょうか?

 

 

そんな暮らしの具体的なイメージを

思い浮かべながらリノベーションプランを

立てております。

 

-------------

 

今回の中古マンションリノベーションは

家具屋が物件探しからリノベプランまで

自分たちで考えたセルフリノベーションと

なります。この物件を購入すること

を決めた理由でもっとも重要視したのが

 

 

このスペースの奥行きというか横幅です。

 

 

通常、中和室の広さは縦長の6帖

もしくは4.5帖というケースが多く

もしこの物件もそうであれば

購入に至りませんでした。

 

この物件はLD空間の隣の和室が

7.3帖あり、畳スペースだけでなく

板間のスペースがあることが

とても重要だったのです。

 

どうしてかというと・・・

 

 

マンションの間取りの特徴は

東西方向に長く大きな壁があるため

 

 

その壁を活かして家具の配置を計画

することが前提条件となります。

それゆえ、

 

 

東面の壁にテレビボードや収納家具を

配置し、その対面にソファを設置すると

効率よく家具を配置できると考えた

のです。

 

 

仮に縦長6帖だった場合

上の写真のように家具を配置すると

ソファ前は125㎝ほどしか確保できません

6帖の短手方向は2m60㎝ほどの

有効寸法となるからです。

(奥行き90㎝のソファと奥行き45㎝

のテレビボードを2m60㎝から差し引くと

・・・上記の寸法となります)

 

しかしながら今回の間取りは7.3帖の

和室で、間口というかお部屋の奥行きが

3m以上確保できたのです。

 

 

それゆえ、幅200㎝奥行き140㎝の

アクセントラグを敷いても

まだ20㎝ほど余裕があるスペースを

ソファ前に確保することができました。

 

さらに・・・

 

 

寝室も2m10㎝ほどのベッドフレームの

足元に60㎝程の通路を確保し

さらに奥行き45㎝のチェストが置ける

家具の配置が実現できました。

これが縦長6帖の和室では実現

できなかったのです。

 

物件を購入前に

この間取りをリノベーションしたら

どうなるかシュミレーションし

購入に至ったというわけです!

 

この寸法が最も重要だったのです!

 

そんなことから始まった

中古マンションリノベーション

 

 

リビングダイニング空間はこんなに

ゆとりのある住空間となりました!

 

元々11.1帖のリビングダイニング空間

がダイニングスペースとして使用できる

からです。

 

リビングダイニング空間で暮らしの

イメージを具体的に考えたのが

この空間です!

 

 

ダイニングテーブルとデスク収納

との間のスペースです!

このスペースから横のソファ前まで

の空間が子供の遊びスペースと

したかったのです!

 

 

ソファ側からみると・・・こんなに広い

横長空間となります。

 

そして、少しでもキッズスペースを

広くとるために・・・キッチンカウンターを

短くしたのです!

 

 

元々のキッチンカウンターの写真が

こちらです!

 

 

このキッチンカウンターを

できる限り短くしました・・・

 

 

そうすることでダイニングテーブルを

少しでもキッチン側に寄せて

キッズスペースを広くすることを

考えたのです!

 

さらに・・・

 

こんなことを考えました・・・

 

それは・・・

 

将来、子供が「ピアノを習いたい」

と言ってきたときに対応できるよう

家具の配置換えができるように

考えたのです。

 

キッズスペースに設置したこちらの家具は

 

 

上部のグレー色の吊戸棚は

壁に固定しておりますが、

下のデスクと収納家具は

壁に固定しておりません!

 

3列2段のシェルフを動かし

ピアノが置けるように考えたのです。

 

シェルフは・・・

 

 

キッチンカウンターの下に置けるように

しております!

キッチンカウンター側の腰壁に

家具を置いた場合

その分ダイニングテーブルを

キッズスペースの方へ動かさなくては

ならず、その場合に照明の位置が

変わっても対応できるように

天井にダクトレールをとりつけました。

 

家具の配置換えを行うことを前提に

リノベーションプランの立てたという

訳です!

 

このように暮らし方を具体的に

イメージして、その暮らしが実現できる

ようにリノベーションプランを立てる

ことが理想の家づくりとなります。

 

家具屋が本気で家づくりをしたら・・・

こんな住まいになりました。

 

という事例をご紹介させて

頂きました。

7年半経っても色あせない

素敵なコーディネートに

細部まで考えられたリノベーション

 

きっと家具から始まる家づくり

はいかがでしょうか?

 

是非、これから中古マンション

リノベーションをする方、

もしくは新築分譲マンションの

自由設計プランを検討される方は

家具屋へリノベ、自由設計の相談を

しませんか?

 

 

ご興味のある方は是非

ご相談下さい!