家族の成長に合わせて家具の配置を変える理想の住まいを提案!3年前に提案したアーカイブ | 家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

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インテリアショップBIGJOYが理想とする家

それは・・・

『家族の成長に合わせて

家具の配置を変える住まい』

です。

 

 

マイホームを建築、購入する時期の

多くはお子さんが小学校にあがる前の

タイミングが多いと思います。

結婚して子どもが生まれ

将来どの学区で学ばせたいか?

ご夫婦どちらかが育った環境で

成長してほしい・・・などと

未来の生活を思い描き

マイホームを計画すると思います。

 

しかしながら数年後の生活はイメージ

できても、10年後、20年後、30年後

の暮らしはなかなか想像できない

ものと思います。

 

今回紹介するコンテンツは

実は、インテリアショップBIGJOYが

3年前の2016年に提案した事例で

「家族の成長に合わせて

家具の配置を変える」という

事例となります。

 

以前も紹介しましたが、

今回は間取り図、イメージ図を

作成し、よりわかりやすく

お伝えできればと思います。

 

今回の間取りはこんなLDKです。

キッチンの4.5畳を含んだ20畳のLDK空間

となります。

 

 

このLDKは2階がリビングダイニング空間で

南側(下)はバルコニーへつながる掃出し窓で

東西(左右)の窓は腰高窓となります。

 

みなさんは、

この間取りにどのように

家具を配置しますか?

 

BIGJOYが提案した家具の配置は

こんな配置となります。

 

 

キッチンの横にダイニング空間

 

 

キッチンの正面にリビング空間

としました。

 

 

この家具の配置は

お子さんが0歳~6歳ほどの時期を

想定した家具の配置です。

 

 

ソファの背面をキッズスペースとし

小さなお子さんがのびのびと

遊べる空間としました。

 

このスペースはキッチンから

ちょうど見える位置なので

キッチンで家事をしている間も

できるだけお子さんから目を離さないで

いられるよう考えました。

 

 

さらに・・・

ソファはウッドフレームソファの

アームなしタイプで

あえて、背クッションは置かず

必要最低限のクッションのみとし

ソファの背面にお子さんがいても

ソファのクッションと背もたれの間から

お子さんの気配を感じられるように

考えてソファもチョイスしました。

 

 

さらに・・・

お子さんが二人兄弟で上の子が5歳で

下の子が3歳というシチュエーションの場合

上の子が勉強をすることを想定して

ダイニングテーブルとキッズスペースの間に

デスクカウンターを設置!

 

 

家具の裏面がきれいに仕上っている

ユニットデスクなので、家具の側面を

壁面にくっつけて、空間を間仕切るように

配置することができます。

 

 

このスペースはキッチンからは死角となる

のですが、幼稚園児のお子さんが

一人で勉強するというよりは

ママやパパと一緒に勉強することを

想定した家具の配置となります。

 

 

そのために対面型のユニットデスクを

提案させて頂きました。

 

次に、上のお子さんが小学校に入学する

タイミングで家具の配置換えを提案します。

 

BIGJOYが理想とする住まいは

家族の成長に合わせて家具の配置を変える

という住まいなので

このタイミングで家具の配置を提案

させて頂きました。

 

その家具の配置がこちらです。

 

 

お子さんが0歳~6歳の時期と比べると

 

 

ピンクの色で示した部分を

入れ替えた家具の配置換えとなります。

 

 

この時期は小学生になり

毎日のように学校で宿題をもらい

自宅で勉強する時間が幼稚園の時期と

比べてとても増えます。

 

そのため、キッチンから見ない位置に

ユニットデスクを設置するのではなく

キッチンから見える位置に

ユニットデスクを設置させて頂きました

 

 

 

仮に先程5歳の上の子と3歳の下の子

という想定であれば

小学生となり6歳、4歳となれば

下のお子さんも、少しは目を離してても

一人遊べると思うので

キッズスペースをキッチンからの

死角になる位置にさせて頂きました。

 

 

ここ最近は中学生、高校生になっても

自分の個室で勉強するのではなく

リビング学習といって

リビングで勉強するお子さんが増えているため

この配置のおもちゃ収納を下のお子さんの

デスクに変えれば兄弟2人で

リビングで勉強できるため

この家具の配置が長い期間続く

可能性があると考えます。

 

 

いっきに時間が経過し

次にご紹介する家具の配置は

お子さんが就職し、実家を離れ

ご夫婦2人の生活を想定した

家具の配置を提案します!

マイホームを上のお子さんが5歳の頃

建てて、そのお子さんが30歳となる

25年後を想定した家具の配置となります。

 

こんな家具の配置を提案します。

 

 

先程紹介した家具の配置と比べると・・・

 

 

リビングとキッズスペースを入れ替える

提案となります。

 

 

薄いピンク色で囲った部分に

ダイニングテーブルとソファをまとめ

お部屋全体は広い空間ですが

コンパクトにリビングダイニングを

まとめた

スモールリビングダイニング空間を

提案させて頂きます。

 

 

 

リビングの横にはワークスペースで

空間を間仕切り

 

 

 

キッチンのガスコンロ前の空間は

趣味のスペースとして提案させて頂き

イメージ図にはマッサージチェアを

新に設置させて頂きました。

 

 

お子さんが独立し、夫婦2人となれば

南側の明るい空間で

ゆっくりとした時間を過ごすのも

悪くないのではないでしょうか?

 

 

そして子供が結婚し、孫が生まれる

30年後から40年後・・・

子どもが孫を連れて遊びに来ることを

想定した家具の配置換えを

最後に提案します。

 

 

先程、ユニットデスクでリビング空間と

趣味のスペースを間仕切っていたデスクを

壁に沿うように設置

 

ソファ横に小さなお子さんがのびのびと

遊ぶことができるキッズスペースを

提案させて頂きます。

 

 

キッチンからお孫さんが

遊ぶ姿が良く見える家具の配置と

なります。

 

 

 

実はこの家具の配置は

初めに紹介した

お子さんが0歳~6歳の時期にも

この家具の配置が成り立ちます。

 

 

リビング横に子供が遊ぶキッズスペース

その奥に大人のワークスペースを

提案する家具の配置となります。

 

 

このようにマイホームを建てて、購入して

すぐのタイミングから5年後、10年後

20年後、30年後を想定し

同じ間取りで同じ家具のまま

家具の配置を変えることで

その時その時

とても使いやすいように

家具の配置を変えるという提案こそ

 

インテリアショップBIGJOYが

理想とする住まいなのです。

 

この住宅は分譲住宅で

注文住宅ではありません。

注文住宅となると住宅会社も

壁があれば造り付けのデスクカウンター

を提案し、収納スペースを設計します。

それゆえ、かえって自由になる壁面が

少なくなり、使い方が固定化してしまう

壁面が多くなるのです。

 

家は5年毎に住み替えるのであれば

壁の使い方を固定化することも

ありですが、

20年、30年と住み続ける住まいを

想定するのであれば

あまり使い方を固定化させてしまう

造り付けをしないよう

お勧め致します。

 

今回のリビングダイニング空間のように

壁面が多く、空間がL字型で

ダイニングスペース

リビングスペース

ワークスペース/キッズスペースの

3つの空間が造りやすい間取りが

とても面白いのではないかと

思います。

 

これから家づくりをされる方は

是非参考にしてください。

 

今回は後付的に家具の配置を

考えましたが、設計の段階で

家具の使い方、置き方を具体的に

考えることができれば

きっつ使いやすい住まいとなります。

こんな考え方こそ

家具から始まる家づくりなのです。

 

ベッドのサイズに合わせて

子ども部屋を設計したり、

 

置きたいソファのサイズや

ダイニングテーブルのサイズ

使い方に合わせてLD空間を

設計したりと

 

道具のサイズ、使い方を確認

しながら家づくりできると

いいですよね!

 

どこにルンバを設置するか?

ダイソンの掃除機を設置するか?

など使い方から考えることが

大切です。

 

きっと家具から始まる家づくり

 

参考にしてください。