インテリアショップBIGJOYが手掛けた
コーディネート事例をご紹介します。
今回は成功事例というより
もう少しこうすればよかった・・・という
失敗事例ともいえる
提案事例をご紹介します。
なにが失敗かというと
色が複数入るチグハグさです。
今回ナチュラル色の無垢材の
家具を提案させて頂きましたが
コーディネートする上で見落としていた
点がありました。
それはキッチンの面材と
造作家具、テレビボードの面材です。
フローリングはナラ無垢材15㎜巾で
テレビボード上には
グラナスヴィストのホワイト色
エコカラットが貼られるという内容を
確認しました。
いつもナチュラルテイストな住空間が
多いビルダーさんだったため
キッチンの色や造作家具の色は
確認しませんでした。
現場に行くと造作のテレビボードが
ウォールナット柄のような化粧版で
製作されており、ブラウン色
キッチンもカップボードもブラウン色
という内装で
キッチン裏の壁面上の笠木は
ナチュラル色、
デスクカウンターやその上の装飾は
ナチュラルカラーという
内装でした。
このような内装であれば
ナチュラルカラーの家具だけでなく
ウォールナットブラウン色を
取り入れたツートン仕様の家具や
ブラック色のチェアなどを
もっと取り入れればよかったと
思ったのです。
(ナチュラル色とウォールナットブラウン色のツートンスタイルのチェアJohan）
家具は床の色ではなく
ドアやカウンターの色に合わせるべき
ということを常日頃申し上げて
おりますが、
今回はそのドアやカウンター、
キッチンの扉などが2色ある
内装の仕様だったのです。
最終的にインテリア雑貨を
飾る際にブラウン色やブラック色を
多めに取り入れ、
ラグもブラウン色やブラック色が
入ったものを提案していたので
アンバランス感は少し和らぎましたが
写真撮りをして
もう少しブラウン色やブラック色
があれば・・・と思ってしまいます。
昨日、紹介したブログにも
LD空間の収納スペースの建具、扉が
ホワイト系の色であれば
ウォールナット＆ブラック＆グレー色
のコーディネートに
ナチュラル色床のみでバランスが
良かったのですが、
ナチュラル色の扉が6枚あったので
ちょっと目立ったように思います。
ブログのタイトルにも書かせて
頂きましたが、
内装に合わせてインテリアを選ぶのか？
インテリアに合わせて内装を選ぶのか？
によって最終到達地点の景色は
変わります。
今回のコーディネートは
もっと内装に合わせてインテリアを
しっかり提案しなければならなかったと
反省しております。
一般的に「家づくり」に置いて
内装を選ぶタイミングは
家具・インテリアを決める前となります
その場合、注意して頂きたいのが
インテリアのイメージを具体的に
しているかどうか？です。
インテリアのイメージを具体的に
考えていないと・・・
キッチンの中でいい色
フローリングの中でいい色
を選び
建具の色はフローリングに合わせる
といった感じになります。
ましてやカウンターの色や
腰壁の上につく笠木の色や
畳コーナーの縁まわりの色や
和室との境界にあたる鴨居の
木の色など
詳細まで気が回らず
お任せとなってしまう場合も
少なくありません。
しかしながら
インテリアから内装を選ぶという
考え方があれば
お部屋が出来上がってから
なんだかチグハグだという事は
起こりにくくなります。
家具・インテリアのイメージに
合わせてドアやカウンターの色を
決め、
アクセントクロスやエコカラットを
決めることで
内装選びからインテリア選びまで
筋が通ったコーディネートとなる
のです。
このことはファッションに例えると
インナーの服の色と
アウターの服の色をどのように
あわせるか？
キッチンの色とカウンターの色が
合っているか？
上半身の服の色と
下半身の服の色が
あっているか？
カウンターの色と造作家具の色が
合っているか？
さらには選んだ洋服と
バッグや靴があっているか？
選んだ内装に
家具・インテリアのイメージが
合うのか？色が合うのか？
というように
色決め・素材決めは
家づくりに置いて
とても重要なファクターなのです
一期一会のせっかくの
コーディネート機会を
活かしきれなかったことは
反省し、次に生かしたいと
思いました。
あえて失敗例を
乗せることで、現在家づくりを
されている方への
「気づき」につながればと思います。
参考にしてください。
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