あけましておめでとうございます。m(_ _)m
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
賀正
最近では実に様々な家具が
お店の店頭やインターネットなどでで販売されております。
例えば、テイスト別のスタイルですと、和家具、洋家具、モダン、クラシック、
シンプル、カントリー、アンティーク、アジアン、などなど、
たくさんのデザインがあり又カラーも、たくさんの色の商品がございます。
しかし、お店でその品物を見てすごく気に入ってしまっても実際にお部屋に
入れてみたら他の家具やお部屋の雰囲気に全然合わなかった~、などよくあります。
新しくお部屋を一から作り上げていきます場合にはその気に入った品物から
お部屋をコーディネートして仕上げていく場合もございますが
通常は自分が理想として造っていきたいと思うスタイルのお部屋に
カラーも含めその商品がお部屋に合うかどうかをよく考えてからお選び下さい。
例えば家具家さんに行った時など、素敵な商品があり、パッと見て商品を
気に入ってしまう場合が多々ございます。
でも家具は一度、ご購入されてから長い間一緒に暮らす道具です。
ご購入される前に幾つかの注意点を下記に記載致しますので
ご参考にして下さい。

まずその家具のサイズ。


お部屋の中でその家具のサイズが合うものであるかどうかですが
販売しておりますお店でその商品を見ました場合、一見小さそうに思います方が多いのですが
お店は天井の高さが一般の住宅のお部屋の高さよりも高い事が多く、又、
まわりに大きな家具がたくさんあります場合には、実際より小さく見えてしまいます。
後でお部屋に入れた時、「こんなに大きかったとは・・・。」とならない様に
しっかりと商品のサイズを測って持ち帰り、お部屋の置き場所とよく照らし合わせて下さい。
又、お店に行く前にお部屋のサイズを測り、ノートなどに現在ある家具と共に
書き込んで持っていくのも良いかと思います。
小さなものなら良いですが大きな商品の場合はくれぐれもその場の衝動買いは禁物です。

尚、大きな家具の場合、設置致しますお部屋までその品物が入るかどうかの
搬入経路のご確認もお忘れなく。
ご心配な場合はご購入予定のお店にご相談されては如何でしょうか。
一般に木の材料を使っております場合でも、天然の一枚ものの木をそのままの無垢材で
使っております商品は値段がとても高価になり、又木材には一枚板にした場合
木表(きおもて)と気裏(きうら)で硬さが違う為、反りの問題が必ず出てしまいます。
その為、超高級な座卓やテーブル天板を除き通常は大きな面で家具に使用する場合に
下記のような仕上げで使われます。

*集成材(無垢材)
天然の無垢の材料を縦方向に長く小さな巾でいくつも繋ぎ合わせた材料で
縦方向の繋ぎはフィンガージョイント接合と呼ばれ左右の手の指を交互に
組んだ状態のような組み方です。
細かく継いでいるため、天然の無垢材よりも反りなど暴れが少なく、
テーブル面などの大きな面での使用が可能です。

*巾はぎ無垢材
巾はぎ材とは上記の集成材より巾のあります(5センチ以上などの)木材を
縦方向に長く繋ぎ合わせた材料で、集成材よりも高価となります。

*突板材
柾目や板目など、木目の綺麗な木材を薄くスライスしたものを表面に
接着材で貼り付けて仕上げた材料です。
美しい木目を均一に仕上げる事が可能で、無垢材に比べ、コスト的にも安く
反りの問題も少なく、重さも軽く出来る為、使用の用途が広がります。

*MDF材・パーティクル材
最近廉価な商品に使われております材料でMDF材は中質繊維板で
木材の細かなチップ材の繊維状態にしたものを接着剤で固めて木材のようにしたものです。
パーティクル材とはMDF材よりももう少し小片(パーティクル)を合成樹脂接着剤で
熱圧成形してできた材料です。

その他の仕上げで本当の木は使っていないものに、UVシートや木目化粧紙などもあります。


私たち家具店の専門の配送員がお届けにお伺いして設置します場合はよいのですが
通常一般の方が、お部屋移動などされまして設置します場合に気をつけて頂きたい事が
置き場所の床の水平を見ていただきたいと思います。
新築の出来立ての床などはほぼ水平は取れておりよいとは思いますが、
通常、壁面に家具を置きました場合に少し前かがみになります場合も意外と多く、
また左右もコンマ数ミリ~ミリ単位で狂っております場合などもございます。
その場合、例えば洋服タンスなどは構造上でまわりを天板、帆立(側板)、底板、裏板と
組んでおりますが中が空洞の状態となっており、家具はそれ自体に重量があります為
設置しました場合に、床がほんの少し水平が取れてないだけで、
いわゆる家具の本体が歪んだ状態となってしまいます。
歪んだ状態でもお使え頂けない事はないのですが、長い事その状態で使用されますと
商品の本体にはもちろん良いことはございません。
又、桐タンスの扉の様に、扉を閉めますと本体に隙間なくピッタリと扉が格納されます
商品の場合、水平が取れておりませんと開けずらい上にそのまま使っておりますと
扉と本体が擦れて削れてしまうなどの問題もございますので
設置します場合は水平をよく見て、家具の下にベニヤ板や新聞紙等を折ったものを敷き
左右と、前後の水平を取るようにして下さい。
水平器などの器具がない場合は、前後は家具の後ろの壁面と家具の裏面との隙間が
上部と下部が平行であるか。
左右は両開きの扉の場合、右側と左側の扉の高さが同じであるかなどで解りますが
扉などがついていない場合は置いた時にガタツキがないかなどをチェックしてみて下さい。