ゴスロリ少女と黒兎―命の重さ― | オリキャラ愛のナモさん

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2022/07/22更新
オリキャラ愛の創作クラスタ、ナモさんです!
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ナモ創作:オリキャライラスト、オリキャラぬい、ドール、ストーリー、マンガなどなど…オリキャラに逢う為なら色んな事に挑戦します( °_° )g

カオリ「はぁ…またやっちゃったよ…」

つい私の様な人になって欲しくなくて 重い事言っちゃう…今日なんかは余計に…

誕生日のプレゼントに…とか あの時の自分を思い出して…

それに…理解のあるお父さん…
私も小さい頃 あんな髪飾り欲しかったな…いつも決まっておカッパにされてたな…

…って…もしかして私…あの子が羨ましかったからあんな事言っちゃったのかな…

だとしたら情けない…まだまだ幼いな…私…


(いつもの河川敷で反省…)

???「やぁ」

カオリ(!!)

???「また会ったね。」

―えっ!?なんだろう?この感じ前にも…―

一瞬のデジャブ…

カオリ「あっ!あの時の、ペットショップのお客さん!」

(えっ?でもなんで私だって分かったの?髪の毛もウィッグ着けてるし、メイクもしてるし…)

???「後悔してるの?あの子に言った事。」

(えっ?!もしかしてツグミちゃんに言った事?!)

???「確かに重い言葉だよね…でも命の重さは言葉よりも重い。」

やっぱりツグミちゃんの!
あれ?この人の口調…言っている事…そしてこの場所…

カオリ「あの…あなたはもしかして…」

???「死神…まぁ、正しくは死を司る天使…」

カオリ「アズラエル?!」

???「さすが…よく知ってるねw」
「うん、そうだよ」

アズラエルは僕の天使としての呼び名。
本名はヴァローナ・ゼーレ。



カオリ「ヴァローナ…さん……私っ…あの子に私みたいな人間になって欲しくなくて…つい…」

ヴァローナ「後悔してるんだね?」

カオリ「はい…。」

ヴァローナ「僕…前に言ったよね?何が正しいとか正しくないとか…そういう事じゃない。」

「自分が間違ってると思う?それとも正しいと?」

カオリ「分からない…」

(ただ…小さい頃から命の重さを知っておいて欲しいと思う…)

そう心の中で強く思った…
ふと顔をあげると そこにはもうヴァローナさんはいなかった…


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