●4K録画PCの潰えた夢

●4K録画PCの潰えた夢
4Kテレビは40V型以上の大型しかない。しかし、4KディスプレイならノートPCまで含めると15～32インチぐらいまで様々ある。4Kチューナー内蔵の録画PCが出れば、大型4Kテレビの呪縛が解かれて都合がいい。

が、録画PCの復活は無いだろう。思えば、録画PCブームはごく短い期間だった。2000年代初頭、タワー型VAIO S（後にVAIO R）が出て、NEC、富士通、東芝も追従した。当時は、シャープや日立の録画PCもあった。SONYのGigaPocketとNECのSmartVisionが画質や機能を競った。ノートPCにTVチューナーが載るに至って、録画PCは一つのジャンルとして確立された。

ところが、2000年代後半に入ると地デジの時代に。悪名高きコピーワンスによって編集もメディアへの保存も不可能になった。わがNEC ValueStarは録画ファイルを外付けHDDやDVDに自由にコピーできたものの、他のPCでは再生不能というクソ仕様だった。何枚か保存したが、本体無き後使いみちがなく、昨年のDVD-R大整理の際に処分した。

そして、CPRM対応DVDやBDへの書き出しが可能なモデルが出た。編集も、録画ファイルはそのままで再生場所だけ指定する「プレイリスト編集」が出て、DVDやBD書き込み時にだけ録画をカットできる機種も出てきた。そこまでに実に数年を要した。

我々マニア層は早々に録画PCを見限り、DVDレコーダへ進むか、録画保存などやめるかの二択を迫られた。フリーオが出て、PT1が出てマニアが戻っては来たが、既にテレビは文化の中心から退き、中高年だけが楽しむ時代遅れのメディアになっていた……。

がんじがらめの著作権保護の4Kでは、録画PCが出たとしても初期の地デジPC並に逆戻りだろう。恐らく4K対応のPT4等は出ず、4Kはマニアの興味の対象から外れていく。4KになってもBDだもんなぁ。それどころか、HDDへの録画やBDへの書き込みすら不透明。発想が古すぎる。動画配信より優れている点が1つも見出せない。


●TvRock 2020年問題
TvRockが2019年までしか使えない問題。既に修正案が上がっていた。早速、バイナリエディタで書き換えてみたが、これで動くかどうかはまだ分からない。

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